T次長がなにやら、
新しい分野を開拓するんだ!
と鼻息荒く、
自腹で色んな機材を
買ってきました。
その新しい分野とは、
アルマイト!
アルマイトとは、
アルミ材の表面に色をつけて
染めるという、
表面処理の一種。
では、その第一作目となる、
全工程をご覧頂きます。
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まず、染める素材の製作です。
文字を抜いたプレートを重ねて、
サンドブラストをかけます!
浮き出したようになります。
文字の部分は荒めに削れている状態です。
プレートサイズは、
10cm角ほど。
そして、染める染料は、
のパックを使用します。
キチンと通電するようにします。
そして、割りばしに結びつけて、
(電解液は、希硫酸です。)
こんな感じです。
電解液の中に電気を流します。
文字が濃くなってきましたが、
まだ、染料には入れていないので、
色が付着したわけではありません。
あんまり上がり過ぎないように、
保冷剤などで調整します。
文字がよりハッキリしてきました。
そうそう、
この間に、
染料の仕込みをします。
そしたら、
精製水で、
よーくよーく洗います。
(沸騰させてはいけません)
すでに色が乗っています。
紅茶だと、ややゴールドっぽいか?
色が完全に落ちないようにするための、
液体をホーロー鍋に入れ、
ぐつぐつ煮ます。(沸騰させてOK)
アルマイト処理!
最終チェックでプレートに電気が
流れなければパーフェクト!
針が右端マックスまで振れ、
通電状態です。
成功すると、
針は0から全く振れません!
マットなゴールドは、美しい!
文字の部分は、くすんだグレーグリーン!
もちろん裏面も!
アルマイト処理前と処理後の
サンプルを飾ってありますので、
見る機会があれば、
是非どうぞ!
T次長は、言います!
「研究心と好奇心なくして、
新たな技術革新はありえない!」
と。































