京都にプチ移住してみて感じたこと | 道祖神の招きにあひて

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八ヶ岳山麓の山小舎(ヒュッテ)をベースにした、百名山登山、スキー、自転車・鉄道・巡礼の旅、秘湯、自然観察、DIYなどの趣味のブログです。

4月初旬から5月GW明けにかけ35日間、京都で暮らしてみました。

その中で感じたことや分かったことなど、つらつらと書き残しておきます。


【外国人ツーリスト】

上洛初日、京都駅に降りたった時ホームにいた乗客の90%以上(感覚的には98%ね)が外国人ツーリストだったのには正直たまげました。

駅構内の売店・カフェ・レストラン、駅前のバス・タクシー乗り場に並ぶ人の大多数がインバウンド。

上洛二日目、町屋から東山界隈を銀閣寺にかけて散策。

桜名所の蹴上インクラインや哲学の道辺りも訪れている観光客のほとんどが外国人でした。


☟様々なポーズで桜🌸の写真を撮りまくるインバウンド達


☟哲学の道をぞろぞろ歩く外国人ツーリスト

う〜ん、哲学の道は思索に耽りながら歩く道なんだけど(^_^*)


『京都のオーバーツーリズム』・・・分かっちゃいたけれど、その渦中に入っちゃうと困惑しちゃう。


ところが、しばらくするとよく分かったことがあります。

「4月前半に京都を訪れるインバウンドのほぼ全てが桜🌸の花見に来ている」ということが⁈

なぜなら、4月中旬以降は外国人ツーリストが大幅に減ったんです。

さらに、一ヶ月後のゴールデンウィークの頃よりも桜の季節の方がずっと多かったんです。


やっぱりインバウンドは桜が大好きなのね😊


【物価】

スーパーなど食料品価格は高いですね。静岡のスーパーに比べて全般的に高いと思いました。

☟イメージです

静岡や茅野のスーパーに比べ、売り場面積がとっても狭い。コンビニを一回り大きくした位。クルマの駐車場もないスーパーがほとんど。

まあ、都会のスーパーなので仕方ないとは思いますよ(^_^*)


商店街の八百屋さんや惣菜屋さんでも買い物しましたが、これも押し並べて高いと感じました。

市内のレストランや食堂の価格も概ね高いです。観光地価格なんだろうと思います。


【交通】

京都市内の交通網は凄いです!

ご存知の通り市内の鉄道はJR以外に、京阪、阪急、近鉄、叡山電鉄、京福電鉄、市営地下道が入り込んでいます。

さらに京都市営バス、京都バス、JR西日本バス、京阪バスが朝から晩まで縦横無尽に走っています。

最初は戸惑いますが、京都独自の東西南北の通り名を覚えるとバス利用がとっても便利なんだと分かりました。


【オーバーツーリズム】

前述の通り、随所でインバウンド観光客など「オーバーツーリズム」の現状を目にしました。

でもそれは、決して京都全域でのことではありません。

一部の超人気寺社、観光地以外はオーバーツーリズムというほどではないと思いました。

例えば桜の時期に行った大原三千院や寂光院などはのんびりと散策して周れました。

ゴールデンウィークに行った高雄の三尾巡り(神護寺、西明寺、高山寺)などはとても静かな寺巡りが出来ました。

南山城の二寺、岩船寺と浄瑠璃寺もインバウンド旅行者が全くいない中で古寺巡礼をしました。

妙心寺や大徳寺、上賀茂神社や下鴨神社なども祭事のある特定の日以外はゆったり拝観出来ました。

逆にあまりにも外国人ツーリストが多くて意気消沈(^_^*)だったのが①祇園周辺②清水寺③錦市場④嵐山一帯(天龍寺、野宮神社、竹林の小径)⑤伏見稲荷⑥二条城の6ヶ所、あっ⁈もう一ヶ所あった⑦桜の季節の哲学の道。

なので、この7ヶ所へ行くなら観光客が集まって来る前、早朝の訪問・開門時間直後の拝観・観光地がベストでしょう。


【町屋】

今回のプチ移住中、拠点としたのは丸太町通り近くの町屋。

一度、京都の町屋暮らしを体験してみたかったのでそれは良かったのだけれど・・・

町屋なので当然ダイニング以外は和室だけ(二部屋)、町屋特有のうなぎの寝所の造りのため1階は暗くて寒いんです。

短期間ならいいけれど、長期の生活となるとやっぱりソファやベッドがあるマンションタイプでの生活の方が楽ですね(^_^*)


☟町屋イメージ






この他にも、京都には美味しいパン屋さんが沢山あって、毎日違うパン屋さんを訪ね歩いたことや・・・

蕎麦屋の多い静岡や茅野と違って関西はうどん文化圏。京都のうどん屋さんを食べ歩きしたことなど

愉しかったことが沢山ありました(^-^)


パン屋さんとうどん屋さんについては、美味しいお店が沢山あったので、近いうちに記事にしたいと思っています。


35日プチ移住した京都だったけれど、終わってみればアッと言う間でした。


また今度は別の季節にプチ移住してみたいな(^。^)


おしまい