今日は、草刈りをした。
ウチには、庭はない。小さな花壇があるだけ。
それでもバックスペースの処が土なので、この時期ドクダミやら得体の知れない草が
生えていて機器を塞いでしまうので、抜かないわけに行かない。
此の処の腹痛で食べられなくて、動けず、起きていられなかった。
だから「病み上がりだから止めとけ~。」と家人がいうものの、ペーパードライバー
だから買い出しも行けないし、草刈りは毎年私の仕事と、勝手に自分で 決めている。
今日は、ようやく、やろうという気になった。
私はいつも虫対策で100均の雨合羽&パンツに長靴を履いて更に、雨カバーをする。
ちょっとした怪しい宇宙服だ。
大概、一度は ご近所さんが「ギャッ」という。または虫に集られた私が叫ぶ。
今日は、ヤモリさんがいた。瑞兆だ。
ああ、めんどくさい。草刈りも、風呂掃除も、排水溝を綺麗にするのも面倒くさい。
そう思いつつ草を抜いていると、汗をかいた頬に心地よい風が吹いた。
生きているからこそ、こんなメンドクサイ事が出来る。
本当は、このメンドクサイ事が出来る事が幸せなのかも知れない。
時間を掛けて、手間を掛けて。思いを込めて、愛情を注いで。
今日トラちゃんは焼き鳥を食べて、思い切り泣いて、優三さんの愛をもう一度
受け取った。(私はアレは、トラ子が思い出しているのではなく、同じ言葉だけれど
優三さんが会いに来てくれたんだと思います。アングル違うしねえ。カムカムでも
終戦記念日に稔パパが るいに会いに来てくれたのと同じと思います。だから字幕部の
”回想”表記はアカンと思います。ここ、大事な所。クレジットも回想や ないしね~。
ホンマに優三さん来たんやで~。)
「頑張らなくても良い。トラちゃんが後悔せず 心から人生をやり切ってくれる事。
それが僕の望みです。」
何をしても 悲しみは、消えない。でも泣き終わったトラ子は、きゅっと口を結んだ。
トラ子も第2章。私も、大分回復してきた。
さあ、そろそろ顔を上げて 次へ行こうか。