久しぶりにRPGツクールを遊んでみたくなって、以前セール中に購入して放置したツクールMVを遊んでみました。
RPGツクールといえば、子供の頃にスーパーファミコンで発売されたRPGツクール以来です。
その後もツクール3までは遊んだ事がありますが、基本的にはサンプルゲームを遊んで満足してしまい、一度もゲームを完成させた事はありませんでした。
3なんかは、キャラクターのドット絵を書くツールが付属していたような気がしますが、よく覚えていません。
ツクール2のサンプルゲームは当時としてはメタなネタが多く、楽しかった思い出がありますね。
いまさらですが、ツクールMVをさわってみた印象は、すごい難しいです。
素材も全然足りないですし。
追加素材を販売しているメーカーに敵意すら感じるレベルで素材が足りないです。
収穫は、フリーゲームとして公開されているような作品と同じようなクオリティのゲームを作ろうと思ったら、相当な工夫と努力が必要なのだと実感した事くらいでしょうか。
それでも、自分が遊びたいゲームを自分で作れたら、こんなにおもしろい事はないので、色々と調べつつ遊んでみました。
四月の初めにさわり始めたので、すでに一ヶ月近く経過していますが、システム周りすら完成していません。
そこで、モチベーションの向上に繋がればと思い、製作日記的なものを書く事にしました。
後日、この頃はこんな事考えていたなぁ・・・なんて事を思い出して、自分が微妙な気持ちになれる事を目的とした日記です。 基本的にはエターナる予定なので、本当に日記です。
ちなみに、私が遊びたいのはサバイバルシミュレーションです。
つい最近発見した「遭難サバイバル~生きる。」というフリーゲームを遊んでみて、感動しました。
私が遊びたいサバイバルシミュレーションそのままだったからです。
バランスがとても良くて、朝起きて洞窟を出る前の編成の重要さに気がつくまで何度もやり直しました。
慣れてしまえばどうという事はないのですが、多少操作に難を感じた点と、R18ゲープレイヤーとしては、そういったシーンが無い点(R18ゲーではないのでお門違いも甚だしい)以外は、正直このゲームで満足してしまったため、数日間を消費してしまいました。
ですが、やっぱりサバイバルならR18要素も欲しいですし、こんな展開になるゲームを遊びたいという思いが沸いてきてしまい、それなら自分で作って遊べばいいじゃないか!という事で、私が「よし、このゲームをパクろう」という考えに至るまで、そう時間はかかりませんでした。
※モラルの低さは自覚していますが、同じレベルのものが作れる自信はありません。
●ここから日記
どんなゲームを作りたいかが決まったら、次に考えるのはキャラクターやストーリーだと思います。
※偏見です。
こんなストーリーにしよう!だとか、こんなキャラを出そう!だとか、こんなイベントがあったら楽しい!だとか。
そうなると、まず必要になるのがキャラクターの絵なので、私も例に漏れず絵を描き始めました。
・・・思えばこれが失敗だったのですが、本来、まずシステム面から手をつけないと話にならないというのは、後から気がつきました。
とりあえず絵はこんな感じ。
立ち絵のつもりで描いているので、どうせ表示されない足の方は長さとか太さとか適当です。
そもそも足は難しいから描けませんし、描けないものは描かなくていいんです。
色を塗る時に漏れないように乱暴な横線で区切っているあたり、大雑把な性格がにじみ出ていますね。
うん、何人分かの立ち絵と歩行グラフィックを作ったので、早速ゲームに組み込んでみます。
色も適当に塗ってみました。
表示される!楽しい!動く!楽しい!
左下に顔グラフィックが表示されている浩介くんが主人公のゲームにする予定です。
立ち絵の黄色い服の人を着た胸の大きなキャラクターはお姉さんです。
などと、妄想を膨らませながら舞い上がった私は、現時点で出来るツクールMVのシステムを使って、キャラを動かすイベントを作ったり、ピクチャを表示してみたり、マップを作ったりしながら遊んでいました。
うん、大体OPっぽいものが出来た。
そういえばサバイバルシミュレーションを作ろうと思っていたのだ、と思い出して、次にアイテムや、主人公たちのステータス等をさわり始めます。
※おそらくですが、本来はこっちが先だったのだと思います。
●立ちはだかった問題点
・・・あれ、そういえばサバイバルシミュレーションの醍醐味といえるクラフト(合成)ってどうやって作ろう。
空腹度とか、喉の渇きとかってどうしたらいいんだろう・・・
そもそも、ツクールのメニュー画面が、イメージしているゲームと合ってないけれど、どうやってメニュー画面を改造したらいいんだ。
ステータスの「攻撃力」とか「魔力」とか、戦闘なんて発生させるつもりは無いのだから、表示されるだけ無駄だし、なんか色々とイメージ通りのものが出来ないぞツクールMV・・・
このように、問題点が山積みだった事に気が付きます。
それが数日前です。
●プラグインの存在
RPGアツマールに投稿された作品や、そのほかフリーゲーム紹介サイトで公開されている作品を見る限り、同じRPGツクールで作ったとは思えない作品が大量に存在しています。
この作者の方々と私は、本当に同じRPGツクールを購入したのだろうか?
