さて、組み上げたマザボをケースに乗せます。

 

空冷のPCであればポン付けでものの数時間あれば簡単にマザボを乗せ換えられるのですが、小型フル水冷となるとそう簡単にはいきません。

手順的には、冷却水を抜く ⇒ 水路をバラす ⇒  部品を外す ⇒ 新部品を取り付け ⇒ 新しい配管を作る ⇒ 水路を組み立て ⇒ リークをチェック ⇒ 水路を洗浄 ⇒ 冷却水注入 ⇒ 電源投入、という気が滅入る内容です。

フルいっぱい組み換えにかけて、2日かかりました。ほぼすべてバラして組み直し。

何が楽しいんだか...。

 

どうせバラすので、ラジエターの冷却FANを新型に変えました。今回発熱量が増えると思うので、強化です。

上の写真はEKの EK-Loop Fan FPT 140 D-RGB - Black x2個 です。

前作のEVO140ERよりも最高回転数が 1600rpm ⇒ 2200rpm へ上がっており、風量も  143 m³/h ⇒ 200 m³/h と強力ですが、フル回転だとダブル爆音です。

温度によって回転数制御して使わないと、うるさくてしょうがないでしょう。

 

マザボを乗せたところ。特に干渉なく入りそうです。

 

SATAのケーブルが右横に付ける電源と干渉してストレートタイプだと付けられませんでした。ライトアングルタイプでも上の写真の様に、SATA6G_2側(下側)のコネクタはケースに干渉して付けられません。ケーブルを無理やり根元で曲げれば、上の写真のようにSATA6G_1側(上側)コネクタに1本は付けられます。

ちなみに UEFI BIOS 上では、上の写真で接続している SATA6G_1側(上側)はSATA6G_2として認識されます。マニュアルが間違ってるのかな?

 

いろいろ探してみましたが、上の写真の上側は従来のSATAケーブルですが、下側の様なショートタイプならば付けられそうです。アイネックスの「超フラットSATAケーブル」です。実際に30cmの長さのものを購入したのですが、30cmは配線を整線すると短かすぎ、とどきませんでした。この上の長さは50cmで、それは長すぎ。考えた挙句、SATAは1個で十分だろう、という結論になり、LアングルのSATAを1本繋いでます。1TBと2TBの NVMe SSDを2個マザボに乗せてるので、そんなにストレージいらないでしょう。

以前は2枚のSSDでRAID-0を構成し、高速化を狙ったのですが、SSD自体が高速でRAIDの効果は薄いみたいです。HDDの時代はRAID全盛だったんですけどね。SATAは光学ドライブもないし、バックアップ用途なので、多少遅くとも問題ないでしょう。

 

下の写真はマザボとグラボを繋ぐ、ライザケーブルです。

左がNR200Pのケースに付属している PCIe3.0対応のケーブルですが、今回マザボがPCIe5.0対応、グラボがPCIe4.0対応なので、PCIe4.0で接続させるために一応PCIe4.0対応のケーブルに交換することにしました。見た目付属のものでも4.0で行けそうですが...。

写真の右が LINKUP の PCIE4EXT11SR-005 で、PCIe4.0に対応しています。長さ5cmのもので、この長さでピッタリです。これより長いケーブルは、ケーブル自体が固いので、曲げてつけるということが出来ず、多分このNR200ケースには付けられないと思います。

5cmのものは需要が少ないためか、非常に品薄で入手しずらく、これよりも長いケーブルのものより高価、なんで??状態です。今現在で10,000円を超えます。

NR200ケースで同様に交換を計画している人は、安いのを見つけたら即買いした方がいいです。私はLINKUP以外に短いライザを見つけることが出来ず、これを購入するのにもずいぶん時間がかかってしまいました。

 

新しいマザボの水冷ブロックは、冷却水の接続位置が今までのものと変わっており、配管長を変更しました。

上の写真で冷却水のINは下側、OUTは上側で、前の水冷ブロックと位置関係が異なりますが(前回は右がIN,左がOUT)、幸い上の写真の矢印の配管長を変更、水冷ブロックのフィッテイングのスペーサを片側削除するだけで配管ルートを大きく変更することなく接続できました。配管ルートの考え直しかと思ってましたが、ラッキー!

配管は今までと同じく、径14mmの真鍮製金属ハードチューブです。