ブログネタ:あなたのオススメの一冊
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今月の始めにたてた目標どおり、本は読んでます
今月読んだ本を2冊紹介
- トリップ (光文社文庫)/角田 光代
- ¥520
- Amazon.co.jp
まずは、角田光代さんの「トリップ」
ある町を舞台に、フツウの日常を生きてる人たち。
女子高生だったり、肉屋の主婦だったり、喫茶店を営んでる中年女性
だったり。周りから見たら、平凡に思えるようなそんな人たちの
どこか満たされない、ちょっとずれた日常が描かれてる。
短編集なので、主人公は次々と変わっていくんだけど、
同じ街での出来事なので、ちょっとづつ話や人がシンクロ
していってるのが面白い
どの人も「ちょっとした問題」を抱えてて、話の中で特にそれが
解決するわけでもなく、ただ淡々とその人の日常の一コマが
語られるだけ。
だから、わりと暗い感じなんだけど、でも、
それが妙にリアリティあって、これって自分にも言えることだよなー
なんて思ったりもする。
この毎日にちょっと違和感を感じていながら、はずれそうで
はずれない…みたいな。
誰にでも、少しは持ってる感情だったりが上手いこと描かれてる。
淡々としながらも、すごい読みやすかったです
角田さんの小説は初めてだったんだけど、
また他の作品も読んでみよう
2冊目
これはまだ途中なんだけど、
これまた面白い
- いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5) (角川文庫)/森 絵都
- ¥540
- Amazon.co.jp
森絵都さんの「いつかパラソルの下で」
この作家さんの本も初めてなんだけど、
すっごい読みやすい!!
ストーリーは、理不尽に厳しかった父親が嫌で、
家を飛び出した25歳の女の子が、父親が亡くなった後に、
父親の生きてきた道の足跡をたどっていくとともに、
自分を見つめなおしていくっていう話。
話ももちろん面白いんだけど、あたしは
この作家さんの、文章での表現の仕方が面白いなーって思う。
いろいろあって無気力になってしまった母親の
例え話として、
「5ミリ以内の文庫本しか読まなくなった」
っていうのが、すごい上手いなーって思った。
確かに、モチベーションが下がった時って分厚い本読もうって
気持ちにはなかなかならないものねー
これは最近読みやすい本ばかり選んでる自分にも
言えることのような気がして、ハッ!!って思いました。

分厚い本、読破したら達成感あるけど、なかなかねー
それはさておき、この「いつかパラソルの下で」は
まだ途中なので、これからどういう展開になっていくのか、
まだまだ、続きが楽しみです
やっぱり、寒い季節にはあったかい部屋で
読書ですよねー