坂東玉三郎の美意識 | 素敵なあなたに~サロン

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   五代目坂東玉三郎、歌舞伎界きっての女形の頂点にたつ玉三郎
  その昔から際立った天性の美しさは日本だけではなく、海外でも
  絶賛され続けていた存在であることは知っていたが、いいえ実は
  本当の意味で知らなかったが正解である。ふとしたことから目に
  した玉三郎の舞台での舞い姿がYou Tubeでたくさん見つかった。

  玉三郎の人間離れをしたその美しいしなやかな舞い姿の数々に   
  衝撃を受け、舞台での姿、素顔のインタビューの数々、襲名から
  51年が経った現在までの様子を捉えた映像を観る日々が続く。

  幼いころ歌舞伎界の梨園とは違う普通の家庭から飛び込み、これ
  まで歩んできた歌舞伎人生を運命であったと答えていました。
  64歳になられた玉三郎、女形は自分が男でありながら女を演じ
  るその美意識について自分の心の中を静かに分析し、言葉にして
  表現する彼独特の世界を知るようになりました。美の追求の人生
  は、日々の絶え間ない努力の積み重ねであると告白している。
  華やかな世界でありながらも玉三郎は世の中に反応することより
  常に自分の内なるもの、その感覚と対話をしてきたのでしょう。
  そんな心の中を静かに表現する時の顔は、曇りいってんもない
  晴れやかなそしていつでもその謙虚さはずっと同じである。

           
         
           
 

     名門の御曹司ではなく、自らの努力と天性備わる素質、魅力
    その天から与えられたもの玉三郎の強運は、歌舞伎界での
    相手役に当時の市川海老蔵、片岡孝夫という名コンビ、若く
    美しい歌舞伎役者たちの登場に日本伝統の歌舞伎界が息を
    吹き返すことになりました。玉三郎はその後、様々なジャンル
    の美に挑戦、中国の昆劇の「楊貴妃」映画、演劇、そして
    あの日本太鼓で世界中に名が響き渡る「鼓童」の演出。

    ヨーロッパの中でも際立って文化、芸術に対する意識の高い
    国がフランス。パリ公演を幾度も成功をおさめた玉三郎は
    フランスの芸術文化勲章の最高位であるコマンドゥールを授与
    日本においても「人間国宝」となる。
       
 
                     
    
    品格のある全体の動き、手のしなやかな所作、女を見事に
    演じるその完成された美意識。その一つひとつに魂を感じる
    のは、何故なのか? 玉三郎は「美」と同時に「死」が
    意識にあるとも言っているインタビューを観た。
    私はとりわけ男、女関係なく美を感じさせてくれる人間が
    好きですし、そしてもう一つはいつ死んでもいいと思う
    生き方をしている人が好きなのです。玉三郎はこの両方
    をバランス良くもち、その美意識を絶賛され世界的にも
    評価を得た現在でも、その謙虚な生き様は更に日本が持つ
    独自の美の世界を表現し続け、きっと西洋のものまねばかり
    できた日本が、日本の命を復活させるほどの影響力を与え
    る事の出来る人だと思えてなりません。

    今、玉三郎の美の世界に魅了され続けている私です。