第26話 マメな一日 | 鈴鈑工業のブログ

鈴鈑工業のブログ

板金屋さんの一喜一憂

ある朝・・・、


出勤したら豆人間になってた !




鈴鈑工業のブログ-階段

「なんだこりゃ!? どうやって事務所まで

上れって言うんだ?おこりんぼ



「てか、なんで、会社の玄関くぐったら

豆みたいになっちまったんだ?チョイ泣き



「ま、いいか ぶz~Q 一日くらい豆でも。」



こうして、マメな一日が始まった・・・。


ひと山越えるほどの体力を消費した後、


自分の席にたどりついた。




鈴鈑工業のブログ-マウス

「マウス、でかっ!」


「ダブルクリックできるんかい?」



とりあえず、グーでマウスの左上を連打したら、


画面が開いた。



鈴鈑工業のブログ-画面

「これじゃあ、首が疲れる・・・・。」


「600インチぐらいあんじゃねぇのか~ 涙



自分の姿を改めて見ると、


身長10cmほどの豆サイズだと気付く・・・。



「しかたないな、事務作業にならんから、

現場に行くとするか。」



鈴鈑工業のブログ-外は雨

「外は雨かぁ、車道だと車が気付いてくれそうに

ないから、安全のために工場内を通って持ち場に

行こう。」



鈴鈑工業のブログ-屋内

「う~ん、やたらと距離あるなぁ ガーン


「息が切れてきた・・・。」


ズンっ !!


鈴鈑工業のブログ-靴

「おわっ!うひゃあー 危なっ!」



鈴鈑工業のブログ-う&た

「あ、UさんTさん、おはようございます。」



U部長

「あれ?どうしたのそんなに小っちゃくなって?」


T次長

「またブログのネタ作りしてんの?」



「いや、そういうわけじゃないんですけど・・・。」


「出勤したらこうなってしまって・・・。」



U部長

「そう、ホドホドにね。」



「いや、ホドホドって・・・。」



二人は行ってしまった・・・・・・。



「好きで豆ってるわけじゃないんだけどなぁ」


ゴンっ !!



鈴鈑工業のブログ-落下

「うおっ!今度はなんだ!がーん



鈴鈑工業のブログ-ナット

「なんだぁ~ ナットかぁ~ にこ


「『ナットかぁ~』、じゃねぇよ、オイ!スカル


「当たってたら、ヤバかったって!ががん



危険だらけな、豆サイズ・・・・。


ナットで終止符はイヤ過ぎる・・・。


昼までおとなしくすることにする。



(そして、昼休み)



「メシ♪メシ♪メシ♪たらこ



鈴鈑工業のブログ-昼飯

「そうだよな・・・。昼飯も闘いだよな・・・。」


「鍋にするんじゃなかった・・・。」


「落ちたら俺が『具』になっちまう・・・。」



緊張して食ったら、トイレに行きたくなる。



鈴鈑工業のブログ-トイレ

「・・・激流に用を足す気分だ・・・。㊦㊦( ̄^ ̄


「落ちたらアウトだ・・・。」



半日で、1年分の体力を使った気分。


一服する。



鈴鈑工業のブログ-タバコ

「お得感はあるが、電柱燃やしてるみたいだ。ムムム


「午後には間違いなく、ニコチン中毒だな。」




「そうそう、ヤニにはコーシーだ!ぶー


鈴鈑工業のブログ-boss1

「むむむむむ・・・。想像通りだ・・・。」


「賞味期限中に飲みきれないな。」



ここまでの出来事を振り返った。


なんでこんな目に遭うのか納得できずに、


イライラしてきた。むっムカムカ



鈴鈑工業のブログ-bossにパンチ

「ちっきしょー!」


ガン!



鈴鈑工業のブログ-bossへこむ

「あ、ヘコんだ・・・。あんぐり汗


「物に当たるのはやめよう・・・・。」



結局、一日豆のまま・・・。




鈴鈑工業のブログ-アルゴン

「こんなアングルから見れる景色も

珍しいから、いいかなぁ、豆も。」


「明日は、元に戻ってるかなぁ。」



鈴鈑工業のブログ-カレンダー

「カレンダーの上がかすんで見えん・・・。」




そんなこんなで、一日が過ぎ、


無事に帰宅の時間になった。



鈴鈑工業のブログ-階段下り

「いや・・・無事かどうかは、

この階段を下り切ったときに決まる・・・。」





【豆体験の感想】


「普通って、実はすばらしいものなんだなぁ」



- 終わり -




※この物語は、当然フィクションです。