こんばんは。
大好きな安城市の在宅医療に貢献したい!
日だまり訪問看護ステーション
看護師 山田万理です。


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たくさんのお祝いコメントを頂いて

感激しています。

ありがとうございますキラキラ

改めてSNSってすごいと実感しました。

お会いしたことのない方が

私の誕生日をお祝いして下さるなんて!!

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昨日は緊急コールから始まりました。

あ、違ったアセアセ

ドライヤーが壊れたことから

始まったんだった。



今日、目が覚めたら旦那さんがいなくて

帰宅した旦那さんが

ドライヤーを片手にしていました。

エディオンに行ってきたんだって。



私はスギ薬局のポイントで

交換しようと思っていたけど

旦那さんはエディオンポイントで

交換してきました。

なるほど!その手があったか。

家電こそエディオンポイントがいいねグッ

 

 




さて

昨日の緊急コールに話が戻ります。

Hさんの奥様から

「体に力が入っちゃって小刻みに震えてる。

年末の時のような高熱はないけど

どうしてだろう?


昨日の朝は食べれて

看護師さんが来てくれた時は

割と元気だったのに


あれから食べが悪くてリハビリの先生に

体をほぐしてもらっても力入れちゃって

水分も摂ってくれないのタラー

 


Hさんは前頭側頭葉型認知症です。

昨年8月に誤嚥性肺炎の治療をして

自宅療養を決めて退院しました。

奥様とお子様2人の4人暮らしです。



娘様は自宅近くにお勤めで

仕事の休憩時間に毎日帰宅します。

食事介助のためです。


Hさんのご家族は認知症が進行して

徘徊するHさんに困り果て

老健入所を決めました。



介護負担が大きくなり

自分たちの都合で

老健に入所させたことを後悔しています。

老健には、毎日夕食介助のために

通所していたそうです。



認知症の症状で攻撃的になるのと

転倒を繰り返すので抑制され

真夏にエアコンが入っていない室内に

監禁されていたこともあったそうです。

(鍵がかけられ出れないようになっていた)



真っ赤な顔で汗だくになっていて

手首には押さえつけられたときに

ついたと思われる指の形の痣があって

自己表現出来ない大切な人を

自分たちが苦しませていることを

悔やんだそうです。



誤嚥性肺炎の治療を終えたら

どんなに大変でも

家族で介護すると決めました。

こちらにHさんのことを書いています

 下差し



それは周りが心配になるほどの

完璧な介護で

毎食、車いすに移乗して食事介助して

食事は栄養バランスを考えて購入して

(奥様いわく、ここで手を抜いているから

大丈夫なんだとか)

マウスケアを欠かさず行い

夜中でも咳き込んだらすぐさま吸引して

誤嚥性肺炎を予防しています。



奥様は高血圧とメニエール症候群の

既往があります。

ストレスは避けたいところです。

 




緊急コールがあって訪問した時、奥様が

「水曜日までショートステイに行って

それから調子が悪くなっちゃって。

お父さんに申し訳ない事しちゃった…」

奥様の目に涙が溜まりました。



奥様が倒れてしまったら

Hさんは自宅で生活できないので

日だまり訪問看護が

ショートステイの利用を勧めました。

奥様は自分の休息のために

ショートステイを利用したことを

後悔している様子です。

 


頑張りすぎる介護者ほど

自分の時間を過ごすことを

甘え手抜きと捉えがちです。

 


奥様に

「自分を責めないでくださいね。

奥様が倒れたら家で過ごせないのだから

Hさんが認知症でも

そこはご理解されるはずです。」

と伝えました。

 


完璧な介護をしてきた奥様が

自分の介護のどこがいけなかったのか

間違い探しをしています。

でも、どこにも間違いはありません。

日だまり訪問看護のスタッフだけでなく

Hさんと奥様を守っている

専門職みんなが認めています。

 


