今月14日は、『鉄道の日』。
日本で初めて鉄道が敷設されたのを記念して設けられた日である。
(新橋駅<旧 汐留貨物駅>~横浜駅(旧桜木町駅)間)
そんな中この季節になると、やはり『旅のお供は何か?』と云う処に辿り着く。
そこで今回は、駅弁の話題をしたいと思う。
ブログをご覧の諸氏の方々も列車に乗る際に、駅弁を駅構内で買われたり、
また最近では、スーパーやデパ地下で“駅弁フェア”をやっている事もあり、
お昼休みにちょっとした旅気分を満喫したいという事で、
買われている諸氏も多い様である。
ちなみに駅弁の数が全国で一番多いのは、ここ仙台駅なのである。
他地域でもかなりの数の駅弁が販売されてはいるが、
全国統計で見た場合、実は仙台駅がダントツとの事だ。(ノ゚ο゚)ノ
(東北中枢のJR仙台駅、駅弁の種類は全国で第1位。
地元駅弁業者、東北一帯を持つ駅弁業者、JR子会社が競争し、
駅構内各地で50種類以上売られている、全国有数の激戦地。)
因みに仙台駅構内は、新幹線ホーム、在来線ホーム、
駅中コンコースを含めに駅弁を販売しているブースが乱立している。
しかも50種類以上の駅弁が販売されており、
全国一の有数の駅弁販売の激戦区でもあるのだ。
観光で仙台を訪れたお客さんも「どれを購入しようか?」選択肢が広いので、
迷われている方も多い様である。(゚Ω゚;)
(仙台駅構内でダントツ、一番売れている『網焼き牛たん弁当』。)
そんな中で売れ筋の人気商品と云えば、やはり牛たんを素材にした駅弁が支持を集めている。
仙台は元々、牛たん発祥の地と言われているが、これは戦後に入ってからの事である。
現在は、マスコミや各種媒体等でかなりPRされており、
「仙台に来たら必ず『牛たん』を頂きたい。」と語る諸氏が多い。
仙台市内各所には牛たんの専門店もあるが、
時間のない旅行客にお勧めなのは『網焼き牛たん弁当』(上)と、
『極撰炭火焼き牛たん弁当』(下)である。
この2種類は旅行客にも人気があり、1・2を争う駅弁商品との事だ。
(仙台駅構内で2番目に人気の高い、『極撰炭火焼き牛たん弁当』。
上位は、やはり“牛たん”を素材に使ったものが人気が高い。)
宮城県は地形的に、“海の素材”、“里の素材”、“山の素材”が容易に入り易い地形の為、
地場産品を使ったものが多いのが特徴である。
以下の3品の駅弁は全て、地元の特産品を集めて作ったものばかりである。
(三陸の海の素材をふんだんに盛り込んだ、『みやぎ黄金街道』。
牛たん系の駅弁に次いで、人気が高い一品。)
『みやぎ黄金街道』(上)は、いわゆる三陸沿岸で取れた豊富な海の幸を
ふんだんに取り入れた、駅弁の一品である。
特に女性を中心にこの駅弁は人気が高い様である。
そしてもうひとつ女性に人気が高いのが、『伊達武将隊弁当』(下)である。
仙台と云えば藩主・伊達政宗公の城下町である。
伊達武将隊は、仙台の観光をPRするお持て成し部隊である。
現在は、市の観光PRを含め様々な商品コラボに使われている。
こちらは仙台の地場で取れた産品をふんだんに使った駅弁である。
それともうひとつこの商品が人気が高い理由。
それは、女性を中心に昨今“歴女”と呼ばれる歴史好きの女性達の出現が、
戦国時代の武将に人気が集まっている事だ。
ゲームソフト『BASARA』からブームの火がついた事から始まったこの現象。
それを駅弁にも反映させた一品でもある。
ちなみに『伊達武将隊』は、仙台市の観光をPRするお持て成し部隊。
様々なところで活躍している。)
震災から、1年半が経過したもののまだまだ復興への道程は果てしないものである。
そんな中、震災復旧に全国各地から応援に来られた方々への感謝の気持ちを込めて
作られた駅弁が『ありがとうの詩』である。
県産米の“ひとめぼれ”を使用し、宮城県の地場素材を使った駅弁である。
因みに、お弁当の上蓋の右側の題字は、現・宮城県知事 村井嘉浩氏自らの書である。
このお弁当を販売するに辺り、知事自らが先頭に立ち震災復旧に心砕いてくれた全国各地の
方々へお礼の感謝の意を伝えると共に、『少しずつ復興へ向けてがんばっている事をチカラ強く
伝えよう』としている強いメッセージが込められた一品である。
(全国からの震災復旧への感謝を込めて、
県特産の素材を使って販売された、『ありがとうの詩』。
ちなみに上蓋の題字は、現・宮城県知事・村井嘉浩氏が
書いたもの。)
最も手軽な駅弁の代表格と云えば、宮城県の観光PRを兼ねた、
ゆるキャラと呼ばれている“むすび丸”のキャラクターを用いた、
『むすび丸 おむすび弁当』(下)がある。(‐^▽^‐)
県産品を使いながらの隠れた一品である。
“むすび丸”のキャラクターは現在、キーホルダーを始め、
様々な商品、または観光や各公共施設関係のポスターにも使われている。
因みに、このお弁当の上蓋の“むすび丸”の絵は、初期に使われたものを使用している。
『むすび丸おむすび弁当』。)
今回blog等に紹介出来なかったものの、
仙台駅の駅弁には他にも各種色々な駅弁が揃っている。
昔は、駅のホームでの立ち売りが主だったが、時代の変化と共に立ち売り販売は無くなり、
替わって駅中を主体とした販売に切り替わってきた。
そして今や駅弁自体も冒頭で書いた通り、全国の大型スーパー、デパ地下、
またはインターネットの通販でも気軽に購入出来る時代に変わってきた。
時代の流れと共に“駅弁”の歴史も変わっていく…。
※…今回、ご紹介した仙台駅・駅弁の詳細は、「仙台駅 駅弁」で検索すると、
仙台駅で販売されている、多数の駅弁の商品を見る事が出来ます。
尚、ネットで購入を希望されている方は、
それぞれ製造販売されている業者のホームページでご確認下さい。
尚、製造業者によっては特に人気商品の駅弁や季節限定商品の場合、
品薄になっている事もありますので、
予め、製造販売業者にお問い合わせする事をお勧め致します。
下記に仙台駅で駅弁を販売している、業者のHPを掲載して折ります。
【お弁当の 『こばやし』】
http://www.kobayashibento.com/shopping.php?c=1
【伯養軒 仙台支店】
http://www.greenhouse.co.jp/w-hakuyoken/sendai.html
【NRE 日本レストランエンタプライズ】
http://www.nre.co.jp/ekiben/sendai.shtml
JG7MER / Ackee