今日は、ケルティック・ウーマンYou Raise Me Up を、和訳してみました。音譜

 

荒川静香さんが、トリノで金メダル獲ったときに、エキシビションで使われて、すごく人気が出た曲ですね。。

 

実は、先生の前の、ドイツ人の更に前の、片想いだった学生時代の友人が、結婚してしまった際に、お別れに送った歌。

 

その時代は、本当に、彼に励まされて、当時の私が存在し得たと、思っていたので・・・。

しかし、昔から、まったく懲りない女だなぁ・・・。と我ながら思う。。

 

久々に、Amazonからダウンロードした楽曲のライブラリを整理していたら、見つかった。PCを変えたから、すっかり忘れていた。

 

あの頃より、だいぶ、私の感性や英語センスが成長したので、当時の解釈とちょっと違うけど、せっかくなので、和訳しておきます。

 

この相手は、神様って説とか、愛する人っていう説とか、色々あるけれど、私は、死んでしまったお父さんとの想い出なのかも?っていう、直観が働きました。

 

録音版は、灰色部分が省略されてるんだけれど、ライブ版には、灰色部分がある。どちらも読めるように、消さずに残しておきますね。。にやりチョキ

 

 

 

 

You Raise Me Up / Celtic Woman
ユー・レイズ・ミー・アップ / ケルティック・ウーマン

(あなたは私を持ち上げてくれる)

 

When I am down and, oh my soul, so weary
私が落ち込んで、この魂が疲れ果ててしまったとき、
When troubles come and my heart burdened be
幾度の困難が訪れ、この心が苦しくなったとき、
Then, I am still and wait here in the silence,
その時、私は、その静寂のなかで、じっと待っています
Until you come and sit awhile with me
あなたが、(天国から)やってきて、しばらく、私を慰めてくれるまで・・・

You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは、私を持ち上げてくれる、だから、私はどんな山にも立てるの
You raise me up, to walk on stormy seas
あなたは、私を持ち上げてくれる、どんな嵐の海も歩けるよう
I am strong, when I am on your shoulders
私は得意げなの、あなたの肩車の上では、いつでも
You raise me up, to more than I can be
あなたが、私を持ち上げてくれるの、私の限界の向こうまで・・・

There is no life - no life without its hunger
飢えのない生物なんて、そんな生物、存在しないわ
Each restless heart beats so imperfectly
休むことのない心臓は、それぞれに乱れて鼓動する
But when you come and I am filled with wonder,
でも、あなたがやって来て、私が、驚きを隠せないでいると、
Sometimes, I think I glimpse eternity
時々、私は思うの、死後の世界を、垣間見ているんだって・・・


You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは、私を持ち上げてくれる、だから、私はどんな山にも立てるの
You raise me up, to walk on stormy seas
あなたは、私を持ち上げてくれる、どんな嵐の海も歩けるよう
I am strong, when I am on your shoulders
私は得意げなの、あなたの肩車の上では、いつでも
You raise me up, to more than I can be
あなたが、私を持ち上げてくれるの、私の限界の向こうまで・・・

You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは、私を持ち上げてくれる、だから、私はどんな山にも立てるの
You raise me up, to walk on stormy seas
あなたは、私を持ち上げてくれる、どんな嵐の海も歩けるよう
I am strong, when I am on your shoulders
私は得意げなの、あなたの肩車の上では、いつでも
You raise me up, to more than I can be
あなたが、私を持ち上げてくれるの、私の限界の向こうまで・・・

You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは、私を持ち上げてくれる、だから、私はどんな山にも立てるの
You raise me up, to walk on stormy seas
あなたは、私を持ち上げてくれる、どんな嵐の海も歩けるよう
I am strong, when I am on your shoulders
私は得意げなの、あなたの肩車の上では、いつでも
You raise me up, to more than I can be
あなたが、私を持ち上げてくれるの、私の限界の向こうまで・・・


You raise me up, to more than I can be
あなたが、私を持ち上げてくれるの、私の限界の向こうまで・・・
 

 

~ 和訳を終えて、ひとこと にやりお茶 ~

 

多分、みなさんがどこかで見た訳とは、少しずつ違うと思う。

いつも独特の感性で、物議を醸したり、混乱させてしまい、申し訳ございません。。

 

