可睡斎にスライムがあらわれた!
眠ることを(睡)許された(可)和尚のお寺(斎)だよ。
可睡斎は、1401年に如仲天誾(じょちゅうてんぎん)禅師が「萬松山(ばんしょうざん) 東陽軒」として開山した曹洞宗のお寺なんだ
徳川家康が幼少期に教育を受けた東陽軒の和尚を招いた宴席で、高齢だった和尚が居眠りを始めてしまったんだって。
でも、その姿を見た家康が「和尚我を見ること愛児の如し。故に安心して眠る。われその親密の情を喜ぶ、和尚、眠るべし」と喜んだことから、和尚は可睡和尚と呼ばれるようになり、お寺の名前も「可睡斎」と改めることになったんだって。
将軍の前で居眠りなんて、命を落としてもおかしくない行為なんだけど、大胆な和尚さんもスゴイし、許した家康さんもスゴイよね
日露戦争の戦死者の霊を祀るために建設された護国塔。
当時、国内では例がない最先端だったコンクリート造りの慰霊碑だよ。
ここからは袋井の街並みを眺めることができるんだ。
25棟もの建造物があるので、上から見るとまるで城塞のよう。
緑の中に漆黒の瓦が並ぶ姿は美しい以外の言葉が出てこないよね。
その中心では、前回の記事で紹介した風鈴まつりが開催されているんだ
その中の建物のひとつ、秋葉総本殿である御真殿。
秋葉三尺坊大権現の御真体が秋葉山秋葉寺(あきはさんしゅんようじ)に祀られていたんだけど、1873年の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)による廃寺の際に可睡斎が御真体・仏具など全てを引き取ったんだって。
そこから全国有数の火防霊場となっているんだ。
だから、火の神様・天狗像が見守っているんだよね
おっきな天狗の下駄。
秋葉山の天狗の下駄も大きかったけど、こっちもなかなか大きかったよ。
そうそう、山門をくぐってすぐに設置されている宝船の中には「勝おみくじ」というカツオ型のおみくじが
反対側には鯛型のおみくじ
釣り竿の先端に付いたマグネットで釣りあげるんだって
珍しいよね
名称:可睡斎
所在地:静岡県袋井市久能2915-1
アクセス:秋葉バス「可睡斎入口」下車 徒歩6分
ホームページ:秋葉総本殿 可睡斎 公式ホームページ