こんばんは。
大好きな安城市の在宅医療に貢献したい！
日だまり訪問看護ステーション
看護師 山田万理です。
今日は娘との韓国旅行の続きです。
出発の数日前に娘とケンカしました。
なぜなら、韓国語が話せない母を
5～6時間ひとりで放置するというから。
おこれたからホテルでふて寝するか
公園でぼーっと過ごすから
行方不明になったら
お友達と探してねって言ったんです。
2日目になり約束の
甘川文化村に行くことにしました。
娘と友達の待ち合わせ時間を考えると
バスや徒歩移動だとロスになります。
前日にタクシーの利用を
マスターしておいて良かったです。
タクシーで移動しました。
昨年ソウルに行ったときは
すれ違う人が早歩きで
店員さんは笑顔がなかったから
日本人は笑顔で優しい人が多くて
住みやすい国なんだと思ったんです。
釜山は時間がゆっくりと
過ぎていきました。
甘川文化村はカラフルな田舎町でした。
朝食に立ち寄ったベーカリーや
日が当たる階段で猫がくつろいでいたり
笑顔の人が多かった。
国の違いというよりも
都会と田舎の違いで
日本と同じなのかもと思った。
娘は韓国語ぺらぺらなのに
人見知りで話しかけれないから
（スキルがもったいないって！）
母国語が英語と思われるご夫婦に
please take a pictureとお願いして
写真撮影をした。
階段、坂道を昇り降りして
散策してお土産を買いこんで
一旦ホテルにバスで戻って
徒歩で昼食のお店に移動。
昨年旅行したときカルグクスを
食べなかったことが心残りだった。
ワカメとネギと貝がたっぷり入っていて
お出しの利いた素朴な優しい味。
心残りがまた１つ解消できました。
前日、私の不在を
チーム力で乗り切ったスタッフの頑張りに
励まされました。
頑張っている人を見ると
勇気や元気が湧いてきて
私も頑張るぞっていう気持ちになります。
私の人生目標は
優しさや癒しや元気や勇気を
与えられる人になること
スタッフに勇気をもらって
娘が友達と会っている時間に
ひとりで行きたかったところに
行ってみよう！と決めました。
バス、電車はさすがに恐くて
確実に目的地に連れて行ってくれる
タクシー移動することにしました。
娘がハングル語で目的地と
娘との待ち合わせ場所を書いてくれて
タクシーに乗り込むのを
見届けてくれました。
娘が、子供をはじめてのおつかいに
送り出す母親の気持ちが分かった
と言ってました笑
途中で
着いた？
今どこ？
待ち合わせの住所これだよ
運転手さんに見せてね
LINEが次々と
娘の心配をよそに
海東龍宮寺を満喫しました。
お参りして
(作法が分からないから日本流で
お賽銭は韓国ウォンで)
海を眺めて散策して
露天でホットクとジュース買って
(現金使ってみた)
お土産買ってタクシーで
娘との待ち合わせ場所に出発
娘にKAKAOかUber以外は
乗っちゃだめと言われてたから
約束を守り
娘が書いてくれた住所を見せました。
え？
＊＊さん
ってくらい
運転手が利用者さんに似ていてビックリ
自分に似る人が3人いるっていうけどさ
韓国で利用者そっくりさんに遭遇するとは。
その利用者さん人柄がいいんです。
なんか安心して任せられる感じがして
疲れもあってうたた寝してしまった
40分くらい経って到着したところが
え？ ホントにここ？
と思うような場所でした。
よくドラマで誘拐犯が立て籠もるような
廃墟というか廃れた場所だった。
ヤバイ
ナッコプセの店が見当たらん。
どうしよ。
そうだ！
今まで１度も使わずにすんでいた
Papago(翻訳アプリ)を使ってみよう。
練習不足なのと焦りでなかなか使えず
チャッカンマン(ちょっと待って)と
わずかに知るフレーズで時間稼ぎをして
分かったのが娘が書いた
数字の9と4を見間違えたということ。
運転手さんが親切な人で
自分のミスだからメーター止めるって
言ってくれた。
韓ドラ見まくってるから話せなくても
聞き取りはなんとかできるんです。
正しい目的地に到着して
娘と無事に合流できました。
行きたかったお店に移動して
ナッコプセを堪能しました。
店員さんと和やかに会話する娘を
羨ましさと尊敬の半々で眺めました。
語学力って人生を豊かにする武器だよね。
ぶらぶらと歩いて
シャインマスカットを買って