チューリップ赤 When I am down and, oh my soul, so weary
私が落ち込んで、この魂が疲れ果ててしまったとき、
チューリップ赤 When troubles come and my heart burdened be
幾度の困難が訪れ、この心が苦しくなったとき、
チューリップ赤 Then, I am still and wait here in the silence,
その時、私は、その静寂のなかで、じっと待っています
チューリップ赤 Until you come and sit awhile with me
あなたが、(天国から)やってきて、しばらく、私を慰めてくれるまで・・・

 

troubles は、複数形。。ということは、困難は、一つじゃないってことです。

my heart burdened be と倒置になっているのは、with me と韻を踏むためで、本来は、my heart is burdened という意味になる。

 

still は、まだ、依然として という副詞ではなく、

形容詞 で、じっと、静かに という意味。

 

in the silence と、 the がついている。 黙って、という意味の場合は、in silence で、the は付かない。

 

では、the の意味合いは何かというと、魂が疲れ果てて、心が苦しくなったとき、その静寂の中で という意味になると、私は思う。

 

awhile は、しばらく、ちょっとの間 という意味。

sit with someone は、子供や赤ちゃんなどを世話するために、しばらく留まる、看病する という意味がある。

 

ただ隣りに座るだけじゃなくて、心を労わってもらうっていう意味があるんだと思いました。

この辺りの意味からも、お父さん説は、濃厚。。

 

更に、「しばらくの間」 って、敢えて限定しているところから、天国からちょっと会いに来てくれたっていうニュアンスがぴったりくる。

 

 

チューリップ赤 You raise me up, so I can stand on mountains
あなたは、私を持ち上げてくれる、だから、私はどんな山にも立てるの
チューリップ赤 You raise me up, to walk on stormy seas
あなたは、私を持ち上げてくれる、どんな嵐の海も歩けるよう
チューリップ赤 I am strong, when I am on your shoulders
私は得意げなの、あなたの肩車の上では、いつでも
チューリップ赤 You raise me up, to more than I can be
あなたが、私を持ち上げてくれるの、私の限界の向こうまで・・・

 

raise up は、lift up と同じ意味だと、辞書にあった。

奮い起こしてくれる、持ち上げてくれるという意味。

 

ただ、最後の肩車が、「持ち上げてくれる」 の方が、しっくり来るので、こちらに統一した。

「力になってくれる、与えてくれる」 も考えたんだけれど、自分では届かない所まで、という表現が、やはり、何かを上げなくてはならないんだと思う。

 

そして、ここの mountains も、seas も、複数形。。。 

 

ということは、山(=目標)や海(=試練)は、決して、一つじゃない。

「あなた」によって、私が成し遂げられたことは、数え切れないという事なんだと思う。

 

Any どんな という要素はないけれど、とりあえず、沢山あるというイメージのために、誇張しておいた。

 

そして、strong の前に、on your shoulders の解説を・・・。

 

shoulders って、複数形 なんですよ。。lean on your shoulder だったら、あなたの肩に寄りかかる ですけど、複数形ってことは、跨(またが)るしかない訳ですよ。

 

他で、抽象的な意味では、全責任が、あなたの双肩にかかってるとか。

 

調べたところ、on your shoulders だけでは、寄りかかるっていう意味は、ないみたい。。

 

だとすると、肩車 しかないんだと思った。。だから、strong な訳ですよ・・・。ひらめき電球

 

肩車に乗せてもらうと、まるで、巨人になったような、すごく大物になったように感じるじゃないですか??

 

I can be strong だったら、強くなれる、元気になれる っていう意味なんだろうけど、I am strong だと、ちょっと、違うんですよね。

自信がある、得意顔だ、誇らしげだ そんな意味じゃないかと、私は思った。個人的な解釈ですけれどね・・・。

 

追記)

神様でも行けるんだけれど、肩車はしてもらうことは、普通、ないと思うんですよね。。すごく無礼じゃないですか??

