1歳6カ月健診で

要観察と言われてから、

2歳児健康相談に行くまでの間は、

自宅でできる工夫や療育はないか、

ネットで検索しまくる日々。


そんなとき、

とびひか何かで受診した

近所のかかりつけの小児科の先生に、


「おかあさん、1歳6カ月健診行った?」


と聞かれ、


「はい。実は自閉症を疑って

 簡単な発達検査をしてもらったんですが、

 まだわからない、2歳児健康相談まで

 要観察と言われて

 私は自閉症だと思っているんですけどね」


と言ったら、


「おかあさん、自閉症のこと知ってるのね。

 大丈夫。

 子どもはね、障害があってもなくても、

 おかあさんひとりで育てるんじゃないの。

 地域で育てるの。

 もし自閉症でも、

 療育を受けられるところもあるしね。

 またお話聞かせてね」


と言ってくれたんです。

なんだかとても救われました。

清々しい❗️


障害の話って、

デリケートなことだし、言ったら失礼かな、

と気を遣って触れなかったり、

あいまいに話したりされがちです。

そうすると、かえって障害のことを

特別視して遠ざけてしまうように思います。


この小児科の先生のように、


・自閉症かもしれないね、

 でも障害を持つ人は、少数派だけど

 存在するよね

・障害だとしても支援(福祉サービス)

 があるから大丈夫

・そもそも子育ては障害の有無に関わらず

 地域みんなでするものだ

・療育という、これからやれることがある


ということを、

明るく、はっきりと、さらりと

伝えてくれるだけで、

障害児子育てのスタートに

光が差す気がします。


↓診断がつく前のすず。

 この頃は感覚過敏やこだわりが

 あまりなく、髪を結んでも大丈夫だった。




「障害のことを語る時は、

 専門家の方こそ、

 明るく、あっけらかんと

 話してほしい。

 そして、具体的に今できること、

 これからできることを示してほしい」



先生や支援者さん向けの講演で

「支援者・専門家に望むことは?」と

質問されたときには、

いつもそうお願いしています。


「気を悪くする親御さんもいるので、

発達障害の可能性があるかもしれません、

違うかもしれませんが…。

と、発達検査を勧めるときに

まさに遠慮がちに話していました。

なるほど、はっきりと発達障害でも

支援があるから大丈夫と

伝えればよかった」

とおっしゃる支援者さんも。


障害をもつ本人も、家族も、

周りの方も、

障害って、

数は少ないけど、持って生まれる人が

昔から一定数いるんだよという、

まぎれもない事実としてとらえて、

お互いが、明るく、オープンに

話せるようになるといいなあと思います。


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竹山美奈子『【カコすず⑨】障害を確信して一番つらかったこと』思い出してもつらいので、【カコすず】シリーズ⑦、⑧の続きが、なかなか書けませんでした😭💦  竹山美奈子『【カコすず⑦】1歳6カ月健診で奈落の底へ』入園式の…リンクameblo.jp