私が買ったのは廉価版か何かだったんじゃないだろうか・・・
セール中に買ったから性能や素材をセーブされているのでは・・・などとあらぬ疑いを持つ日々が続きました。
そんな時に発見したのが、プラグインの存在です。
どうやら、最近のツクールはプラグインというものを導入すると、ウィンドウの位置を変えたり、とにかく色々な事が出来るのだという事だけわかりました。
Modみたいなものですね。
ですが、プラグインコマンドとか、スクリプトってなんなのか・・・公式のマニュアルを見ても、上級者向けのシステムなのだという事しかわからず、行き詰ってしまいました。
色々なプラグインを導入してみても、思い通りのものにはならない上に、導入したプラグインの使い方を試行錯誤するだけでもとても大変です。
良さげなプラグインの説明を読んでも、使い方が理解出来ないのはきっと私の脳が年齢的にもうダメなのだと感じました。
プラグインというのが何なのか知りたい。
スクリプトの使い方が知りたい。
とにかく楽しいゲームを作って遊びたい。
こんな事を考えていました。
●それからやった事
正直もう、「何がわからないのかわからない」というアニメの馬鹿キャラが勉強を教えて貰っている時に陥る状況になってしまっていたので、メモ帳を開いて、何をしたいのか書き出す事にしました。
・ウィンドウを好きな所に表示したい。
・そのウィンドウに文字を表示したり絵を表示したい。(メニュー画面とかです)
とまあ、書いた事を要約してみるとこの2点でした。
ただ、ツクールでウィンドウを表示するには、ツクールの根幹?になっているらしい、難しい言葉で書かれたファイルのウィンドウのクラスがどうとかシーンがどうたらといった内容を理解する必要があるそうです。
私には不可能なので、とにかく似たような事が出来そうなプラグインを探していると、トリアコンタンという方が公開されている「動的文字列ピクチャ生成プラグイン」というプラグインを発見しました。
※この方は他にも様々なプラグインを作成しているすごい方だと後から知りました。
このプラグインを導入してみると、
こんな感じに、マップの好きな場所にウィンドウを出したり、カーソルを出したり、ウィンドウに変数を表示したりと、思うままに色々な事が出来ると気づいたのが昨日の事。
※ずらりとならんだモブキャラには、他に作成したコモンイベントのテスト版が入っています。
さっそく、ゲーム内時間や、日付の表示。
キャラクターの簡易ステータスの表示などが出来るようにしてみました。
ただ、アイテムについてはどうやって管理すればいいのか皆目検討がつかず悩んでいたのですが、ツクールMVで「配列」が使えると知って、いろいろと試す内に、ようやくアイテム欄の表示に成功しました。
※「配列」は使わなくても平気っぽいです。
カーソルも表示して動かせるように出来たので、明日からはアイテム欄がスクロールするように頑張っていきたいと思いますが、とても難しそうなので、ここで早速エターナる可能性大です。
ともかく、このプラグインを導入させて頂いてから、ようやくスクリプトやプラグインコマンドの使い方がわかってきた気がします。
これが無ければ、完成図が見えず、ゲームを作って遊ぼうなどとは思わなかったので、この日記を書く事も無かったでしょう。
「難易度高めのサバイバルシミュレーション(R18指定)」を作って、いつかRPGアツマールなんかに投稿できるよう頑張りたいと思いました。
現在は、ゲームの根幹になるメニュー画面を作成して、それぞれコモンイベントにぶち込んだら組み合わせて、それが終わったら次にマップの移動システムやアイテムのクラフト等を作成していく予定です。
全部終わったら、ようやく最初に考えていたストーリーや発生するイベント、キャラクターのグラフィックといった素材をちゃんと作りなおして、最後にバランスを取ったら完成でしょうか。
バランス取り以外では、本来最終工程になるであろう、ストーリーやイベント、キャラクターを最初に考えてしまうのは、初心者たるゆえんなのかなと感じました。
っていう日記。
●愚痴
アイギスの召喚画面の仕様は、前の方が良かった。