昨夜NTV系で世界一受けたい授業というテレビ番組を見ました。
その番組でミュージカルアニーを取り上げていて、今年選ばれたアニーの2人がゲスト出演。
アニーに纏わる事柄をクイズ形式で歌とともにヒントを奏でる2人のアニーがとても可愛かった。
アニーが誕生した経緯はとても興味深く、ある程度実話を元にその時に起こった出来事を表現してる作品。
その中で歌われるトゥモローはとても心に染み入ました。歌ってほんと心を洗浄してくれますね。
2代目アニーをアントニオ猪木さんの娘や山尾議員が演じてたのは知ってましたが、
初代アニーを子供ではなく大人が演じてたのは知らなかったです。
しかもそれが宝塚の現役娘役さんだったとは…。
宝塚でのお名前が愛田まちさん。今は中間裕子というお名前で総合舞台芸術家だそうです。
東京ディズニーリゾートで振付師兼演出家として活動。華麗なる転身ですね。
 
 
さて、今日は京都にある京都府立文化芸術会館に行ってきました。
大阪では緊急事態宣言が出され、演劇はほぼほぼ中止。
自分の予定もキャンセルされ絶望の淵に立たされてましたが、
近隣の京都で演劇が開かれるということを聞きつけ、足を運ぶ次第となりました。
色々ご批判はあるかとは思いますが、心を癒すという自分の「要」を満たすためです。ご容赦ください。
今回の演劇は元元宝塚歌劇団雪組トップスターのたかね吹々己さんが特別出演。
しかもこれが舞台女優として引退公演となるそうです。
たかねさん、正直存じ上げなかったのですが、最後のスペシャルカーテンコールで素晴らしい美声を披露してくれました。詳しくは後程記述しますが、宝塚の人は退団されても素晴らしいオーラを保ってらっしゃいますね。
入口で検温+手指の消毒を実施。しかも席は1席間隔で空け、幕間では場内の換気を行うコロナ対策。
パンフレットも手渡しではなくご自由にお取りくださいというスタイルで徹底してました。
キャパは400席ですが、コロナ対策でほぼ半減。それでも200人くらいのお客さんが入ってました。
皆さん舞台に飢えてるんですね。自粛自粛も結構ですが、たまには息抜きも必要だと思うんですがねぇ…。
 
それでは本日の観劇レポートです。
以下ネタバレします。気になる方はこれ以降の閲覧はご遠慮ください。

劇団とっても便利 25周年記念公演
ミュージカル『美しい人』
~京都府立文化芸術会館~
2020年4月12日(日)天気:雨

<公演時間> 
1幕14:00  ~ 15:25
~休憩20分~
2幕15:45  ~ 17:00

■ストーリー
不況が深刻化し失業者の増大に頭を痛めた政府は、美術館を改装してホームレスの収容兼展示施設にして、その「人間園」を「美しい人」と名付けた。ますます増大する失業者、拡充されていく「美しい人」–––  人間の尊厳を奪われた「美しい人」たちは、限界の状況の中で、やがて奇妙な友情と連帯を育んでいくが・・・。2002 年に初演され、アリス賞を受賞するなど、京都・東京・大阪で圧倒的評価を得た異色ミュージカルの衝撃がいまよみがえる。25 周年を迎えた劇団とっても便利が、ゲストに元宝塚歌劇団雪組トップスターたかね吹々己を得て、混迷の現代に放つ大群像劇 !
 
■主なキャストと配役 ※以下敬称略
大きな鳥(国の象徴)…たかね吹々己(特別出演)
 
<政府>
山田総理大臣…鈴木洋平
高畠伶奈…総理夫人
佐藤外務防衛環境大臣…福田恵
田中厚生労働総務大臣…出田英人
内川公安警察本部長…上野宝子
目黒内閣府事務次官…大野裕之
ワタナベイチロウ(兄)…鷲尾直彦
ワタナベケンジ(弟)…多井一晃
 
