自己啓発本 その3 「なぜ粗食が体にいいのか」を読んで | 上ちゃんの見聞録のブログ

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「なぜ粗食が体にいいのか」

著者 帯津良一 幕内秀夫 を読んで・・・



人は自ら「心身共に健康であり続けたい」と思う気持ちは自然であると思います。


そこで、食生活の乱れから健康を害す人は改めようと思いますし、体にいいものと言うことであれば取り入れたいと思います。

しかし正しい食生活を知らなければどんなものを食しても効果がでません。

本書は健康を守る食生活は「日本の豊かな風土から生まれた、豊かな食生活」であって、そのことが自然治癒力を高める食生活に結びつくと言っています。

食生活改善の一助として参考になりました。



 現代の食生活の問題点をまとめると5つになります。


一番目は食べすぎです。食べ過ぎだという意味は、摂取熱量に比べて消費熱量が少なくなったということです。つまり、食べている量は以前の生活と変わらないのに、昔ほど体を使わなくなったということです。


二番目は食生活の欧米化です。パン・肉・食肉加工品・牛乳・乳製品・油脂類の急激な増加です。


三番目は、ビタミン・ミネラル類・微量栄養素が減りすぎたことです。不足した理由は、精製食品の増加です。米や麦の精製度が上がると、微量栄養素が減ってしまうんです。


四番目は、食物繊維の極端な減少です。ダイエタリーファイバーという言葉が出て、食物繊維をうたった商品が売れたり、整腸作用のあるどくだみ茶が売れたりしていますが、これらはだいたい下剤のようなものです。


五番目は、農薬や食品添加物などの化学物質があまりにも増えたことです。




健康問題を熱心に考えている人は、欧米化されたこと、食品添加物が増えたことの二つについては、かなり認識していると思います。でもやはり5つの問題すべてが現代の食生活における問題点だと、総合的に考えるべきです。決して個別的な問題ではありません。何かを食べれば解決するという話ではなくて、食生活全体をどうするか考えなければいけないのです。



下記は気になった点を抜粋しました・・・



病院が患者さんに食生活を指導しない意外な理由!


  生活の一部として食生活があるのですが、ほとんどの医療機関というものは患者さんに食生活を教えません。教えない理由の一つは一人1,000円ほどの収入のため、指導する人の人件費等を考えたら採算が取れないからです。病気になっても、食生活をまともに指導してもらうことは、残念ながら難しいのが現状です。


化学物質が増えたことよりご飯を食べなくなったことが問題だ!



  あまりにも食生活が欧米化したことや、農薬や食品添加物のような化学物質が増えたこと。さらに、ご飯を食べなくなったことが問題です。「ご飯は残してもいいからおかずを食べなさい」と間違った知識が広まって定着したことにより、現在の食生活へと変わってしまったんです。