（日本だったら3000円近くする
ボリュームなのに700円くらいだった）
地下鉄でホテルに戻りました。
娘はお友達と会うために
出かけるので
ホテルのコンビニで買った
お酒とおつまみで一人飲みです。
ソウル旅行は1日2万歩で
夜は足がパンパンだったから
バスタブがある部屋でよかった～と思ったけど
釜山はタクシーを使うことが多くて
そんなに疲れなかったから
シャワー浴びて
本格的に一人飲みしちゃった
優雅な夜だった。
旅を振り返って
１つも後悔のない旅ができたと思った。
食べたい物は全部食べて
行きたいところに行って
ひとりで行動して買い物をして
Papagoを使ってトラブルも解決できた。
癒されたし、自分の成長を実感した。
よおし、また仕事頑張るぞ
って気持ちになった。
そして、帰国日の
空港に向かうタクシーに乗り込むとき
事件が起きた
お土産をパンパンに詰め込んで
重くなったスーツケースを
タクシーに乗せようと
縁石を下りたら
そこに缶が転がっていて
スーツケースと一緒に後方に転んだ。
ぐきって音がした気がする。
右足首に生まれて初めて感じるような
激痛が走った
運転手さんが
大丈夫？ 病院行く？って言ってる。
いやいや、困る。
何としても日本に帰らんといかん。
ケンチャナヨ（大丈夫）と言いながら
両手で運転手さんの腕を引っ張っていた。
心配気な表情の運転手さんが
空港で気をつけて帰ってと言った。
早朝6時40分というのに
空港は人がごった返していて
手続きまでに50分かかった。
あぶら汗が出てくるほど痛みが増して
娘にスタッフに車椅子か松葉杖がないか
聞いてみてって言ったら
空港ストライキのせいか
スタッフも見つけにくくて
人見知りが発動して聞いてくれないから
スーツケースにしがみつくようにして
移動した。
出国手続きで娘と二手に分かれたから
Papago使って
「足首をひねりました。
湿布が欲しいです。
空港内に薬局ありますか」と聞いてみた。
が、薬局はなかった。
でもPapagoを使いこなす自分を発見できた。
私、娘がいなくてもできるじゃん
今回はコスパを考えて格安航空の
ジンエアーを利用しました。
そしたら飛行機乗り場まで
空港内をバスで移動することに。
しがみついていたスーツケースを
預けてしまったから
バス停までの移動
飛行機までの10段くらいの階段
日本に到着してからスーツケースを
受け取るまでの移動が
ホントにつらくて
今までは出産が人生で一番
痛みを感じた出来事だったけど
堂々の1位に順位が入れ替わりました。
驚いていたからと信じたいし
素人だから手の出し方が分からないんだと
自分に言い聞かせたけど
娘が超冷たくて
子育て失敗しちゃったなと思った
空港まで迎えに来てくれた
母親と妹を見て
どれほど安心したことか。
受診して
「よく歩いてきたよね。
車運転してきた？ 痛いでしょ。
折れてるよ。
右足だからね、当然、車の運転ダメだよ」
ええー
困ります。
移動は任せるにしても
入浴介助できないですよねって言ったら
え？仕事するつもり？と言われ
「保険請求できるよ。
骨折は旅行の代償だけど
せめて治療費を取り戻そう」と
なぐさめられた。
海外旅行するときは
絶対に保険加入をお勧めします。
我が家にはあらゆる家事をこなす
スーパーマンの旦那さんがいるから
家のことは回ります。
仕事も頼もしいスタッフのおかげで
回ってます。
口と手は無事だから
事務仕事だったり
利用者さんのお宅に送迎してもらえたら
できることはたくさんあります。
それにしても
経営者という立場に救われました。
仕事量や内容の調整
働く時間や場所が選べることは
使われる立場だったらできません。
旅行は大満足だったけど
神様から大きな宿題を出されました。
自分と向き合って
健康、仕事、人間関係
時間の使い方、夢、目標など
見つめ直す機会を頂きました。
痛みを知り
人からの優しさを素直に受け取り
強くたくましく
生きる修行を始めました。
痛みを知る人は
強くて優しいって言うから
ギプスが外れる頃には
きっと私も人として成長しているはず。
私を支えてくれるすべての方へ
いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。