「ガンバレ」



何かをしようとするヤツを見ると、人はこう言う。
頑張る?
頑張れ?
ガン?
バレ?

ネットで調べると、、、



1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我(が)を張る。「―・って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が―・っているので入れない」



こんなのが出て来る。
あまり良い意味じゃないのも出て来る。





オレも誰かが何かをしようとしていると「頑張れ」と声をかける。
周りの人もオレに「がんばれ!」と声をかけて来る。

頑…を、張る…の?

深く考えると意味がわからなくなる。






先日、トモダチが長い間やっていたバレエのラストステージを迎えると言うので、
ラインでメッセージを送った。
何が良いかと考え、やっぱり「ガンバレ」と送った。



オレもサイン会などでこんな風に声をかけられるのが多いので、
何の気なしに言葉を送った。

でもいったい「ガンバレ」とは何なんだ?




オレならこう思う。

「ガンバレ?オレはいつも頑張ってるし…言われなくても…」

まあ、ひねくれ者の意見だ。
素直にアリガトウと言えない。

まっすぐに育ったヤツなら、こんな風に思わないのだろう。
まっすぐ太陽にむかって、素直に延びたなら…
きっと正面からアリガトウと言うのだろう。

こんなコトを思うのは、たぶんオレが曲がってるからだろうな。



「ガンバレ!」とは、不思議な言葉。
魔法の言葉に近い。




「ガンバレ」と言われ、ヨシッ!と気持ちがさらに高ぶったり…
「ガンバレ」と言われ、重く感じたり…
「ガンバレ」の言葉の中に違う意味を見つけてしまったり…
「ガンバレ」と声をかけられ落ち着く事が出来たり…
「ガンバレ」か…



自分で使う事もあるし、
自分に向けられるときもあるし、
他人が誰かにかける時もあるし…。




こんなのでチカラがUPするとは思えない。
こんなことで良い結果になると思えない。
しかし使ってしまう、この言葉。


「ガンバレ」は不思議な言葉。
「ガンバレ」は魔法の言葉。
「ガンバレ」は都合のいい言葉。
「ガンバレ」は皮肉な言葉。
「ガンバレ」は大きな愛の言葉。



今日はこんな言葉が頭から沸き出して来た。

オレはどうでも良い相手にもこの言葉を使う。
オレは大切な人にもこの言葉を使う。



だから、「ガンバレ」は不思議な言葉。



きっとどんな人も、
どんな状況の人にも、
最大公約数として使えるのかな。



まあ、たいした意味はないのだが…
ここ数日間、アタマの中にぐるぐるとこの言葉が回っていたので書いてみた。

色んな場面で使える便利な言葉。
色んな人に使える便利な言葉。
例え全然そんな風に思ってなくても使える言葉。
本気でそう思っていても使う言葉。





でもオレはこれからも、
大切な人には心を込めてこう言うと思う。



「ガンバレ!」と…。


























何となく、何となくだ。言葉の羅列ってやつだ。小さな子供が仮面ライダーに向って「ガンバレ~」と言うのと、オッサンがダメな部下に「頑張れ」と言うのは意味が違う。受け取る方も違うものとして受け取る。同じ言葉なのに…ホント不思議だ…と、どうでもいい話がアタマの中を駆け巡っている、

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さて、そろそろ出かけるかな…。みんな「ガンバレ!」…だな。