機材でもフレーズでもそうだし、

ドラムに限らず日頃のスキルやツール全般に言えるんだけど、


<とりあえず使えりゃいい。ひとまず出来ればいい!>


という方法論にとらわれてることが、誠に多いことに気がつく。



自分が4,5年前に購入した「電子メトロノーム」というのがある。

いわゆる、リズム練習の時に使うピコピコ鳴らすやつだ。


TAPというボタンがついていて、機能がわからなかったのだが、

とりあえず使う上では影響がないので、そのままだった。


今回、操作がもっと効率的に出来ないものか?

と、調べていた。予測としては、簡易的なプログラム機能との想像だが、

正直メーカの取説みても、さーーーっぱりわからない。

(これも問題だけど、、)


いろいろネットをみて、

「自分で何度か連続でボタンを押したテンポがフィードバックされ、そのテンポで動作する。」

という機能だった。(知ってる方には常識的なことだと思うのですみません)


これはいい。これでいい。これがいい!


カウントとるとき、自分のなかでしっかりそのテンポでノリをつくってからではないと、

狙ったテンポには近づかない。ということは、演奏テンポが安定しないということ。

正直、ドラムの練習するより、

このボタン押して狙ったテンポを安定させるトレーニングしたほうが役に立ちそうなくらいである。



話がソレた。

「とりあえず使えりゃいい」は、スタート時はいいけど、横着してると、

これだけの効果が潜んでるのに無駄なことや悪循環を繰り返してしまう可能性がある。

文字通り「とりあえず使えたり、出来たりすること」しか、やれてない人間になってしまう。


確かに、とりあえず使えりゃいいというものもあるだろうし、もう使わないものもあるだろう。

必要があるものは、課題が出たときに「柔らかく変化させていく。」を意識して、

当たり前にやってるのを見なおすことはアリだと思ったお話。