何も求めない幸せ

前回の記事で、チラッと漫画アシスタンスをしていた頃のことを書きましたが･･･最近、あの時期のことをよく思い出すことがあります。

経済的には貧しい時期でしたが･･･それでも、当時の僕の幸福感は、かなり大きかったのです(^^)

最近になって･･･少しずつ自分の心が、当時の感覚に戻ってきている部分があることに気付きました。

もちろん、かなり時間が経っていますので･･･当時の自分とは違う部分も大きいのですが･･･それでも、心持ちや･･･在り方の面で、あの頃に戻ってきている部分があるのです。

当時はまだ、K君に出会う前で･･･魂にしっかり目覚めていなかったのですが･･･それでも実は、この活動の基礎は、すでに培われていたということに気付きました。

やはり当時から、神様達は僕を導いて下さっていたのだなぁと･･･ハッキリわかってきたのです(^^)

ということで･･･今回は個人的な話になりますが･･･よかったらお付き合い下さいませ。

今から２５年前に･･･僕は建設コンサルタントを退社して、埼玉県の北浦和（最寄り駅）に引っ越しました。

１９９９年～２００６年までですかね。

K君に出会い･･･大宮でルームシェアするまでは、北浦和に住んでいました。

ちなみに･･･会社を辞める時に、長く付き合っていた彼女がいましたが･･･僕から別れを切り出しました。

僕も彼女も、お互いにまだ好きな気持ちはありましたし･･･僕にとっては、精神的な支えになってくれていた彼女でしたが･･･結婚を望んでいた彼女の気持ちを考えると、これ以上付き合うことは不誠実だと感じました。

何しろ僕は、「のたれ死んでもいいから漫画家になる」と言って･･･会社を辞めて、漫画家を目指すことにしたのです(笑)

漫画家になれるまで、何年かかるかわかりませんし･･･若い彼女を、僕に縛り付けるべきではないと思いました。

それに･･･心の奥には、もう彼女に頼っていてはいけないという感覚もありました。

ですからまぁ･･･別れ話の時は、お互いに涙を流しましたが･･･あれは今でも、必要な選択だったと感じています。

その後、２００７年に漫画家デビューを果たした時に･･･一度だけ再会して、食事をしたのですけどね(^^)

その時は、昔と同じように、気さくにいろいろなことを話し合いましたが･･･すでにお互いの道はそれぞれ違っていて･･･また一緒になる選択はなくなっていることもわかりました。

さて･･･そんな彼女との別れもあって、会社を辞めて北浦和に引っ越してきたわけですが･･･まだ絵が下手くそでしたし･･･収入源もなく･･･彼女もいなくなり･･･ないないづくしの状態でした。

しかしまぁ･･･「のたれ死んでもいい」という覚悟と共に･･･不思議な希望だけはありました。

そして実は･･･引っ越し先に北浦和を選んだ最大の理由は、近所に北浦和公園という、素敵な公園があったからなのです。

ちょっと調べたところ･･･北浦和公園のフリーの写真がありましたので、ご紹介しますね。

そこそこに大きな公園でして･･･中には美術館もあるのです(^^)

２階には小さな図書館もあって･･･そこでデッサンの練習をしたことなんかもありました。

ただまぁ･･･僕のお目当ては美術館ではなく･･･やはり公園の自然を味わうことでした。

残念ながら写真は見つかりませんでしたが･･･噴水の前に、大きなクスノキがありまして、よくそのクスノキと触れ合ったり･･･根元の土を触ったり･･･心の中で話しかけたりして、友達のような感覚で接していました(^^)

実は引っ越す前から･･･僕は自然を味わうことが大好きでした。

そのきっかけは･･･学生の頃に一度、深く心を澄まして･･･ずーっと一本の草花を眺めていたことがあって･･･その時に、不思議な感覚と共に･･･とっても大きな生命力を感じたのです。

