今日は6月23日
ジツはオレのもうひとつの誕生日…
1988年の6月23日に、このプロレス界で産まれた。
名前を鈴木実という。
産まれた場所は「新日本プロレス」。
産まれた時の体重は、95000gほど。
産まれてすぐに、手が付けられない暴れん坊に育った。
ジツはまだ産まれる前に暴れ過ぎて警察の御厄介になるエピソードを持つ。
睨みつける目付きや物怖じしないコトから「鬼の子」などと周りに言われる。
独立心と野望が強く、一歳の誕生日を迎える前にたくさんの人に迷惑と毒を吐きながら勝手に故郷を離れる。
ひとりで旅をし、新大陸「UWF」に着く。
そこには似たような「鬼の子」がたくさんいて、ぶつかりまくった。
一歳の誕生日をここで迎える。
この頃名前を「実」から「みのる」に改名をする。
一歳と五ヶ月の時、自惚れてピノキオの様に高くなった鼻を「モーリス」という本物の怪物にグシャグシャに折られる。
再生不能になる程グシャグシャに折られたハズなのに、自己再生能力で戻し始める。
でもそれは本当の姿では無く、弱い部分を「隠して」の見せかけの再生であった。
いくつかの戦闘を重ね、三歳の誕生日を迎える前に「鬼の子・長男」とイザコザが起きる。
その後、鬼の子の集団内でぶつかり合う。
新大陸は跡形も無く消えた。
オレを産み出した親である「鬼」とともに金銀財宝が山積みの新大陸に移り住む。
その頃、新たに鼻がグーンと伸びる。
今度はやられた訳では無いのに、「月面ロケット」の様な名前の男に今の自分の弱さを思い知らされる。
この時一緒にいた「神」と呼ばれた男と「鬼」と呼ばれた男に見放される。
このままではいけない…今のままじゃ何も変わらない…と、一大決意をする。
今まで否定と拒否を続けていたキックボクシングの世界に足を踏み入れる。
そこでもう一人の「タイから来た元ムエタイの師」に出会う。
中央高速の高架下。何もない公園。ここで来る日も来る日もケリ続けた。
通い始めて一年が過ぎた頃、新しい武器を手に入れる。
実戦で使って見るとシックリ来たのでその後も使い続けた。
そして今度はオレをこの世に産み出した「鬼」とぶつかる。
最後に交わした言葉は「出て行け!」と「出て行く!」だった。
ヒューと凍る様な風の中に立つ、たった7人の鼻垂れ小僧達…
もう頼れる場所も、頼れる人も無かった…
その後、自分達で新大陸を一から作り…
ただ伸びているだけの鼻も、
見せかけだらけのカラダも、
見栄ばかり張っていた心も、
少しづつ、少しづつ…
ホンモノになって行った。
そして現在。
あの時に「鬼の子」と呼ばれた少年は、
今度は「世界一性格の悪い男」と呼ばれる様になっている。
今日は、オレのもうひとつの誕生日。
26歳になった。
フッ…まだまだ小僧だな…
家に帰って乾杯しよっと!( ̄▽ ̄)
そんな記念日がやって来ても、どんな記念日がやって来ても、いつなんどきも通常営業!…な、
品切れだった新発売の「Pキャップ」と「鈴木軍Tシャツ・ぐるZKG」が追加入荷しました。本日~明日には店頭に並ぶ予定です。みなさまのご来店お待ちしております。