綾です


翌日、朝の9時に電話が鳴った

義母だ

『おはようございます』

「おはようじゃないわよ!
あなたねぇ!!」

朝からデカい声だな



「あやさんね!武雅ちゃんに
何て言ったの?!
お母さんに仕送りなんて
しなくていいって
言ったそうじゃないか!!」

あいつ……………

なんでそうなるんだよ!!

私を悪者にしてんじゃねーよ!!

そして義母も義母だ

私に早く電話したくてウズウズしてたに違いない。

そのくせ、塚地くんが出勤したであろう

時間を見計らって私に電話してくるなんて

なんて性曲がりババァなんだろう………

『あー……、仕送りなんてしなくていい、
とは言ってませんが
今月のお給料が16,000円だったんです。
その金額では生活が厳しいですし、
奨学金はこちらで返済していますので…………』

「あのねぇ、私はね!
武雅ちゃんに頼まれて
リンゴをね!
盆暮れ送ってるのよ!!
お客さんに送ってくれだ
会社の人に送ってくれだ
って、言われるがまま
送ってるの!!!
それだって無料じゃないのよ!」

そんな話、初めて聞いたぞ?

つーか、もしそうなら
奨学金の通帳渡すときに
仕送りはいらないなんて
言わなきゃいいのではないのか?

もしそうなら
奨学金、義母に返済
してもらえばよかった………

結局、毎月の5万をアテにしてたんだろう

なんとなく
良き母ぶって

「仕送りはもういらない」

なんて言ってみたものの

貰えなくなると
惜しくなる

それは人間の性かい?

『あー…そうだったんですね
すみません、知らなくて……

またお給料が5万を超えたら
そちらの口座に仕送りされると
思いますので………

すみません。』