「こんな小さいな草花に･･･こんなに大きなエネルギーがあるんだ！」

と、とても驚いたのを覚えています。

その時はおそらく･･･その草花の高次元の魂に触れたのかなぁと思っています。

その頃から･･･僕は自然をよく感じ･･･よく味わうようになり･･･人生の中で、何度も何度も自然からエネルギーを貰って、助けられてきました。

ですから、会社を辞める時も･･･引っ越すなら、近くに自然があるところにしようと思っていたのです。

ただ、会社を辞めた直後は･･･サラリーマンさながらに、８～１０時間ほど漫画に向き合っていました。

最初の数ヶ月間は、そんな風に熱心に努力していたのですが･･･ある時、フッと明確なインスピレーションを受け取りまして･･･。

それはどうやら･･･別の時間軸の「未来の自分」からのインスピレーションだと感じました(ﾟДﾟ)

未来の自分「このまま努力し続ければ･･･早く漫画家になれるけど･･･そうしない方がいい。

一度漫画家になってしまえば･･･もう戻ってこられなくなる。

売り上げ優先の世界に巻き込まれてしまうから･･･。

もっと時間をかけて･･･じっくり努力した方がいい」

ということで･･･このインスピレーションを受け取ってから、よくよく考えてみるほどに･･･「確かにそうかもしれない」･･･とリアルに実感しまして･･･。

そこから、生き方の軌道修正をして･･･じっくりと自然を味わったり･･･心理学を学んだり･･･スピリチュアル思想に触れる時間などを、より多く持つようにしたのです。

それによって･･･少しずつ僕の心は、「何も求めない幸せ」の状態に入っていきました。

この頃、深く感じていたのは･･･自然を味わうことは、人間にとって･･･とても大事なことだということでした。

心を開いて向き合えば･･･自然はいつも、僕達に微笑みかけてくれます。

特に･･･晴れの日はそうですね(^^)

晴れの日は、植物さん達も機嫌がよいことが多く･･･こちらが意識を向けると、積極的に挨拶してくれるのが感じられます。

すると･･･心と心でエネルギー交流した分･･･自然と僕の心も幸せになり･･･生きる活力や･･･癒しが満たされていくのです。

当時の僕の日課として･･･朝起きたら、まず北浦和公園に散歩に行きました。

そして、できるだけゆっくり歩いて･･･できるだけよぉく自然を味わうようにしていました。

すると必然的に･･･上を見ることが多くなり･･･植物さん達だけではなく･･･風の流れや･･･雲の流れ･･･太陽の光･･･鳥たちの様子などを･･･よく感じることができました。

じっくりと自然を味わいながら･･･深くその素晴らしさを感じていると･･･。

風もないのに･･･サーッと木が枝葉を振るわせてくれることもあって･･･そういう時、木が魂を震わせて･･･共に感動してくれているのがわかります。

「共に感動する」ことは･･･どんな生命体かに関係なく･･･人間でも･･･植物でも･･･動物でも･･･同じように味わうことができるようです。

それらの味わいは･･･特別なものではなく･･･文字通り「自然」そのものなのですが･･･深く幸せな味わいです(^^)

自然は、ただただ生きているだけで･･･人間のように、何かを強く求める気持ちはありません。

しかし･･･だからこそなのでしょうか･･･心を守る感じもなく、こちらが心を向けると･･･大抵、気さくに笑顔を届けてくれます。

もちろん･･･映像として笑顔の表情が見えるわけではなくて･･･そういうエネルギーを届けてくれるということですね(^^)

このような味わいは･･･きっとどなたでも、じっくり心を開いて自然を感じてみれば･･･実感できることだと思います。

僕は今、昔よりも自然に触れられる時間が減りましたが･･･それでも、自宅前に立っている木が挨拶してくれると･･･自然と僕も笑みがこぼれて、手を挙げて挨拶を返しています。

