詐欺は儲かる(タイの事例) | 「アジアの放浪者」のブログ

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タイの警察が、詐欺グループを摘発しました。

 

8月30日午前6時。

警察庁中央捜査局、資金洗浄取締委員会事務局、検察庁などが、総勢200人体制でバンコク都やウドンタニ県などにある詐欺グループ拠点30ヵ所を同時に家宅捜索。そのうち1ヵ所は、実質的に中国人が経営している法律事務所で、海外に違法に送金する事務手続きを担っていたとされています。

 

また今回の捜索では、警察は14人の逮捕令状を持って踏み込みでおり、9人をその場で逮捕できたそうです。モデルを含むタイ人、中国人、ミャンマー人がその9人の中に含まれています。

 

警察のこれまでの捜査では、このグループが動かしていたカネは、10億バーツ(約40億円)以上と推定されています。それを裏付けるかのように、家宅捜索に入った高級住宅では、複数の高級車が発見・押収されています。

 

 

詐欺って、おカネになるんですね。

ただそれは、逆にいえば大勢の人たちを騙し、多額の資金を奪い取ったということでもあります。いやおカネだけでなく、時には命までも。というのも、被害にあった人たちの中には、一家無理心中を図らざるを得なくなった家庭もあるからです。

 

詐欺被害で無理心中(タイ) | 「アジアの放浪者」のブログ (ameblo.jp)

 

人を騙してでも、カネ儲けに走る。

21世紀になっても、人心の荒廃は重大な課題のままのようです。