だから、お父さん説に絞ってみました。

 

 

ここの when = whenever の意味ですね。文脈的に。。

 

raise me up to more than I can be は、比較級 で、程度 を言っているんですよね。

直訳すると、私がなれる以上のところまで、私を持ち上げてくれる ですね。

 

higher than じゃないから、上に持ち上げるのではないのか?? まぁ、いいや・・・。とりあえず、この線で行くか。。

 

ここを、どう日本語に訳するのかは、非常に、センスを要するし、難しいですよね。あせる

私は、抽象的な意味にも取れるよう、限界の向こうまで としておきました。

 

とりあえず、このto は、後ろが、more than なので、動詞がなく、to 不定詞じゃない。ビックリマーク

 

~まで という、終点 to をちゃんと訳さなければならないことだけが重要。。

 

 

チューリップ赤 There is no life - no life without its hunger
飢えのない生物なんて、そんな生物は存在しないわ
チューリップ赤 Each restless heart beats so imperfectly
休むことのない心臓は、それぞれに乱れて鼓動する
チューリップ赤 But when you come and I am filled with wonder,
でも、あなたがやって来て、私が、驚きを隠せないでいると、
チューリップ赤 Sometimes, I think I glimpse eternity
時々、私は思うの、死後の世界を、垣間見ているんだって・・・

 

There is no lifelife は、最初、人生 かと思ったが、その後の、心臓の鼓動 と、後で気づいた、eternity 死後の世界、永遠の命 ということを考えると、生命、生き物 っていうことなんだと、結論づいた。ひらめき電球

 

its hunger というのが、気になった。

飢えのない ならば、without hunger でよかったのでは??

 

辞書を調べると、食べ物への強い欲求 だけでなく、渇望する、どうしても欲しいと思う強い欲求 とある。

 

そうすると、欲しくてたまらなくても、手に入らない苦しみが、人生には、必ず伴う という意味になる。

its は、彼か、彼女か、総じて、無性別で、ということなのかな。。

 

追記)

回り回って、地球上の全生物において、飢えがない生物はいない という意味にしておいた。。人間だけじゃないから its なのかも。。よくわからないけど。。

 

 

Each restless heart beats so imperfectly も、不思議な表現。あせる

 

だって、心臓は、完全に鼓動=規則正しく鼓動しなければ、不整脈な訳で・・・。汗

 

でも、そういうことが言いたい訳じゃないのよ。おーっ!ビックリマーク

 

人は皆、欲しくても手に入らないものがあって、それに疲れて、苦しんで、胸が張り裂けそうなぐらい、鼓動が激しくなったり、慟哭に苛まれるときが、誰にだってある。。 という意味なんだと思う。

 

Each ってことは、それは、皆、誰しも同じだよ っていうことです。

 

人は皆それぞれ、心臓が休みなく鼓動しているけど、不安で速まったり、幸せで落ち着いたりするし、perfectly(=寸分違わず)鼓動し続けるような、完璧な人間はいない  っていうことなんじゃないかな・・・。

 

imperfectly っていうのは、不完全な、不十分な ではなく、不規則に、乱れて っていう意味だと、私は思う。

 

I am filled with wonder は、非常に驚く という意味らしい

 

glimpse は、ちらりと見る という意味。

 

永遠を垣間見るんだから、やっぱり、愛する人との永遠の愛ドキドキ っていうことなのかなぁ~~。はてなマーク

そうすると、お父さんとの想い出説は、覆ってしまう??うーんはてなマーク

 

彼氏だって、肩車してくれるかも??イヒビックリマーク

 

その辺、もうしばらく、考えてみます。お茶

 

追記)

eternity には、時間の永遠だけじゃなく、永遠の命、死後の世界 という意味があった。

多分、2番は、成長して、お父さんが死んじゃった後なんじゃないかな。。

 

いや、1番から、死んでいたのかもしれない。。

だって、悲しいときにいつも、そっと寄り添って慰めてくれるのをただ、待ってるって、自分からは会いに行けない=死んだ人っぽいよね。。

 

それでも、苦しいときに、天国から会いに来てくれたお父さんに、驚きが隠せない。

あぁ、死んだら、こんな世界に行くんだなって、死後の世界を、垣間見てしまったっていう意味だと思えてきた。。はてなマーク

 

永遠を垣間見る って、普通、愛の話ではあるけど、この歌のどこにも、愛という言葉がないのよね。。
 

でも、どんなに過酷な人生でも、寄り添ってくれる大切な人がいれば、元気が出る という意味には、変わりないと思います。

 

 

以上です。。

 

当時は、こんな意味まで、感じていなかったなぁ。。10年ほど前だったか??

感受性が高まったというか、私は、本物の愛を知ったんだと思います。

 

ご参考までに、お楽しみください。

 

追記)

最後に、幼かった頃、父に肩車してもらったことを、思い出して、この先いつかは、私より先に、死んでしまうことを思うと、涙が止まらなくなってしまった。親孝行しないとなぁ・・・。あんなダメダメな父親でも。。