撮影日記:「幻の文化祭」
8月4日(火) 撮影22日目①
この日の前夜は撮影の終了時刻が遅かったこともあり、スタッフ、キャスト共に、ホテルに宿泊しました。
ハードなスケジュールの中、昼食休憩を終えた午後の撮影では、タクミたちが高校の文化祭で行うはずだった幻のライブシーンの撮影を行います。
現場である高校の中庭に向かうと、中央にステージが作られていました。
文化祭の設定ということもあり、ステージの後ろには風船で出来たアーチ、窓の至るところからタクミたちを応援する垂れ幕が
そしてステージ前には、300名もの制服姿のエキストラのみなさん。
ちなみにこのシーンのエキストラは、お借りした学校の実際の生徒さんがボランティアで参加してくれました
*準備中に。
撮影の準備が整うと、キャスト5人が楽器を手に現れました。
テストを始める前、5人はステージ中央に集まり、円陣を組みます。
5人がそれぞれの顔を見合わせると、小出さんが大きく息を吸い、
「行くぞぉー」
と気合いのこもった声を吐き出します。
続いて4人の気持ちを乗せた
「おぉー」
という声が中庭に響きました。
そんな状況の中、いざ本番へ。
生徒の方たちも音楽に合わせて体を揺らします。
演奏しているキャストが客席に近づくと歓声があがり、前へ前へと、生徒さんがステージ際に集まってきます。
そんな中、ボルテージの上がった小出さんが突然、客席にダイブ
空を舞った小出さんを受け止める生徒さんたち。
続いて、勝地さんも勢いに任せて客席にダイブ
演奏中、絶え間なく歓声があがりました。
なんだか本当のライブが行われてるみたいでした
赤坂匡介 (撮影現場ライター)