プロ野球のシーズンが終わり、寂しい季節です。
しかし今年の中日ドラゴンズはリーグ2位でしたが
CSを怒濤の5連勝で日本シリーズに進むと
昨年、苦杯を舐めた相手・日本ハムを
4勝1敗で下し、見事53年ぶりの日本一を勝ち取りました。
そしてアジアチャンピオンにもなりました。
本当に感動が一杯だった今年の中日ドラゴンズ。
もうすぐ年が変わるので、その前に
今年、僕が印象的だった試合をピックアップして
再び書いて振り返っていきたいと思います。
今日書いていくのは、3月30日の開幕戦
ナゴヤドームで行われたヤクルト戦です!
試合経過・・・
僕はこの試合をナゴヤドームで生観戦していた。
スタメンのオーダーには
今年から新しく加入した李と中村紀の名前がある。
中村紀はテスト生で中日に入団、
最初は育成選手だったが、開幕直前に支配下登録された。
オフにオリックスとの契約が決裂し自由契約選手となった。
しかしどの球団も手を挙げない。
浪人も、いや引退も覚悟しただろう。
だが中日が中村紀を獲得、再び野球ができる喜びを噛み締めた。
年俸は600万円、文字通りゼロからのスタートだった。
そう、人一倍試合に対する気持ちは強かったはずだ。
試合は中日が2点をリードしていたが
先発の川上がこれを守れない。
7回に1点を失うと、8回には
リグスに痛恨の2点本塁打を浴び2-3。逆転を許してしまう。
その直後の8回裏、先頭打者が出塁するものの
ウッズが最悪の併殺打でチャンスが潰れる。
ドーム内に諦めの色が浮かんだ時だった。
2死から李が来日初安打となる
左中間フェンス直撃の二塁打で出塁して2死2塁。
打席には中村紀が立った。
「色々な人にお世話になり、迷惑をかけた。
恩返しがしたかった。無我夢中でした。」
その気持ちが乗り移った打球は
右中間を深々と破る同点タイムリー二塁打となり3-3。
二塁上では小さくガッツポーズする中村紀の姿があった。
試合はその後、中日の怒濤の攻撃。
2死2塁1塁で代打・立浪。ナゴヤドームの盛り上がりが最高潮。
そしてベテランがきっちりと
勝ち越しの中前タイムリーで応え4-3。
澤井の左前タイムリー、
そして井端にも右中間を破る2点タイムリーが飛び出した。
最後は守護神・岩瀬が締めて中日が7-3で逆転勝ちした。
開幕戦のお立ち台に呼ばれたのは
同点のタイムリーを打った中村紀。
思わず感泣極まって泣きそうになっていたのを
必死に堪えている姿が印象的だった。
(僕はもらい泣きをしてしまいました 泣)
その後、中村紀は中日の一員として
欠かすことのできない戦力となっていく。
それでは、また♪