又吉さんを見て思い出す | 神様達と共に

神様達と共に

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チャネリングでお届けさせて頂きます

 

先日、NHKでお笑いコンビ「ピース」の又吉さんのドキュメンタリー番組がやっていました。

 

一昨年前、芥川賞を取って一躍有名になられましたよね。

 

その又吉さんが第二作目の執筆に取りかかっているということで、その様子を数ヶ月間にわたって密着取材した・・・という内容でした。

 

 

又吉さんは大成功しているにもかかわらず、あえて風呂なしのアパートを借りて、そこで執筆していました。

 

それによって、お金がない頃の下積み時代の気持ちに返ることが出来るのだそうです。

 

その様子を見ていると・・・とてもヒリヒリとするような・・・感性を鋭く研ぎ澄ましている様子が伝わってきます。

 

 

過去の自分の気持ち・・・。

 

小説の中の主人公の気持ち・・・。

 

心の奥に閉まっているもの・・・。

 

物語全体を動かしている不可思議な命のようなもの・・・。

 

 

そういうものにアンテナを澄ましてキャッチしようとしているのが、こちらにも伝わってきました。

 

 

その番組の中で・・・。

 

小説の中の主人公が自分の内面を深く掘り下げるシーンが紹介されました。

 

 

それは、「嫉妬という感情はなぜ存在するのだろう・・・」という内容でした。

 

その洞察はとっても奥深く・・・。

 

でも、落ち着いていて、どこか優しいものでした・・・。

 

 

又吉さんはこんな風にも言っていました。

(*大体の僕の記憶で書いています)

 

 

「主人公の重く苦しい感情を書いていく作業は、こっちもすり減っていく感覚があるんですよ。

 

でも、それを暴力的に書くんではなくて、やっぱり『それでも生きていていいよ』という感じで書いていきたいんですよね。」

 

 

「僕はわかるヤツだけわかればいい、という感じにはならないんです。

 

やっぱり、『わかりにくい』という意見を貰ったら、次はもっとわかりやすく書こうって気持ちになります。」

 

 

ああ・・・そうだよねぇ・・・。

 

この又吉さんの気持ちに、僕もすごく共感しました。

 

 

そう・・・、僕もかつて漫画家志望だった頃は、又吉さんと同じような気持ちで作品に向き合っていたんです。

 

ただ、僕は又吉さんと違って、ほぼまったく売れない漫画家でしたが・・・(笑)

 

それでも、25歳から、この仕事を始める36歳までずっとバイトをしながら、漫画に大きなエネルギーを注ぎ続けてきました。

 

 

その内容は主に麻雀漫画だったのですが・・・、又吉さんと似ているのは、人の心に深く潜んでいる暗闇と真正面から向き合う様なストーリーだったことです。

 

だからまぁ、売れる漫画を求める出版社からはあまり好かれませんでした(笑)

 

でも、出版社が何と言おうが、僕はそういう作品が描きたかったので、何度も何度も・・・。

 

全くお金にならずとも描き続けたものです。

 

 

10年ほど立って、やっと読み切りが掲載されましたが、やっぱり内容が難しいのか・・・絵やストーリーのクオリティーが弱かったのか・・・連載まではいけませんでした。

 

当時は悔しさと、挫折感がいっぱいでしたが・・・。

 

でも、今になってよぉく考えてみると・・・。

 

いやぁ、あのプロセスをずーっと続けてよかったなぁと・・・。

 

今回、又吉さんのドキュメンタリーを見て、やっと心からそう思えました。

 

 

というのも、当時の自分は必死だったので気付きませんでしたが・・・。

 

心の深い部分の暗闇と向き合い、それを人様に見せるところにまで作品にしようと昇華するプロセスは・・・。

 

実は自分の深い暗闇を癒す作業だったということ・・・。

 

そのことは、当時の自分は必死すぎてよくわかってませんでしたが・・・、今回、又吉さんの様子を見たことで、初めて客観的にハッキリ感じられました。

 

 

当時・・・、そういえば僕はよくこんなことを思っていました。

 

 

「闇は自分のためにある。

 

光はみんなのためにある。」

 

 

まぁ、作家独特のストイックな考え方ですので、あまりオススメは出来ませんが・・・(笑)

