こんばんは。
大好きな安城市の在宅医療に貢献したい!
日だまり訪問看護ステーション
看護師 山田万理です。


Hさんが、金土と連続で点滴して

脱水症状は改善しましたが

食べる量が少なくて
このままだと衰弱が進みますタラー

意欲よりも眠っている時間が長くて
介助するタイミングがないのです。

認知機能の進行なのか
脱水症、低血糖状態で寝てしまうのか。

Hさんは前頭側頭葉型認知症です。
脳梗塞後遺症で失語もあり
自分の思うことや考えを
伝えることができません。

Hさんが
どこでどのように生きたいのか
どの程度の医療を受けたいのかを
家族が予測して決定しないといけません。




先日、奥様に確実な栄養管理は
①CVカテーテル、CVポート造設
②胃ろう造設、経鼻胃管留置
③点滴
3種類があるとお伝えしました。

Hさんはまだ70歳と若いです。

自分の休息のためにショートステイを
利用したことを後悔している奥様。
こちらの記事もどうぞ
下差し



日だまり訪問看護利用のご家族には
93歳の母親を一人で介護している
息子様がいます。
認知症で食べることを忘れて
1日のほとんどを眠って過ごす母親に
長生きして欲しいと心から願っています。


もう93歳と捉える在宅医(私もそうでした)は
お母様の尊厳を鑑みて
半永久的な点滴は望ましくないと判断して
自然な看取りを目指すことを
提案しました。


息子様は
「まだ母親は93歳なのに
役立たずで社会貢献できないからといって
見捨てられるのですか!!」と
強い憤りを表現されました。

そのため在宅医は、
嚥下機能の評価をして
栄養管理を検討するために
入院を勧めました。

入院先の病院は
93歳で胃ろうを造設することの
メリットよりも
リスクとデメリットが上回ると判断して
経鼻胃管留置で栄養管理することを
提案しました。

自己抜去したために
両手にミトンを装着して拘束もやもや


退院後は訪問入浴の時以外は
自宅でも常にミトンを装着しています。
幸せなのか?
尊厳とは何か?
私の中でいまだに
グルグルと疑問が巡ってます。


ですが…
時折目を開けてキョロキョロと
辺りを見渡し自分の居場所を確認して
息子様をじっと見つめ
声かけに頷く様子を見ると
経鼻胃管留置が
延命という目的ではなくて
生きる手段になっていると思うのです。

こちらの記事の親子です
下差し 



繰り返しますが
Hさんはまだ70代です。
医療処置を受ける選択肢をすべて捨てて
自宅看取りを目指すことは
ご家族の誰にも
1㎜たりともありません。


奥様が
「このままだと衰弱するのは
よく分かります。
でも
胃ろうを造ることを家族で話し合っても
まだ決められないです。
何を選んでも良い面と悪い面が
あるじゃないですか。」


私はずいぶん前に医師から
若くて健康な体があっても
無人島で水しか飲めない状況だと
2週間も生きられないと
聞いたことがあります。

食べれなくなってきて
ほとんど寝ている状態の
80代の患者に残された時間が短いことを
ご家族に宣告する場面でした。


Hさんはまだ70代ですが
状況がこの場面と似ています。


奥様に
「会えなくなるなら入院させたくない
その気持ちも分かります。
脅すつもりはまったくないのですが
このまま答えを出すのを先送りすると
衰弱して手遅れになって
この先ずっとあの時ああすればよかったと
後悔することも起こり得るんです。」と
伝えました。


看取りの覚悟がない場合、
私は入院治療を推奨します。


在宅医から
お子様の都合が良い時間に
クリニック外来を受診してもらい
話し合いをすることを提案されました。


奥様が
「それは無理です。
息子の帰りは21:00で
娘と2人でクリニックに行くとしても
その間、お父さんが1人になっちゃう。
今は目を離したくないです。」と。


うーん、困ったな…
いや困ることないか。
そうだひらめき電球
私がクリニックに走って
伝書鳩になればいい!


私は
やらずに後悔することが大嫌いです。
やっちまったなアセアセと思うことは
反省して学んで糧にすればいいのです。
そうすれば失敗ではなく
成長体験になりますグッ


考えるな、感じろ!←誰の言葉だっけ?
立ち止まるな、進め!
迷ったら茨の道を行け!
大好きな言葉です。




話が反れました・・・

クリニック外来に走りましたランニング
結論は、
入院してCVカテーテルや経鼻胃管で
コンディションを整えて
嚥下機能を評価して
適切な栄養管理方法を
検討することになりました。


在宅医から奥様に電話連絡して頂き
話がまとまりました。
入院の受け入れまで毎日点滴して欲しいと
ご家族は要望しているので
在宅医に報告して
点滴を処方してもらいました。


胃ろうを造るために
入院するというのは今の時点では
受け入れられない
話し合ってご家族が出した答えでした。

その答えを中心に専門職も含めて
話し合って方向性が見出せましたOK


訪問看護師の役割は
代弁者となり、橋渡しして
ファシリテーター
担うことです。


ファシリテーターというのは
組織で物事を進めていくときに
進行を円滑にして
目的を達成できるように
中立的な立場から働きかける役割を
担う人のことです。


代弁者の役割もあるので
利用者とご家族の思いを
なるべく正確に把握することも重要です。


そのために
私は~と解釈しましたが合っていますか?
付け加えたいことはありませんか?etc.
確認が必要です。


大切なのは
(答えを出す)スピードではなくて
判断を誤らないこと。



それでは今日はこの辺で。
また明日。