引っ越しで困ったこと。

 

それは、荷ほどきしたらものが壊れていたことですね。

壊れていた……というほどではないかもしれないけれど

コタツ裏のヒーターがへこんで変形していました。

 

業者が乱暴に取り扱ったからでしょう。

変形していても問題なく使えましたが残念な感じです。

 

 

あと引っ越し日の前後は落ち着きませんね。

 

段ボール箱がいっぱい部屋にあるし

ぎりぎりまで使って箱詰めできないものもあるし…

 

引っ越し先に着いても

モノが所定の位置にきちんと収まって

使えるようになるまでスッキリしないです。

 

 

 

ところで私が幼少期、3歳まで住んでいた所は

近くをJRが走っていました。

(線路から100メートルほどの距離)

 

もちろんその頃の記憶はありませんが

汽車のカタンコトンという音はなつかしく覚えています。

 

 

ローカル線が走る音にノスタルジーを感じる人は

多いと思うのですが

特に夜汽車の音ですね。

 

 

今住んでいるところはJR線からは2キロほど離れていて

昼間は音が聞こえてこないのですが

秋から冬の夜間、シーンとしていると、カタンコトンと聞こえてきます。

 

 

最終列車なのか、それとも貨物車なのか。

その音を聞くと癒されて心が落ち着きます。

 

 

 

ところで今年2023年は宮沢賢治没後90年です。

 

本屋さんではコーナーが作られ

関連グッズも売られています。

 

2017年に直木賞受賞した小説『銀河鉄道の父』の

映画も公開予定です。

 

前から興味があったので小説を読んでみました。

フィクションと書いてあるけれど限りなく事実に近い。

賢治の父・政次郎から見た物語です。

 

 

賢治は裕福な商家の長男に生まれたけれど家業を継がず

浮世離れした“理想郷”や“人造宝石”や詩作にうつつをぬかし

親の金をあてにして高等遊民のような生活をしていた。

 

 

今まで私が思い描いていたのは……

 

「雨ニモマケズ 風ニモマケズ……」の勤勉な人がら。

花巻農学校で教壇に立つかたわら農作業に従事する

地に足の着いた生活。

 

そんな賢治像が覆された一冊でした。

 

 

せめて生きている間にもう少し評価されていたならば

賢治と父・政次郎は報われたことでしょう。

 

 

引越しで困ったこと

 

 

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