おしらせ
パピークラス:3月3日(日)14:00~15:00
3月8日(金)14:00~15:00
獣医師とドックトレーナーによるパピークラスです
ワクチン接種済みの生後4カ月から1歳の子犬(1歳以上の子もお気軽にご相談ください)
みなさまは今年のバレンタインはいかがでしたか?
実はバレンタイン前後は、ワンちゃんのチョコの誤食が流行る時期です
(ちなみにクリスマスはチキンの骨の誤食が多いです)
家庭でもテーブルにチョコが上がりがちなので、ワンちゃんの届きづらい場所に保管するようにしましょう。
①犬にチョコレートは危険!
チョコレートの中のテオブロミンやカフェインといった成分が入っていますが、犬は人間よりテオブロミン・カフェインの分解や排出能力が低い為、嘔吐や下痢で体外に出そうとします。
大量に摂取してしまうと、神経や心臓に作用し、不整脈やけいれん、呼吸困難などの中毒症状を起こして、最悪は死に至ることもあります。
実はお茶の葉やコーヒーに含まれるカフェインやテオフィリンも同様な中毒を起こす可能性があります。
②カカオ濃度は重要!
チョコレートも、カカオ成分の少ないあまーいホワイトチョコから、カカオ成分の高い集中系チョコなど、濃度は様々です。
必ず表示がついている包装紙や箱、袋を捨てず、病院への連絡時に教えて下さると助かります。
また、来院されるときには箱や袋を必ずご持参ください。
③チョコを食べてしまったら
とにかくすぐに病院にご連絡、ご来院ください。
早ければ胃に入っているチョコレートを催吐処置で少しでも取り出すことが可能です、できるかぎり早めに来院ください。
④どんな治療を行うの?
効果的な解毒薬や拮抗薬などの治療薬がないため、支持療法を行います。
催吐処置
活性炭の投与
静脈輸液(点滴)
症状に合わせて、抗てんかん薬や抗不整脈薬などの投与
などを状況に合わせて行います。
犬が苦手な成分は、チョコレートだけでなくたまねぎやぶどう、解熱鎮痛剤など
生活の中にいろいろあります。
是非一度お家の中で誤食の危険がないか
ご家族でチェックする機会をつくってみてくださいね!
浦安中央動物病院