75.5kmを走り、８時間24分が経過
土曜日16時にスタートし、時刻は翌日曜日の０時24分
この頃から腹痛が本格的にキツくなり、沢山あるコンビニに全部というほど寄りながら
小江戸大江戸の地獄を思い出しながら、18.8km先の無人のチェックポイントを目指しました
幸い、小江戸大江戸で一番腹痛が大変だった都心エリアと違い、コンビニではお手洗いの拝借を断られることはなかったのでそれだけは救いでした
CP④ 94.3km 
10時間41分(２時40分)
滞在時間
９分
到着すると、しゅじにゃん(今大会２位)が居た
『あれ早いじゃ〜ん
』
せっかくの再会でしたが、そのまますぐ行ってしまい、またひとりぼっち
軽くストレッチをして、1kmちょっと先のお手洗いを求めてとぼとぼと再出発
目的のお手洗いに到着すると、しゅじにゃんが水道で水浴びしていた
『あれぇ♡見られちゃった〜(*/∇＼*))))))』
まだまだ元気そう
お手洗いに入って出ると、もうその姿は見えなくなっていた
しばらく進んだところで、100km到達
と言ってもまだあと150kmあるからちっとも嬉しくなかったけどね
次のチェックポイントまであと７kmほど
もう頭の中、お腹痛いのとお手洗い行きたいのでいっぱい
喉乾いたけど痛くなるから飲めない、お腹すいたけど痛くなるから食べれない
やだコレもう絶望〜｡･ﾟﾟ ‘゜(*/□＼*) ‘゜ﾟﾟ･｡
そしてもう少しで次のチェックポイントというところで、チェックポイントから戻って来たしゅじにゃんとスライドした
『もうキツい・・・涙』
『うん、そうだよね、キツいよね』
CP⑤ 107.7km 12時間31分(４時31分)
滞在時間７分
このチェックポイント、昨年は到着時もう明るくなり始めていた記憶があるのだけど、今回はまだ真っ暗なうちに着くことが出来た
エイドにはボラ参加の知り合いもいて、弱りきった気持ちが癒され涙が溢れる
喉が渇いたけど、お腹ｺﾞﾛｺﾞﾛが恐いからどうしようかと迷っていると、テーブルにポットがある事に気が付いた
・・・そっか.｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)’･*:.｡.
自分のふにゃふにゃボトルに半分までスポーツドリンクを入れてもらい、そこにお湯を足してもらった
一口飲んでみると、温かい水分が身体の中をあたためながら通っていくのが分かった
これなら飲める
気持ちも少し落ち着いて、14km先の中間地点『まねきの湯♨️』に向けて走り出す
・・・やっぱり痛い
少しずつ、夜が明けていく
きつい、きつい、きつい
数キロ先の迂回路では早朝だというのに、男性がひとり私設エイドを出してくれていた
お腹が心配だったけど、こんなに有難い事はないと思い、感謝で目をにじませながらコーラを頂いた
食べれていなかったのでチョコレートを貰い、お礼を言って出発
ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｰｯ
やっぱ冷たいの、ダメだった( ´△｀)ｲﾀｲｰ
幸い、コンビニは数百メートルごとにあったので、コンビニをはしごしながらまねきの湯へと足を進めた
もう無理かなぁ・・・
まだ半分にも満たないのに、この状況、この体調
まねきの湯には、スタート時に預けた荷物が全て運ばれている
後泊のホテルもすぐ近くにある
やめるなら、ここしかない
そんな事を考えながら進んでいると
連絡が来た
昨年はまねきの湯♨️でお風呂入って頭洗って顔洗って、フェイスパックしながらドライヤーしてメイクして
ってやってたら１時間40分も滞在した上に１秒も寝る時間なく出て行っちゃったから
今年はシャワーと水風呂だけにして１時間程度で出るつもりでしたが
やはり体を温めないとこの胃腸痛は治りそうにない、髪が濡れているのも身体を冷やす原因かもしれないから頭も洗おう
そしてまねきの湯♨️に到着
CP⑥ 121.7km 14時間38分 (６時38分)
到着すると、ちょうど氏が出発するところで、少し待っていてくれたようでした
『どうするの？』
『・・・続けますよ。コレをしに来たんですから、この辛いのをしにきたんですから』
泣きながらそう答えた
辛いのに、やめたいのに、続ける選択をしてしまう自分
どうしてこんなにキツいのに、続けようとするのだろう
辛すぎて涙が止まらなかった
だけど、同じ250kmに挑戦している『仲間』が、これから先に向かおうとしている
その姿を前に、やめるなんて言葉を口から出す事はできなかった
だから涙を拭って、元気に見送りました
スタートから14時間38分 121.7km
残りあと128.3km
ﾂﾂﾞｷﾏｰｽ