人間の証明(テレビ版)〜霧積温泉 | 川崎チャーのブログ

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映画、(特に007シリーズ)、プロレス、特撮、芸能人等の思い出や出来事を中心に書いていきます。その他にカレー、あと、どーでもいい話も含む(笑)。





母さん 僕のあの帽子どうしたでしょうね…



(画像はお借りしました)

上記のカバー表紙タイプの小説を中学の時に購入したんだけど、見つからないなぁ…




母さん、僕のあの小説、どこへしまったのでしょうね(笑)?




森山誠一原作のベストセラー小説を映画化した『人間の証明』(1977)は当時かなり話題になってヒットしたよね。



「読んでから見るか 見てから読むか」なんていう角川映画のキャッチフレーズも流行ったし。







ちなみにオレは見てから読む方だった。



たしかその当時、学校の宿題で読書感想文を書くのに『人間の証明』の小説を選ぼうとしたら、国語の先生に「あれは大人が読む小説だ」とひどく叱られた事があったな。



だから仕方なく無難に『走れメロス』を選んだ記憶があるよ(苦笑)。





映画が公開された数ヶ月後、高峰三枝子が母親役を演じた『人間の証明』のテレビ版が放送された。





この第一回目の放送の日、オレは弟と一緒にドラマを観ようと思ってたら、何故かオヤジに「そんなに観たければお前が一人で見ろ!」と怒られた…



中学生のオレは別として、当時はまだ小学生だった弟はそんなに見てはダメな作品かよ??



今までオヤジからテレビ番組に関しては、何を観ても怒られた事がなかったのに…



西条八十の例の麦わら帽子の詩を引用させてもらうと、「僕はあの時、ずいぶんくやしかった」(苦笑)





そんな苦い思い出のある『人間の証明』のテレビ版をなんと、何十年ぶりに東映チャンネルで全13話を観る事ができた!





いゃあ、懐かしいとともに嬉しかったねぇ!!



テレビ版のメインテーマが、映画版のジョー山中が唄う主題歌に負けない程、オレにはインパクトがあった!



なんせ何十年もの間、あのメロディがオレの心に鳴り響いてたからね。



チャララララ ラーンラン(笑) 










先日は他局でも『人間の証明2001』が放送されてた。






こちらは母親がいしだあゆみ版。






ドラマのストーリーで(原作、映画版でも)大きなキーワードになってるのが霧積温泉。






なんと、この作品では本物の霧積温泉でロケされてた!





やっぱり本物の霧積温泉が登場すると嬉しいね!






渡辺謙と高島礼子が囲炉裏で撮影した場所は、たしか『きりずみ館』(今は営業してないそうだ)の方だったな。



実はオレも若い頃に一度、霧積温泉へ行ったことがある。




この場所で一枚撮ったのはいい思い出だ。





こっちの方は原作の舞台になった霧積温泉 金湯館。



金湯館は中学の頃から行きたいと願ってた温泉地だから、念願叶って嬉しかったなぁ!



正直、小さな温泉以外は何にもないんだけどね(笑)




もう25年以上も前の思い出だ。





そんなことを書いてたら、何故、オヤジがあんなにまで『人間の証明』を息子に見せたくなかったのか、今、やっと分かった!



そうだ、あの当時はオヤジにも子供には決して言えない過去があったし、なんとなくストーリーのある一部と被る部分がオヤジにもあった事を知ったのは自分が大人になってからだったしね。



人間、誰にでも人に言いたくない心の傷がある…






今回、久しぶりに人間の証明を観てたら、あの日のオヤジの気持ちがやっと理解できた気分だ。




来月はオヤジの墓参りに行かなくちゃね。。。