消費税。
にわかに盛り上がっている消費税率アップの話。
私は消費税が上がることに対してはあまり不満が無い。
理由は2点。
①所得税より消費税のほうが納得がいく
②今ある国の借金を次世代にまわすのは納得がいかない
からである。
まず、①について。
稼いだお金に税金を掛けましょうって論理よりも、、、
使ったお金に税金を掛けましょうってほうがしっくりくる。
汗水たらして、稼いだお金である。
別に所得の低い人は汗水をたらしていないとも言わないし、、、
所得の高い人が人より多くの汗水をたらしているとも思わない。
しかし、労働者8年の感覚として、、、
高い給料をくれる仕事は肉体的にも、精神的にもハードである。
それだけは間違いないと思う。
多くの人は、、、高い給料をもらいたいと思っているだろう。
その意欲をそぐほどの所得税が必要なのか?と常々思う。
それに比べて、消費税は消費に対する税である。
個人の道楽のためとは言わないが、、、、
何かを消費することは何かしらの満足感を求める行為である。
それに対しての税金のほうが私は納得がいく。
低所得層の人々の税負担の割合が高くなるというなら、、、
生活必需品や食料品は非課税もしくは5%に据え置けばよい
というだけではないかと思う。
そして、②について。
今、国にはお金がないのである。
国のローン(国債)の返済、生活するためのお金を
新たなローン(国債)で賄わないといけない状況であることは
多くの人が理解している。
よく税金を上げる前に、、、無駄を減らせと言う意見を聞く。
私も同感である。
しかし、次元の違う話である。
無駄を省いて、浮いたお金でナントカなる話ではないし、、、
無駄を起こしているオペレーションの問題と、、、
国の財政のオペレーションの問題を並列に話すこと
自体に無理がある。
それから、国の事業の無駄を減らせと言っている人は、、、
その使っている税金は自分が払った金だから、、許せない。
という理屈であるが、、そういう人に限って、、、、
タクシー券でおうちに帰ったり、、、交際費をバンバン使っている。
そのお金はあなたの給料に反映させるべきお金だったかもしれないし
部下の人事教育に充てられるべきお金だったかもしれない。
ということを分かっていない。
ということで、どこかで国の収支を黒字にしておかないと、、、
借金は増えるばかりなのである。
ということで、2年前くらいから盛んに2011年には、、、
プライマリーバランスを黒字化すると言っている。
しかし、気が付いて欲しい。
それは借金が無くなるということでも、少なくなるということでもない。
そこからやっと借金が少なくなりはじめるということである。
まだスタートラインに立っていないのである。
私は父親や母親の借金を肩代わりしたことはない。
だから、私にもするわけにはいかないのである。