こちらはウェットスーツSincereのベーシックロゴ。
右端の丸はチューブに入るサーファーを形取っています。
新しく増えたロゴも人気がありますが、
今でもこちらのベーシックロゴにこだわってご注文下さるお客様も少なくはありません。
Sincereシンシアは
誠実な とか 心からの とかそう言う意味があります。
「三木にぴったりなんじゃないかな?って思って。」
このベーシックロゴをデザインしてくれたデザイナーさん(三木のウェットスーツ職人の先輩でもある方)が
銘々して下さった名前です。
あれから9年。
ウェットスーツSincereは来年サーフスリーと共に10周年を迎えます。
三木を見ていて面白いなって思うのは、
何せ職人気質ですから、
ハラハラするくらい口下手で営業のえの字も出てこないのが常なのですが、
そんな三木でも、テンション上がる瞬間があるのです。
それは、ウェットスーツの生地問屋さん、またはウェットスーツの仕事に携わる方とお話をする時です。
それはまあ話が弾みます。
ウェットスーツ造りが本当に好きなんだなと思う瞬間です。
小さなウェットスーツ工場ですから、
今後、時の流れにどんな風に乗って行けば良いのか?
未熟な私達はそれこそ迷う事もあります。
だけど、
ウェットスーツを造るのが本当に好きだ。
振り返ると私達の軸はいつもそこにあるんじゃないかなって思っています。
そこが原動力です。
おかげさまでオーダーフェアはたくさんのオーダーを頂き、
ありがたい事に、フェアを終えた現在もオーダー下さるお客様もいらっしゃったりと
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
右と左の腕(足)の太さが違うんです。
いつも肘に穴が開くんです(ロングボードの方)
破れ易い位置だけ固い素材を使って欲しい・・・
膝パットの位置を少し変えたい(修理のご依頼)
そんな細かいオーダーを頂く時はすごく嬉しくなります。
なぜなら、直接話を伺えると言うのは私達一番の利点だからです。
自分達にできる事をやる。
自分達だからできる事を見つける。
それが正しいと言うのではなくて、
私達にはそんなスタイルが合っているんだろうね。
二人でよくそんな話をします。
Sincereの名に恥じないよう、
これからも自分達なりに時の流れを見つめ、
邁進してゆきたいと思っています。
今後ともご愛顧のほど
宜しくお願い致します。
2012年12月