しかし、狂うコトに慣れていないと、
なかなかうまく狂えない。
ただ狂ったんじゃ馬鹿力は出るが、
あっさりやられちまう。
だから狂う稽古をする。
日常と違う場所へ、
日常と同じ速度、
同じ歩幅ですっと入って行く。
このすっ
というのがなかなかできねぇんだよなぁ」
(夢枕獏著・新餓狼伝2より)
真のアーティストとは、
狂気のコントロールができる人。
心と精神が
イっちゃっても、
日常にきちんと
帰ってこれるのか、
帰ってこれないのか…。
帰ってこれないと狂人に陥り、
帰ってこれると天才へ昇華する、
って何処かで聞いたコトがあるかもしれません。
いずれにせよ
紙一重の世界なんでしょう。
で、
その紙一重の世界をステップ・バイ・ステップで誰もが学べ、
天才への道程を味わうチャンスも得られる、
というのが、
ゆらやまとの思う、
武術の存在意義のひとつです。
ちなみに、
冒頭のセリフは、
空手の合宿で、師範が
自分の持つ一番高価なスーツを着たまま
20メートルの落差がある滝つぼに飛び込んだ後、
その意図を解説したものです。
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※「狂うコト」関連の参考記事はコチラです⇒
「引き付ける文章の書き方②リンAロビンソン流」
「狂気の力」
「誰の価値観?」
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