こんにちは。
大好きな安城市の在宅医療に貢献したい!
日だまり訪問看護ステーション
看護師 山田万理です。
私の右手として大活躍していた
常勤スタッフが産休に入って1週間。
私は怒涛の日々を送っています。
ブログをチェックしたり
私の健康をいつも気にしていた彼女は
ブログ更新がないのを
気がかりに思っているかもしれない。
今日は彼女に向けた
メッセージブログです。
常勤スタッフは夜間待機が条件なので
彼女が対応していたぶんだけ
私が待機する回数が増えました。
彼女は効率や生産性を意識した
時間管理をしていて
訪問看護以外の業務を
隙間時間ですること
バースデーカードやプレゼントの準備など
期限が決まっていること
看護サマリーやDr・ケアマネに提出する報告書作成
定期的にすること
症例カンファレンスや業務改善の話し合いの記録
など
優先順位や緊急度に応じて細分化して
業務時間内に片付けていました。
保育園のお迎え時間に合わせて
定時で「お疲れ様でした~」と
さっそうと帰っていきます。
FXや株投資の経験があり
コスト管理の意識も高く
経営のセンスがありました。
無駄な物を省いて
必要な物と仕事の効率が上がる物
モチベーションが上がるものを
提案してくれて
業務が滞りなくできるように
環境整備もしていました。
看取り支援や緊急時対応
精神科疾患対応もできる
オールラウンダーです。
彼女が担っていた役割は多く
私を含め現場は日々
わちゃわちゃしています
過去に彼女の6日間の不在を
チームで乗り切った経験がありますが
1年以上は想像もつきません。
頑張るしかない
私は管理者で経営者でもあるので
会議やカンファレンスの参加
勤務表・週間スケジュール作成や
外部との連絡調整などがあります。
でも経営者としての役割のほとんどを
事務員の妹が担ってくれているので
とても助かっています。
姉妹で起業してよかったと心から思います。
決裁することを
タイミング良く提示してくれるし
目的が意味不明な営業はバッサリと
シャットダウンしてくれます。
妹というのもあってか同じタイミングで
同じことを考えていることが多く
「あれやっといたよ」と
看護師じゃなくてもできる仕事をして
私の業務を減らしてくれます。
スタッフそれぞれが
彼女不在の穴を埋めるべく
能動的に行動していて
私になるべく負担がかからないように
業務分担したり
いつもより多く夜間待機してくれています。
思いやってくれる優しさが沁みます。
彼女と出会ったのは5年前。
前会社で管理者をしているときでした。
指しゃぶりをしてすやすやと眠る
赤ちゃんを抱っこしながら
採用面接に現れました。
彼女の第一印象は
笑顔でハツラツとしているけど
『尖っている』でした。
でもそれは
住み慣れた街を離れ
シングルマザーとして再出発した
母性本能からだったのです。
一緒に働くようになって
『私は結婚を諦めていません』
と断言した彼女は
子供と一緒に丸ごと包んでくれる
素敵な方に出会いました。
結婚してから
彼女の気持ちにゆとりができて
穏やかな笑顔を見せるようになって
まあるく変化したのを感じました。
ご主人に感謝しています。
私の大切なスタッフを守って下さって
ありがとうございます。
私が前会社の社長から
突然の事業閉鎖を宣告されて
スタッフ全員が事実上のクビになり
スタッフのモチベーションと
利用者の医療安全を守るために起業しました。
「山田さんについて行きます」と
スタッフ全員が言ってくれたことが
私の支えとなり
スタッフ一同がむしゃらに突っ走って
今年は5年目になります。
起業して2年くらい経った頃
長年妊活をしていたスタッフが
出産して夢を叶えました。
ふと思ったのです。
もしかしたら彼女は
苦痛を伴う妊活を続けている
スタッフを気遣って
自分が先に妊娠しないように
考えていたのかも?
常勤の自分が抜けると業務が回らず
日だまり訪問看護の運営に
支障が出るかも?
などと考えているかもしれないと。
私には
ナンバーワンかつオンリーワンの
訪問看護ステーションを作る!
という夢があります。
でもその夢の実現のために
彼女を犠牲にしているのではないかと
申し訳ない気持ちや
責任を感じるようになりました。
きっと相手方のご両親や親族から
2人の子供を期待する言葉を
投げかけられているだろう。
近頃はセクハラだの
マタハラ、パワハラだのと
上司の一言に過敏に反応して
騒ぎが起きる時代です。
言葉を選びながら彼女に
仕事のことは気にしなくていい
コウノトリが近くにきたら
つかまえて離さないように言いました。
そして神社やお寺に行くたびに
彼女が子宝に恵まれますようにと
手を合わせました。
昨年の初夏のこと
彼女が控えめに
赤ちゃんができましたと言いました。
その報告をどれだけ期待して
待っていたことか。
やった~、バンザーイ
本当に嬉しかった
ところが
出血やめまいやコロナ感染など
トラブル続きで
休みを余儀なくされ
出産のブランクがあることや
アラサー妊婦の体力のなさを自覚したり
思うように働けない自分を
不甲斐なく思っているようでした。
彼女が子宝に恵まれて
無事に出産することは私の夢でした。
彼女に
「申し訳ないとか情けないとか
自分を責めないでね。
私の夢を叶えるお手伝いをさせてね」と
なるべくゆったりと過ごすように勧めて
顧問労務士に
お給料を保障して
彼女がゆっくり過ごすために
私ができることは何かを相談しました。
日だまり訪問看護のスタッフは
みんな思いやりがあって優しいので
お互いを気遣いながら仕事をしています。
スタッフの協力もあり
先日無事に産休に入りました。
あとは
『生まれました~』の報告を待つだけ。
みんなで頑張って
日だまり訪問看護を守るから
ゆっくりのんびりとママを楽しんでね。
私は最近、
神様から大きなギフトを頂きました。
昨年末にスタッフのひとりから
訪問看護師歴がある友人が
日だまり訪問看護で働きたい
と言っているから
会ってもらえないかと言われました。
そしたらその友人は
私が総合病院で勤務していたときに
3年ほど同じ病棟で
一緒に働いていた後輩でした。
ミラクル
即断即決しました。
再会できてうれしい。
ぜひ一緒にお仕事をしましょう!!
縁結びの神様に感謝。
私だけでなく、私の健康を気遣い
日だまり訪問看護の未来を
気がかりに思っていた
スタッフの重荷も軽くしてくれました。
2月から勤務し始めたけど
訪問看護歴があるから
1から10まで教えなくても
数回同行したら単独訪問が可能です。
今は業務の引継ぎ中で
私の業務量がとてつもないけど
少しずつ軽くなっていって
私にしかできない仕事に集中できるはず。
そして少し先の話ですが
4月から日だまり訪問看護に
常勤スタッフが仲間入りします。
訪問看護の経験はないけど
彼女ならではの強みをもっているので
なるべく早く緊急時対応や
夜間待機の独り立ちができるように
みんなで愛情かけて
大切に育てていこうと思います。
産休に入ったスタッフへ
ブログを書く時間を
心と体のメンテナンスに使っています。
だから私は大丈夫!
家族、友人、スタッフみんなに
助けてもらって元気にしているから
ブログの更新がなくても心配しないでね。
ママになる準備を楽しんで
出産頑張ってね!
私の夢が叶う瞬間を楽しみにしています。
母子ともに健康で過ごせることを
願っています。
じゃあ、またね
それでは今日はこの辺で。
最後までお読み頂き
ありがとうございました。