山口県・山口市の武術同好会。
ブラジリアン柔術の 「フレックス柔術山口同好会」
護身術の 「武真塾」
弱小チームですが細々とブラジリアン柔術を続けています。
武真塾は参加者がいれば、不定期・突発的に開催する予定です。
フレックス柔術山口同好会(ホームページ&入会要綱)
http://flex-yamaguti.on.omisenomikata.jp/
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1月12日(日曜) 13~17時: 川尻達也セミナー
日本の総合格闘技のトップファイターの一人、
川尻選手のセミナーとなりました。
この日はスタッフとして参加。私のような総合の素人が、
なんと「受け」の大役を授かりました。
長時間の冷えと戦いながら、
そして、川尻選手の笑顔のプレッシャーの中で、
たどたどしい私の受け(打撃)、
あるいは、強烈なタックルを受け、
体がきしむ事しばしば。
そして、身をもって全てを受ける事で、いかにトップファイター
というものが、合理的で正確な動きをしているのかを
体感する事が出来ました。
力技だと思っていた箇所が、むしろ、力を感じず、
それでいながら、吹っ飛ばされたり、悶絶します。
何が合理的で、何故、抵抗しづらいのか、
それを一番感じたのは、実は私自身でしょう。
そして第三者となって、皆の練習風景を観察する中で、
気づいた事があります。
格闘技経験者、それも中級者以上の方が、
習った傍からこれまでの自己のやり方に固執してしまう点。
基本的な技の場合は今更感があるのかもしれません。
当然知っているでしょう。
高等テクニックを期待している人にとれば・・・考える事は
容易に想像がつきます。
しかし、例えば、タックルの手の位置が違っている事に
疑問を感じないので、 無意味な抵抗を貰っているのが、
むしろ、上級者同士という ・・・皮肉なものですね。
もっとも大事な所を取りこぼしてしまっているのです。
初級者の方が、質問を繰り返して、少しでも正確に
トレースしようとするので、最終的に、たどたどしいながらも、
川尻選手の技術に近い形に仕上がっていきます。
考えさせられる問題でした。
さて、ガブリのエスケープが出てきたのですが・・・
細部は違いますが、山口エスケープマニュアルと
同様のテクニックでした!(驚)
そもそも、ガブリを体力で返すのがまず無理だったので、
元のマニュアル
(これも体力の無さゆえ?我々には躓く箇所があって)
・・・を改良して、独自のマニュアルを作成したものです。
このような方法ならば、最低限の?体力でエスケープも可能なはず。
今までのグラップラーには力技でガブリも逃げられた感が
あったのですが、「合理的な力の使い方」というものを、
プロといえど、否、プロだからこそ、なおさら?
やはり考えているのだなぁと目から鱗が落ちました。
「圧倒的なパワーとスピード」には憧れますが、
同じレベル以上の対戦となるとそう簡単ではなく、
劣っているならばなおの事、「合理的な力」を駆使すべし。
対戦相手は、全て自分より「力」が強い!・・・
という前提で稽古してるので、すべからく、
力の合理的運用にシフトするスタンスです。
馬鹿力は、ここ一番、一瞬だけ!そう思っています。
素晴らしい内容のセミナーでした。
お蔭様で、本当に良い経験が出来ました。
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18時半~21時半:フレックス柔術山口
川尻セミナーの復習
細部を変えての比較実験。
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本日も貴重な経験が出来ました!