あなたは本当によく頑張っている。

だから

間違い探しなんてしないで下さいね。

あなたの行動、言葉は

すべて正解ですから。





Hさんのバイタルサインを測定して

食事量、水分量、尿量など

IN/OUTバランスを考えると

起きているのは脱水症状です。



ここでまたしても急きょの人生会議です。

 人生会議のことはこちらの記事もどうぞ

下差し


寝る時間が長くなってきたとき

食べれないときは

人生会議のタイミングです。

 


私が奥様に話した内容

下矢印

食べれなくなったときに

栄養を確保する方法として

①点滴

②CVカテーテル挿入、CVポート造設

③胃瘻造設があります。


①はビタミン剤や電解質バランスを整える

水分補給はできますが

高カロリーの輸液は投与できませんん。


②のCVカテーテル挿入は

Hさんが入院していたときに

頸の血管に入っていたカテーテルです。


高カロリー輸液が投与できますが

感染管理が重要で

敗血症になるリスクが高く

自己抜去しないように

今以上に目が離せなくなります。


デイサービスやショートステイの

受け入れも困難になると思います。


CVポートは正式には

皮下植え込み型ポートと言います。

ペットボトルの蓋くらいの大きさの本体を

体に埋め込んで薬液を注入します。

定期的に穿刺針の交換が必要です。



③は胃に穴を開けて管を通して

そこから栄養を注入する方法です。

最近はカテーテルは少なくて

ボタン式が多いです。


CVカテーテル、ポート、胃ろう造設は

自宅ではできない処置です。


③は在宅でも取り扱いやすい

栄養管理方法です。

受け入れ可能なショートステイや

デイサービスもあります。


ただ、ある程度の予備体力がないと

造ってもらえないようなんです。

麻酔に耐えうる体力があるうちに

造る方が安全で

口から食べれない分を効率よく

エネルギー補給することもできます。

 


それを聞いた奥様

「胃瘻は最終手段と思ってました。

でも、体力がないとできないとなると

今から考えないといけないですよね。

私だけじゃ答えが出せないから

子供たちと話し合います。」

 


そうです。

大切なことは一人で決めないことです。

救急搬送するか迷った

癌末期の夫を介護する奥様の迷いについて

こちらの記事をどうぞ

 下差し



「入院していた病院はレスパイト入院や

治療の受け入れもしてもらえます。

ケアマネジャーさんに相談しましょうか?」

 

奥様

「でも、入院中は会えないでしょう?

今日は考えられない。

入院した方がいいのかな?」

 


在宅医に、Hさんの状態、奥様の迷い

私がどのような説明をしたかを

報告しました。

自宅で数日点滴をする間に

家族で話し合ってもらうことになりました。



入院しない方法の点滴をしても

状態が改善しないなら

✓入院してCVカテーテルや胃管で

 栄養管理すること

✓長期間の栄養管理を考えて

 CVポートや胃瘻造設を検討する

✓何もせず自然の流れに任せるなら

 看取りの覚悟を決めないといけません。

 


Hさんは認知症です。

人生会議は

認知症でも意思決定能力は残っていると

信じることから始まります。

こちらの記事もどうぞ

下差し



意思表示ができない場合は

代理意思決定人が

本人の今までの人生を振り返り

価値観や思いを汲んで決定します。



一番いいのは本人の思いや意思が

文書で記録されていて

本人の意思を尊重することです。

 


大事なことは

自分が意思表示できないときに

どんな医療を望むか

どこでどのように最期を迎えたいか

残しておくことや

大切な人に伝えておくことです。

 


Hさんとご家族が出した答えを

尊重して看護をします。



奥様に

「何を決めたらいいのか

どんな情報があれば決めれるのか

迷いが生じたら相談して下さいね。」と

伝えました。



専門職の意見や考えを取り入れて

最善最適解を見つけて頂きたいです。

疑問や迷いが生じたら

ケアマネジャーにサービス担当者会議の

開催を依頼します。





それでは今日はこの辺で。

また明日。