歴史の本のこと。 | 机の上のちいさな箱

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素朴な日々の暮らし。





先日(けっこう前)新刊コーナーで
見つけた 馳星周さんの本。

藤原仲麻呂が主人公の
「北辰の門」中央公論新社

藤原仲麻呂と言えば
孝謙・称徳天皇と道鏡との争い
恵美押勝の乱です。恵美押勝=藤原仲麻呂


調べてみるとシリーズのようで
前作と前々作も探して
図書館で借りて読みました。

シリーズは以下の通り()は主人公
① 比ぶ者なき(藤原不比等)
② 四神の旗(藤原4兄弟)
③ 北辰の門(藤原仲麻呂)



藤原不比等の誠実さや
その子どもたち4兄弟のそれぞれの性格
仲麻呂の傲慢さ強引さ…
それぞれ おもしろかったです。

シリーズの次の作品があるなら
次の世代で藤原冬嗣・良房あたりを
読みたいな と思いました。




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【最近図書館から借りて読んだ本】


朝日新書 昨年11月の新刊です。
発売時から気になっていました。

「藤原氏の1300年」京谷一樹 朝日新書


大化の改新の中臣鎌足から
昭和の内閣総理大臣・近衛文麿までの
藤原氏90人を取り上げ、
日本史をさらっていく一冊です。

おもしろかったです。*
 

そしてやはり 私は…
大河ドラマ平清盛より後の歴史が
本当に、弱い です。
歴史も人物もわからないことが多すぎる…


*

今、倉本一宏さんの本にはまっているのか
「紫式部と藤原道長」「藤原道長の権力と欲望」
に引き続き 色々と読んでいます。
 倉本一宏さんは光る君への時代考証されてる方です

「藤原氏」中公新書




「皇子たちの悲劇」角川選書



どちらもとてもよかった!

藤原氏についてこんなに深く考えたり
歴史を追ったのは初めてだったので
おもしろかったです。
更に興味がわきました。*


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私の中で古代史の物語のことを考える時
たくさんの作品が浮かびますが、
その中で一番の要、原点と言えるのが
里中満智子さんの漫画です。

里中満智子さんの作品は歴史物以外も
あすなろ坂とかあした輝くとかアトンの娘とか
アリエスの乙女たちとか…書ききれない 
たくさん好きな作品があります。
 

日本の古代史が舞台のものは
「天上の虹」「長屋王残照記」
「女帝の手記」。
この三作のおかげで
大化の改新〜恵美押勝の乱までの
系図がしっかり頭に入りました(^^)
 大化の改新以前は池田理代子さんの「聖徳太子」がおもしろい


歴史を知るためには
系図・相関図を掴むことが
重要なのかな と思います。
そして、人物や流れを掴むためには
 ”その時の 人の感情” を知ることが
大切なのかな と思います。

それは 歴史は 人の思い で
動いていくものだからです。

なので 歴史小説を読み、
登場人物の気持ちを知ることは
歴史を学ぶことの
ちょっとした近道なのかな と思います。



これからもたくさん読んで
たくさん知っていきたいです。*



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図書館が長めのお休みに入るので
まとめて借りてきました(^o^)


*



今日も読んでくださり
ありがとうございました。


連休ですね。*
楽しい時間になりますように *




いつも ありがとうございます*



如奈。