 

つまり、自分の中に潜んで着るさまざまなマイナス感情を「闇」とするならば・・・。

 

僕は漫画家として、それを自分のものとして受け止め、見極め、その奥に眠る宝「光」を見出し、作品に込める・・・。

 

あくまでクリエイターとしての心構えみたいなものですが、当時はよくそう思っていました。

 

昔から、自分の心の奥深い暗闇を掘り下げていくことが、いずれ自分にとっては宝となっていく・・・、という確信が僕の中にあった様に思います。

 

 

このブログを書く上でも、やっぱりそういう心構えは引き継がれているんですよね。

 

でも、ストイックな姿勢はずいぶん薄まって・・・。

 

今では、もうちょっと楽に・・・当たり前のこととして、こんな風に考えています。

 

 

「闇の正体は実は光

 

光はいつもここにある素朴なもの」

 

 

頑張って闇を光にしようとしなくても、いいんですよね。

 

光って、いつもあるものだから。

 

そう考えたときに、「光と闇」という考え方もちょっと違うのかなって、自分の中で変わってきました。

 

今はそういう理解が、実感と共に僕の中で馴染んできたように感じています。

 

このような変化は、ありがたいことなのですが、このお仕事をさせて頂けたことで育んでこれたように思います・・・。

 

 

漫画家を目指していた当時は・・・。

 

最初は荒々しくて、トゲトゲした敵キャラクターを、清らかな心を持った主人公が打ち負かすような作品を描いていまいたが・・・。

 

次第に敵キャラクターに変化が訪れていって、少しずつ複雑な心模様を持つキャラクターになっていったものです。

 

そして、だんだん主人公とわかり合うことができたり、仲良くなったり・・・そんなストーリーが増えていき。

 

最後の方には、本来ならば敵っぽいキャラクターを主人公にして、「麻雀は愛だ!」って叫んでいるような・・・(笑)

 

そんな漫画を描いたっけ(笑)

 

 

(ちょっと恥ずかしいけど・・・以下が実際の作品です)

 

 

 

 

ははは・・・(^^;)

 

まぁ・・・過去の自分は、一作品一作品、ただただ必死で・・・。

 

ボツになったり、人気がなかったら、いつも悔しくて忘れようとしていたけど・・・。

 

でも今にして思えば、自分にとってはとっても貴重な成長の歩みだったのだなぁと思います。

 

 

そんな風にコツコツと内側の暗闇を光に昇華してきたことが、知らず知らず自分の心の力となり、今のこのお仕事にも繋がっているのだなぁと思います。

 

又吉さんのような・・・。

 

「読んでくれる人に、何かを届けたい」

 

そういう思い・・・やっぱり大事だなぁと・・・。

 

 

その思いを持ちながら作品と向き合うことが、知らず知らず自分を深く癒やしてくれているんだなぁと・・・。

 

改めて、自分の人生の裏側に気づけました。(遅いっすね(笑))

 

 

今、僕はたいして成功もしてないですし、社会的な地位も名誉もお金もないですけど・・・。

 

なによりも、そういう心を育む積み重ねはこれからも大切にしていきたいです・・・。

 

 

そして・・・、こういう場で、このブログを楽しみにして下さっている方々がいる・・・。

 

そのご縁を通じて、なんとか生活をさせて頂けている・・・(-人-)

 

運がいいといいますか・・・、本当にありがたいことだなぁと思います。

 

 

そういう人が少しでもいて下さるからこそ頑張れるし、今・・・生きていられるんですよね。

 

だから頂けているご縁を本当に大切に・・・。

 

「何かを届けたい」という、魂の想いを忘れずに・・・。

 

これからも続けていこうと思います。

 

 

ちょっと昔を思い出して、渋い感じの記事でしたが、ご容赦下さい(笑)

 

 

よかったらこれからも、どうぞよろしくお願いしますね(^^)

 

 

 

 

ウサギおしらせウサギ

 

今月のセッション募集は、3月5日(日)の12:00より募集開始させて頂きますベル

 

いつも通り、スカイプセッション &スピアートセッション が各2名様、メールセッション が3名様の募集です。

 

この機会にご縁を感じて頂けましたら、どうぞよろしくお願い致します(^^)