中国の太陽電池メーカーが世界最高の変換効率を記録 | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

中国のLONGiソーラーという太陽電池メーカーがパネルサイズで世界最高の変換効率を達成しました(太陽光パネルで変換効率20.41%、中国LONGiが世界記録)。

 

 

 

太陽電池の変換効率は面積が大きいものの方が、セルよりもパネルの方が、また研究のものより量産のものが悪くなります。この記事の変換効率は60セルのパネルでの値なので、小さなセルよりかなり悪くなると思いますが、結構良い値ですね。ただ製品レベルとは書いていませんので、研究レベルでのパネルの変換効率だと思います。量産になれば少し悪くなるでしょうから、まだ20%越えは難しそうですね。

 

LNGiソーラーではセルの変換効率として23.6%を達成しています(研究レベル)。パネルにすると1割ほど効率が落ちますから、今回の20.41%は大体妥当な値ですね。ただ、セルの研究レベルではパナソニックがHIT技術で25%を超える変換効率を達成していたように思います(ちょっと記憶に自信ありませんが)。LONGiPERC技術を使っていますが、PERCではHITを超えられないのでしょうか? このあたりが気になりますね。

 

両者、競争しあって量産レベルで20%越えの太陽電池パネルを早く出して欲しいのですが・・・。もちろん私は日本のHIT技術を応援しています。

 

 

 

 

 

 

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