<美しい人(浮浪者)>
リーさん…中島ボイル
コウさん…佐藤都輝子
モウさん…もりようへい
杉山味穂
吉本みか子
花川裕香
鈴木湖雪
デツ禎稀
 
<元マルタン社員>
如月さちこ…伊藤卯咲
高松智樹…池川タカキヨ
河出ゆり…さぶりな
天宮ひかる…安東利香
吉村奈菜…長谷川めぐの
甲村シャンディ…松村桃花
 
<ダンサー>
金山雪乃、KYOTA、Usapyon、岩崎歩菜
 
<コーラス/アンサンブル>
RINO、/ 鈴木里奈、西野美香、嶽肩美希、高橋あみか、
中西雛子、輪手朋子、平勝斗、白坂美梨、降木要、和柯、
藤本紗綾、中川恵里、秋吉菜々実、玉井優樹、吉岡莉来、
平田大祐、野添悟史
 
作曲・脚本・演出:大野裕之
編曲:古後公隆
振付:杉山味穂

 [感想]
公演開始前に劇団レトルト内閣の女優の福田恵さんが前説を行ってました。
今日の出演者で私が唯一知ってる女優さん(笑)今日も素晴らしい笑いを届けてくれました。
ストーリーですが、美術館を改装してホームレスの収容兼展示施設を「美しい人」と名付ける政府。
その人間の尊厳を奪われたホームレスたちが一致団結し政府を打倒する…というのが主な内容。
内容はわかりやすかったですが、最後はちょっと尻切れトンボみたいな感じでちょっとモヤッとしました。
 
元宝塚トップのたかねさんは国の象徴の大きな鳥という役。特別出演なので出番はそれほど多くありませんが、
それでも見事な歌声で存在感を見せつけてくれてました。さすが元宝塚という感じ。
元宝塚歌劇団雪組トップたかね吹々己さん(旧芸名・高嶺ふぶき)。
1983年に、宝塚歌劇団69期生として、初舞台を踏み、1996年に雪組トップ就任。
1997年に宝塚退団後は、舞台女優をやってきた。バセドウ病の持病と戦ってきたが、甲状腺乳頭がんが見つかったため、5月に癌治療をすることになった。「手術をすれば日常生活に支障はない。でも、自分が思っているよりも、歌声をコントロールできなくなる。今のように歌えなくなるのは自尊心が許さない」として転身を決意したとのことです。
引退後は、山口・周防大島で、旅館のおかみに就き、イベントのプロデュースも手がける予定だそうです。
ちなみに宝塚69期生で同期は、若央りささん、出雲綾さん、檀ひとみさんがいらっしゃいます。
 
 
今回はたかねさんの舞台女優としての引退公演でもありますので最後にスペシャルカーテンコールと題して、
あかねさんが歌を2曲披露してくれました。最初が大野裕之さんプロデュースの曲で女優として…。
2曲目が宝塚の男役時代に戻って、グッバイメリーゴーランドからディスモーメントを披露。
この曲は自身のトップ時代に阪神淡路大震災に遭い、その時の公演で歌った思い出の歌だそうです。
なのでものすごく力が入った歌声で、場内の隅々に彼女の美声が届いてました。
トップ時代を知りませんが、トップの時は素晴らしい歌ウマさんだったんだろうな…と想像します。
この歌声を聞くと引退は惜しいとは思いますね。とても残念…。
2曲目の歌が終わるとステージ中央にマイクを置いて背を向けるたかねさん…。
山口百恵かよ…と思ったら、ご本人も歌唱終了後にそう解説されてました(笑)
しかも最後の挨拶も湿っぽくならないように笑いに変えるたかねさん。
宝塚出身のOGさんって凄くサービス精神が旺盛。
自分の最後の舞台なのに…。逆にこっちが泣きそうになりました。
引退後は旅館の女将ですか?想像はできないですが、凄くいい女将になりそうですね。
旅館も今はコロナで大変だとは思いますが、終息したら1度泊りに行ってみたいです。
 
…というわけで評価ですが…。
公演の内容の満足度◎
おすすめ度(リピート含む)◎
スタッフの対応◎
劇場の進行◎
座席の快適度◎
…で10点満点中、10点です。
この時期に公演の開催。批判はあったでしょうが、その英断に感謝したいです。
ありがとうございました。とても心が癒されました。
演劇は心の病の病院。今回強く実感しました。
 
 
以上です。