2025 6/28.29 夏季大会 | 滋賀大学ヨット部のブログ

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滋賀県彦根市にある滋賀大学彦根キャンパスをベースに活動している、体育会所属の部活動です。ヨット部の活動について現役部員が紹介します!

こんにちは。4回生で470スキッパーをしています。岡本春菜です。6月28日、29日に行われた夏季大会についてご報告いたします。

【夏季大会1日目(6/28)】
この日は南西から西の風向で2~4m/sの予報でしたが、実際には北北西の330°が安定して入り、風速は予報通りでセミトラに出るようなコンディションでした。
1R目は羽咋特有の上げ潮の影響もあり、どの大学もスタートで苦戦し、3度のゼネリコが上がった末に黒色旗が掲揚されました。自艇はゼネリコを警戒しすぎて2線からのスタートとなり、その時点でやや出遅れてしまいました。風速は3m/sほどで、スタート前から右海面にブローが下りてくる印象がありました。左振れが継続的に入っていたため、右海面でポートロングを選択するコースを引き、31艇中19位でフィニッシュいたしました。
2R目も1R目とコンディションはほぼ変わらなかったため、同様の海面選択で走行いたしました。クルーの海面判断とスキッパーの風の振れの感覚がかみ合い、1上を9位で回航することができました。この瞬間は、470チーム全体で目標としていた"1上シングル回航"を達成できた場面であり、私自身とても嬉しく思いました。その後は、リーチングとランニングで技術不足が露呈し、最終的には13位フィニッシュとなりました。
3R・4Rでは、前半と比べ風が落ちてチャーリーマークが置かれ、短距離の上下で2上2下を回航するようなレースとなりました。各艇とも風と潮に翻弄されつつも、それぞれ集中して走行いたしました。

【2日目(6/29)】
この日は風速2~3m/sと前日よりも微風の中、午前は東、午後には西寄りの風が入ると予報されていました。実際には北北西~北(310°~0°)の風が継続して入り、1日目と似たようなコンディションとなりました。
5R・6Rでは、1日目と同様に右海面にブローが入りやすく、左振れが印象的でした。どの大学もスタートに慎重だったため、ゼネリコは上がらず、比較的安定した展開となりました。
7R目はスナイプのスタート前に大きく右に振れたため、470はノーレースとなりました。
後半のレースからはマークに対してイーブン寄りに風が入っていたため左海面に伸ばす艇も多くあらわれるようになりました。
8R目では風速が4~5m/sに上がり、波が立つコンディションとなりました。どの艇も波の処理に苦戦しつつも、大きなトラブルなく走り切ることができました。そしてこのレースでは、3回生の細川が1上を6位で回航し、大きな成長を見せてくれました。よくやってくれました!

【総括】
この2日間を通して、個人としてもチームとしても成長を実感できたレースとなりました。目標だった"1上シングル回航"を達成できたことは、大きな自信につながりました。一方で課題としては、1下での戦略不足や、全体的な技術向上の必要性が挙げられます。特に"1上順位を1下以降も維持すること"が今後の大きなテーマであると感じております。
今週末には個人戦が控えており、夏季大会で得た反省点を活かして、部員一同さらに成長できるよう取り組んでまいります。私自身も、団体戦まで全力で駆け抜けてまいります。

最後に、大会に足を運んでくださった監督の中野様、運営に来てくださった72代の池田様・石崎様、本当にありがとうございました。
まだまだ暑い日が続きますが、OB・OGの皆さまも体調にはくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。