パナソニックの無電化村援助プロジェクト | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。


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パナソニックが創業100周年記念事業の一環として、ミャンマーの無電化村に太陽光発電システムをプレゼントしたようです(パナソニック、無電化村に電気を届けるプロジェクト)。

 

パナソニックはこれまでも途上国の無電化村にソーラーランタンのような機器をプレゼントするプロジェクトを幾つも行っていました。今回のものは100周年で少し大きめの機器が2種類からなり、大きい方は2.88kWのパネルと鉛バッテリーからなるシステムが1台、小さい方は15Wのパネルとニッケル水素バッテリーからなるシステムが90台のようです。プレゼントされた村は本当に良かったですね。

 

パナソニックは単に機器をプレゼントするだけでなく、維持運営のための体制づくりも行ったようです。ここまで行っているのは、パナソニックがこれまでにソーラーランタンをプレゼントするプロジェクトを幾つも行って、維持体制を作る重要さを理解しているからだろうと思います。良く頑張っていますね。

 

私も同様のプロジェクトを多数経験してきましたので、このような話を聞くと嬉しくなります。しかし残念ながら、このプロジェクトも数年たつと維持できなくなり、機器が放置されていくだろうなと思います。維持というのは、それほど大変なものです。

 

それは、形の上で維持体制を作るだけなら簡単ですが、それを維持するのがとても難しいからです。パナソニックの人が数日?現地に行って教育するぐらいではとても維持できません。私の経験では2年間現地に張り付きましたが、体制を維持できませんでした。まぁ、私の場合は現地の状態が良くないこともありましたが、そうでなくても日本人が年単位で現地に張り付いて面倒を見ても、やっと維持体制を維持できるかどうかというのが実情だと思います。

 

そういうことから、私は途上国へのこういうプロジェクトを悲観的に見ていましたが、最近は思い直しています。というのは、

  • 維持体制を維持できなくても現地の人はそれなりに学習をしたので、今後何かの役に立つだろう

  • 少なくとも現地の人は数年間電気を使える

  • こういう村は数年もすれば電化される可能性が高いので、維持体制が維持できなくてもそれほど問題ではない

などと言う理由からです。

 

まぁ、いわばポジティブ思考ですね。悲観的になっても仕方ありませんから。それにパナソニック自体も何らかの経験を得ているだろうと思います。それを将来に繋いでいけば良いだけのこと。

 

それにしてもこのプロジェクトは派手なセレモニーを行っていますねぇ。こういうのは私はあまり好きではありません。

 

 

 

 

 

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