「本を書く」ということは文章を書くこと。

つまりは「文章を書く力」が必要になります。

 

何を当たり前のことを……

 

と思うでしょうか。

でも、案外当たり前ではありません。

 

ブックライターという仕事があります。

執筆は本人が基本的には行うものですが、

小説やエッセイなどのフィクションを除けば、

文章を本業にしている人は多くありません。

 

特にビジネス書もそう。

著者といっても、

本業のビジネスがあります。

その本業で実績を残し、専門家としての知見を

持っているから本が書けるのです。

 

今回、いいたいのは

 

「文章力よりも大事なのはコンテンツの魅力」

 

ということ。

大事なのは、経験から生まれたコンテンツです。

コンテンツというと抽象的ですが、

 

「ある問題を解決する考え方、解決方法、学びのプログラム」

 

といえばいいでしょうか。

 

文章力を磨くよりも大事なのはコンテンツを磨くことです。

ビジネス書を書くのなら、そこを意識しましょう。

 

一方で理論・ロジックだけになってしまうケースがあります。

 

ロジックはコンテンツにおけるもっとも目立つ部分、

自ら頭を捻って作っていくのは楽しいことかもしれません。

 

一方で、コンテンツはロジックだけでできていないことも押さえておきましょう。

ロジックを「下支え」するものがなければ、

それは絵に描いた餅にすぎません。

 

理論・ロジックを下支えるものとは何か?

 

それは「体感のある実績」です。

 

・〇〇の方法をやったら、自分の仕事のやり方が変わり、年収が上がった

 

という自己体験でもOK。

 

「1000人のお客さんに教えてきた」

「お客さんが変わった」

 

という他者が変わったという実績でもOK。

もちろん両方がベストです。

 

本を書くのであれば、自分のコンテンツを整理し、

磨き上げましょう。

そして体感のある実績を増やしていきましょう。

 

それができてくると出版の道ができてくるでしょう。