植物にも魂が宿っていますので･･･たぶん相性とかもあって、心を感じやすい植物と･･･感じづらい植物があるのかもしれません。

もしよかったらですが･･･あなた様のタイミングとペースで、試してみて下さい(^^)

普段よりもゆっくりと歩いたり･･･じっくりと時間をかけて･･･植物さん達の雰囲気や･･･空や太陽など･･･自然のエネルギーを味わう時間を持ってみるとよいと思います。

人様によっては、植物のいろいろな気持ちを感じ取ることもあるかもしれませんし･･･フッと神様達からのインスピレーションを受け取ることもあるかもしれません。

それとですね･･･北浦和公園には、大きな噴水もありまして･･･これも素晴らしいのです。

午前１０時から２時間おきに･･･偶数の時間(１２、１４、１６、１８、２０時)になりますと･･･美しい音楽と共に、約２０分間の噴水ショーが始まるのです。

これがなんと毎日･･･休みなく動いているのですよ。

夜２０時には、こんな風に･･･美しくライトアップされます(^^)

この噴水は、公園の自然ともしっかり調和していることが感じられます。

必ずしも自然だけが素晴らしいというわけではなく、人工の創作物でも善意が込められていれば、やはり素晴らしいのだなぁと･･･学びになったのを覚えています。

この噴水も、僕はほぼ毎日見させて頂き･･･特に夕日の中で観る噴水ショーは･･･感動して涙が出ることもありました。

もちろん、誰でも無料で見られますでの･･･もしお近くにお立ち寄りの際は、ぜひお勧めですよ(^^)

最近･･･当時の心情が、フッと蘇ってきまして･･･不思議と、当時の自分と･･･今の自分が重なっている部分があるように感じています。

もちろん今は･･･こういう活動の場があって･･･多くのありがたいご縁にも恵まれて･･･あの頃よりも少し絵が上手くなり･･･自分も成長したと思うのですが･･･。

ただ「何も求めない幸せ」の心境や･･･ご縁のある皆様と･･･心と心で交流させて頂けている状況は･･･どこか当時と似ているなぁと感じる面があるのです。

この活動を続けてきて･･･最初はＫ君の影響もあり、上昇志向みたいなものがあったのですが･･･だんだんと自分の中で違和感が出てきまして･･･特にここ数年間は、それを手放すようにしてきました。

ただ、若い頃の上昇志向は、たぶん「自然」な面もあって･･･僕やＫ君の場合も、それがあったからこそ･･･今に繋がっているのだろうと思います。

その辺の紆余曲折は、一人一人の運命の流れによって違うと思いますが･･･最終的な目的地としては、みんなが「何も求めない幸せ」に向かっているような気がしています。

それはきっと･･･植物さん達のような、自然そのものの在り方でもありますが･･･先日の記事で天照さんがおっしゃっていたように･･･「あるがまま」の幸せでもあるのでしょう。

ここに至るまでのプロセスで･･･僕は少しずつ、人生の選択において･･･どこまでが「自然」で･･･どこからが「不自然」なのかを、深く見定められるようになってきたことに気付きました。

人間関係も同様に･･･どこまでが「自然」で、どこまでが「不自然」なのかを見定め･･･そして、どのように対応することで･･･「不自然」を「自然」な調和に整えていけるのか･･･。

そういうことを、自分なりに一歩ずつ学んできたのだなぁと･･･最近、そんな風に気付いたのです。

本当は「不自然」だと感じているのに、無理に頑張ることはないですし･･･無理に自分に高いレベルを求めることもないわけです。

どこまでが自分にとっての「自然」なのかを、よく見定める中では･･･知らず知らず握りしめていた「不自然」な感情や拘りなどを手放すことも･･･やはり大事なことだと思います。

