■2024年4月20日(土)返礼品が届きました

 

 

 

#地球の宝を守れ

 

息子が幼い頃、大変お世話になった国立科学博物館(1877年創立の自然史・科学技術史に関する総合科学博物館)。

恐竜の骨や化石、縄文人、弥生人、ニホンオオカミなど、大人でも楽しんで回れる。

 

そんな組織が8月7日、CF開始にあたって、X(旧ツイッター)に、以下の投稿をした。

かはく史上最大の挑戦開始

貴重なコレクションを未来へつなぐため、かはく史上最高額となる【目標金額1億円】のクラウドファンディングへ挑戦 地球から与えられた「宝物」を守り抜くー。 そのためにどうか皆様の力を貸してください。

 

国立科学博物館の2023年度予算の収入約35億円(8割は政府が出資)あるが、光熱費の高騰、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入場料収入の減少などによって財政が逼迫し、今回の呼びかけにつながったらしい。

 

その呼びかけに応じ、恩返しに早速ファンディングした。

2023年8月7日8:00に公開し、11月5日には9億円を突破。

 

総支援額:916,025,000円 国内クラウドファンディング史上最高額

総支援者数:56,584人 

 

科博の貴重な資料(地球の宝)を守らなければいけないと、奮い立った人々がこれだけいるということ。

一人一人の力は小さいけれど、5万人強の規模の人々が集まれば9億以上のファンドが集まるということ。

 

しかし、CFに頼る方式は不安定だと思う。

 

科博は、2001年に政府の行財政改革の一環で、文部科学省所管の独立行政法人化されたとあり、特殊法人と異なる点は、資金調達に国の保証が得られないこと(民間企業と同じ)、法人所得税や固定資産税など公租公課の納税義務が生じることなどであるらしい(全ての独立行政法人が納税しているわけでもないらしい)。

 

資料の管理、収蔵など、それこそ国の宝を守ることは、科博の本来の業務であり、国が予算をつけるべきものだと思う。

価値のあるものには、予算をつけるべきだと思う。

 

文部科学省の科学技術学術政策研究所が8月に発表した調査結果によると、注目度が高く引用数が多い「トップ10%論文」数の国際ランキングで、日本はイランに追い抜かれ、前回の12位から過去最低の13位に後退したとある。

論文数は世界5位維持するも最注目論文数は過去最低の12位に 科学技術指標23年版 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」 (jst.go.jp)

 

資源に乏しい我が国は、教育、特に自然科学部門に力を入れて「科学技術立国」の実現を目指してきたお陰で、ノーベル賞受賞者を輩出してきたが、この先も日本は研究の質を保ち、ノーベル賞級の研究者を輩出することができるのだろうか。

 

日本の未来を憂いてしまう。