もはや、呪文のようなタイトルだが、、
文字通りキックを意識する時、気になる部分。
いにしえから先人が語るのはペラッペラの薄い靴底より、厚底のブーツを使ったほうがキック(特にダブルキック)の感覚がわかりやすい。のだとか、、、
この「厚底がいいぜ」的言説には、ウチの師匠はあまりYESとは言わない。「基本どんな靴だって一緒だって!」という天才ならではのご回答になっております(泣)ただ、ダブル時の感覚はタップダンスに似てるかも?というヒントはもらった。
そんなこともあり、以前タップダンスやってるアニキに「動きと体感、練習の時どっちみてますか?」と、聴いてみたことがある。彼の答えは「両方。」ということだった。
以上、壮大な前フリである。
普段ダブルキックは優先度上げて練習してないんだけど、たまに最低限必要な場面もある。先日も、セッション曲にとりくんでダブルの必要性が発生した。
体感任せだと、瞬間芸ではけっこううまくいくんだけど、継続で5分連続ダブルとかは出来ない。むしろ体感がほとんどないくらいのスッカスカの感覚のほうがうまくいく。それだと叩けてない時と出来てる時の差が確認出来ないので、ちょっとしたことでサッパリ出来なくなったりもする。
そんな、これまでのいろいろを思いつつ、久々に厚底靴で練習してみた。ポイントは「動き」である。ショット同様、キックもアップのタイミングがしっかり出来るのが大事。「体感=足裏の感覚」に頼れない厚底靴だと、しっかり動きをみることができる(みないと出来ない!)。
師匠のダブルは世に言われてるダウンアップとかアップダウンとかスライドとかスイベルという奏法とは違って、理にかなってるけど独特(俺は他のは出来ん!とおっしゃる)なので、説明は端折る。ようやく、師匠から教わったプロセスに従って、以前は全然出来なかったダブルキックが出来るようになってきた(難しいけど)ダブルはとりあえず今はこのくらいで。ただ、シングルのキックにも活かせることが多かったので、時々厚底もいいみたい。
「これでなきゃダメだ!」などと思考停止せず、視点や方法論を柔軟に変化させるのは大事だ。
