2011.2.7~8
武田発祥の地「韮崎市」の皆さんが、仁淀川町へ訪問してくれました!
勝頼伝説ツアーへの誘いです!
この日は、土佐に伝わる武田勝頼落人伝説(下記の武田家系図)を総合的に調べ、この系図に書かれた場所にある史跡を巡りました。
武田信玄の四男である甲斐・武田家当主「武田勝頼」は、定説では天正10年(1582年)天目山で自害しています。
しかし、この土佐の国の山間、仁淀川町では当時の土佐の武将・香宗我部氏を頼って土佐に落ち延び、その後、大崎村川井(いまの仁淀川町大崎地区)に入り、名前を「大崎玄蕃(おおさきげんば)」と変名し、慶長14年(1609年)8月25日64歳で逝去され、鳴玉神社(仁淀川町大崎)に葬ると記録があります。
おお~まじか (゚Ω゚;)
その記録とはこの武田家系図なのである↓ 3つの系図。
歴史上、存在していない登場人物も出ているのである!!
その歴史上、存在していない人物のひとりが、「檮姫」という。勝頼の娘である!
系図によれば、元亀元年(1570年)兄信勝と同所の高遠で出生、「13歳にて天目山で自害とは誤りなり」横畠佐馬助貞秀室となるが文禄2年(1593年)2月8日24歳にて逝去。
また、「横畠栂の森、畑の縁に立し岩あり、このところ、岩の東、馬骨石を印し立てあり」とも系図に書かれているのである。
ここが、檮姫の墓所のある、越知町横畠の栂の森地区である。
説明をする武田勝頼土佐の会の岡林会長と韮崎市の皆さん(市議会などの皆さん)
この墓所の発見は、4年ほど前でしたが、この地域では代々、「お姫様のお墓」と言われ護られている。
韮崎市の人も食い入るようにこれらの墓所を見ました。
なんと、この日がたまたま、檮姫の命日であったのだ。会長さんがお花を添えました。
まさに檮姫に導かれたように。。。。。
この「馬骨石」と表現された12個の墓石の中にひとつ、このような「武田菱」を示す石があるのだ。
まるで暗号のように。。。。。武田の印。。。。おお~ミステリー!
さて、移動です。
ここは、仁淀川町寺村!
系図の示す場所の一つで、武田勝頼の息子のひとりである武田正晴の墓所がある流光山成福寺跡。
仁淀川を眼下に見下ろす風光明媚な場所です。
系図には「幼名武田小三郎・松村六太夫、後寺村六太夫天正2年甲斐にて出生、母は三枝三郎晴友の娘、父勝頼とともに香宗我部家を手頼り長岡郡香美郡と廻り・・・・」とある。長岡郡や香美郡とは高知市より東のエリアである。
武田正晴の墓所は、武田勝頼の墓所と同様に、玉石でのみ積まれた墓所である。
説明をする岡林会長。
この地は、眼下の仁淀川の景色が勝頼たちの育った長野県の諏訪湖を見下ろすような、非常に似た感じだという。
ここで、記念写真と行こう♪ (*^o^*)
さて、仁淀川町大崎地区へ来ました。
ここには、武田勝頼の墓所があります!
系図では「大崎川井土居屋敷、柿の木の元に葬る」とあり、この鳴玉神社の裏に墓所があります。
これが武田勝頼の墓所である。ぜひ、直に見に来てほしいところです。
史跡群に関しての詳しいお話は、武田勝頼土佐の会のホームページを見てね(`∀´)
山梨県の皆さんにとっても、これまでの歴史をひっくり返される思いである。
勝頼の墓所から程近い、大崎地区の小森には、勝頼の嫡男・信勝の墓所があります。
武田信勝の嫡男であり、母は信長の養女・遠山勘太郎友信の娘、永禄10年(1567年)信濃伊那郡高遠に生まれる。寛永6年(1629年)7月11日63才逝去。墓所は、烏帽子岩と川井との間に川端に森ありこの地に葬ると系図に書かれている。
大崎地区の大崎八幡宮へ上がる。
大崎八幡宮までは長い長い階段である。そびえたつ山。
大崎地区とはまるで自然の砦だという岡林会長。周囲は大きく仁淀川が流れ、かつ支流土居川が西にあり、東は山の尾根が突出す。その中心にぽっかりと集落が広がる。それが、仁淀川町大崎地区。まさに戦国の集落か。以前は、中央に田畑が多くあったという。今は吾川中学校のグラウンドなどがある。
大崎八幡宮のあるこの山は昔は城跡だったという。史跡上の宝蔵地として指定されているらしい。
また、ここには仁淀川町指定の文化財でもある勝頼ゆかりの手鏡があり、厳重に保管されている。
そのほか、勝頼が携えてきたとされる「御本尊御神体」などがあるのだ。
かなり廻ったので、お腹もすいてきました (*^o^*)
勝頼ツアーの最後は、これ
かつよりくん弁当 を頂いて、仁淀川町のお茶「池川茶」を堪能しました。
仁淀川町の素材をふんだんに詰め込んだ「かつよりくん弁当」&農林水産大臣賞もとった「池川茶」(池川茶業組合)は、また、ツアーの最後に格別です!
武田菱家紋がまぶしいぜ(*^o^*) 山菜やアユ、イノシシ肉のヤキブタ(?)あり。
池川茶業組合の方には、池川一番茶などのPRもしていただきました。↑ かなーり険しい地形の中で、丹精込めて作られるお茶は、なかなかないぜよ~♪
池川茶業組合のホームページ オンラインショップあり!
仁淀川町と韮崎市との交流も”物産”の交流も行っていきましょう!
食べながら、この土佐・勝頼伝説をアニメ化したDVDも見ていただきました。
(RKC土佐の昔話 2010.12.26放送)
土佐弁がオモロイ!タノシイ!ヘ(゚∀゚*)ノ
さて、そろそろお別れの時間である。驚愕の二日間だったことでしょう。これを機会に、今後もますます、ネットワークを強化していきましょう。
次回の交流は9月、10月に予定されているっ!
今回は本当に遠方からご訪問いただき、ありがとうございました。
今後の両の市・町の発展を祈念して、私は頑張りたいと思います。
韮崎市の皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
SEE YOU!