人生経験の一つ一つに、そんな風に心を澄まして向き合うことでも･･･自然と魂の成長が進む面があるのでしょう。

そのため･･･普段から自然をよく味わうことは･･･そういう魂の道を見定める感性を磨くことに繋がると思います。

以前の僕は、ただ好きで自然を味わっていただけですが･･･実は案外と、この活動の基礎になっていたわけですね。

ということで･･･やはり神様達は、ずっと前から導いて下さっていたのだなぁと思ったのです(^^)

今、フと気付いたのですが･･･。

１月の記事で、にゃー大臣が･･･「もっと魂と魂でコミュニケーションする方法を･･･人間に教えるにゃ。」･･･と言っていましたが･･･。

よく考えてみると･･･自然をよく味わうことは･･･少ないリスクで、魂と魂のコミュニケーションの扉を開く方法の一つだと思います。

人間の心は複雑ですが･･･まずは自然を味わい、植物さん達の心を感じてみることに関しては･･･ほとんど問題が発生しないと思うのです。

ただ、このことによって･･･感受性が磨かれるのは確かですので･･･その分、外界のマイナス面も感じ取りやすくなる場合もあると思います。

その場合、自然のエネルギーを貰った分･･･心の課題によく向き合い･･･そこをコツコツ手放したり、癒していくことで、その状況を乗り越えていけるはずです。

これは僕自身もずっと実践してきたことですが･･･やはり内面が癒されると、自然と外側の問題も調和してくるものなのです。

ただ、このようなこともやはり･･･それぞれのタイミングや、相性のようなことがあると思います。

心からそうしてみたいと思われた方が･･･自分のペースで、徐々に深く自然を味わってみるとよいかもしれません。

そのようにして頂いた方が、自然と背後から･･･神様達のご加護とお導きを得やすいからです。

ということで･･･あくまでも個人的なシェアでしたが･･･昔話と共に、自然を味わうライフスタイルをご紹介させて頂きました(^^)

かつての僕は「のたれ死んでもいい」という覚悟から、自分の道を新たに歩み始めたわけですが･･･今はそういう気持ちはなく、「神様達と共にあるから大丈夫」という気持ちが強いです。

また、この活動や･･･奥さん･･･家族や友人･･･ご縁ある皆様のことを･･･心から大切にすることも、とても大事なことだと感じています。

今あるものを大切にすることと･･･「何も求めない幸せ」は･･･両立できるものだと思うのですね。

心から大切だと感じるものを大切にすることは･･･やはり「自然」なことですからね(^^)

ただ、結局のところ･･･本当に大切なものって、形や結果ではなく･･･「心」が宿るものなのだろうなぁと感じています。

この辺の見定め方が、深く豊かになってきたことが･･･漫画家を目指していた頃の自分とは変わった部分かなと思います。

Ｋ君に出会って、魂が開いてからは･･･感受性も大きく開き、いろいろな経験の中で･･･かなり苦しく、大変なことも多かったです。

でももし･･･大変だからと言って、一つ一つのことに誠実に向き合ってこなかったら･･･おそらく今の自分はなかっただろうとも感じます。

やはり、大変だからこそ魂は成長する･･･という面も、確かにあったのですよね。

そして、大変だったからこそ･･･本当に大切だと感じるものを･･･心から大切にしようと想えるようになったことも感じています。

もちろん･･･まだまだ潜在的な心の課題があるのは感じていますので･･･これからもコツコツ精進していくことに変わりはありません。

今回は、神様達からの後押しも感じまして･･･個人的な経験談をシェアさせて頂きましたが･･･あなた様らしい道を歩んでいく上で、もし参考になる部分がありましたら･･･嬉しく思います(^^)

あなた様のお心にも･･･神様達のご加護とお導きが･･･いつも共にありますように･･･。

ご覧下さりまして･･･ありがとうございました。

・２０２３年１２月の記事･･･ピースより「希望の光の玉」

・２０２４年１月の記事･･･にゃー大臣より「にゃー大臣の教え」

・２０２４年２月の記事･･･天照さんより「あるがままへ帰る道」