出産した友人の無邪気な発言と思いやりと想像力 | 36歳から再開した不妊治療の記録

36歳から再開した不妊治療の記録

妻、30代後半。夫、40代前半。結婚11年目夫婦の不妊治療のお話です。
2019年にKLCで採卵8回するも胚盤胞にも育たずいったん休憩。2021年、杉山産婦人科にて不妊治療(体外受精)再開しました。

不妊治療をしていると、悪気のない他人のひと言に傷ついてしまうことがある。自分の精神状態が不安定なときとか、とくに。たぶん、大なり小なりみんな経験があるんじゃないかなと思う。


そして、そんな話を聞いていつも思うのは、もう少し想像力があったら・・・ということ。それは、私の場合も例外ではなかった。


私の友人は40歳目前にKLCで不妊治療を始めて2回の採卵、1回目の移植で無事に妊娠、出産👏互いに不妊治療の話もしていたし、元気な赤ちゃんが生まれて心からよかったなと思ったおねがい


生まれてしばらく経ち、落ち着いた頃にお祝いを持って友人宅へ訪れたときのこと。一緒に行ったもうひとりの友人が子持ち&妊婦だったこともあり、話題は出産時の話に。かなり難産だったようで、時間がすごくかかってとてもつらかったと話していて、想像つかないけど大変だったんだろうなと、うんうんと聞くそして言われたのがこちら。


「本っ当つらかったよー。もうね、採卵のときの痛みとか、全っっ然比べものにならないよ!」


んん?どうした?比べなくてよくない???

というか不妊治療してうまくいってないの知ってるよね????

と、頭の中は?のオンパレードびっくり


もともと素直で性格のいい友人なので、おそらくただの感想だったのだろう。そして、想像つかないくらい本当に大変な痛みだったんだろな。考えるだけでも怖いし、おつかれさまって心底思う。ただ、そこまでわかっていても、私には堪えるひと言だった。


10回以上採卵してもできたのは1回の化学流産。たくさん卵胞を育てた周期は妊娠してないのにお腹パンパンで苦しくて、たくさん針刺されてそれでも胚盤胞まで育つかわからなくて。妊娠して健康な赤ちゃんを産みたいって思ってたからもう10年。そんないろんなことがあふれてきそうになる。


でも、こういう気持ちだって、私個人の事情だから、やっぱり比べることではない。立場がちがうからこそ、思いやりと想像力が必要なんじゃないかなとひしひしと感じた日だった。


一方で、育児中や妊活中、婚活中とバラバラなのに同期はいつも心地がいい。それは、お互いの状況や気持ちを想像して、思いやりをもって話せるから。かと言って気を遣いすぎるわけではないところがいい。みんながこうだったら、傷つくことも傷つけることもないのになぁと思うキョロキョロ


不妊治療をしている人みんなが、せめて心が落ち着いた状態で穏やかに過ごせるといいな。


そして治療のほうは、さあ採卵周期だ!と思ったらD3でhcg7.7。下がりきっていない(というか前回診察より数値上がっていて、おそらく一回上がって下がってきたところではないかとのこと)ため、今周期は見送りにガーン念のためまたhcg値確認のために病院には行くけれど、お休み期間となった。もう、好きなもの食べて飲んで、やりたいことやって、のんびり過ごしちゃおうニヤリ