いま春がきて君は | 数秘術家 阿部としみのブログ★ 数秘サロンTSUKIYOMI(ツキヨミ)

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数秘術家 阿部としみの日々の気づきと数秘術で読み解く毎日のメッセージを綴っています。


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今日タンスからトレンチコートを出して、

ウールのコートに暇を出した。

 

あたたかな陽射しで

うとうとしていた電車の中が

急にさんざめいたので目を開けると、

 

紺色の制服の胸に

ピンクの小花のコサージュをつけた

3人の女の子がそれぞれ手に

かわいらしい花束を持って

乗り込んできた。

 

 

ああそうか

卒業式の時期だ。

 

 

 

まぶしいほどの若さ。

 

解放感あふれるくったくのない笑顔。

 

つい先ほどまでは女子高生だったのだ。

 

 

今日からあと半月ほどは

どこにも所属しないポケットの住人。

 

 

 

 

彼女たちの向こうに

洋々とした未来図がふと浮かぶ。

 

 

今日までは学校という

共通の場所で

さほど大きな差もない毎日を

送っていたけれど

いまからはその歩みは

木々の枝のように多方向に分かれていく。

 

 

きっと何年もたってから

そのことに想いを馳せることだろう。

 

 

 

私は遠いあの日を追体験する。

 

2両編成のローカル線の汽車を

ひとりで待っていたあの日。

 

理由は忘却のかなただが

なぜか友達はみな先に帰り

私ひとりだった。

 

 

もうおそらくこの汽車に

乗ることもほぼないであろう。

 

言いようのないさみしさと

これから大学のある知らない街へ

ひとりで旅立つことへの

不安の混じった期待感と。

 

 

あの日から

何十年もたってしまった。

 

 

私はいまでもときおり

記憶の中に住む

ひとりで駅のホームに佇んでいる

あの日の私に会いに行くのだ。

 

 

いまの私は

あのとき望んだ未来に

住んではいない。

 

 

でもあのとき思い描いた以上の

複雑で喜怒哀楽に満ちた

面白い日々を送っているよ。

 

 

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