BLです
ご注意ください
S視点
「なぁに? 翔ちゃん、俺と シ たいの?」
「え!はぁ?・・・なにが?!」
「ふふっ そんな慌てなくても」
ぃやいやいや!!
そりゃ慌てるだろ?!ナニ言ってんのこいつ?
予想外のニノの言葉に 動揺を隠せずにいると
「・・・・ぃーよ?」と伸ばされた手が
首に 巻きついてきた
ぅ、嘘・・・マヂかよ・・・・・・
うっすらと閉じていく瞳が
誘 ってくるから
吸 い寄せられるように 顔が 近づいていく
あとちょっと
あとちょっとで唇同士がくっ付いてしまう
このままキスしたら・・・・
何が起きるのかなんて容易に想像出来てるのに・・・・・
止められない・・・・・
あの夢のニノに、誘 惑 されている気がした
でも
違う感触が 唇を 塞 いだ
「んぐっ」
「ぉい、何乗っかってんのょ?」
「へ?」
「俺はまーくんとしかしねーの!」
思わず抱き締めるつもりだったのだろうか
いつの間にか宙に浮いた手は行き場をなくす
まんまとしてやられたと
カッとなって
ニノから瞬間的に離れた
「なっなっ…なんだよ!もぉーーー///////」
「んふふっ 翔ちゃん 顔真っ赤〜(笑)」
くっそーー・・・やられた・・・・
そぅだよ
ニノってこういう奴だょ
なのに俺ってやつぁー・・・・バカだーー
「・・・・てかさ、翔ちゃんとJって
あんな感じなんだぁ(笑)」
「え?どういう意味?」
「え?別に?」
急に思わせぶりな言葉と
クスクス笑うニノにムキになる
「っなんだよっ」
「でも そんな翔ちゃんが Jは
可愛いのかなぁ?(笑)」
なに?こいつ・・・・
俺のことバカにしてんのかょ
その時、何か
俺の中の 何かが
プツンと切れる音がした気がする
「まぁ、まーくんは もっと・・・・ぇっ?」
ドサッ
気が付けばニノを 組み 敷いていた
そして目をまん丸くしてるニノに
「相葉君が、俺より なに?」
「何って・・・・」
「相葉君の方が俺より良いってか?」
押さえつける 手首を ぎゅっと握 る
「翔ちゃん 何言ってんの?
んなの、当たり前じゃんっ」
「当たり前かどうか 試してやろうか?」
頭の中で あの時のニノがフラッシュバックする
白い 裸 体 をくねらせ 高い 声で
啼 く その姿が
その耳に唇を 押し付けて 囁いた
「俺が 啼 かせてやろうか?」
びくっと 震える身体
茶色い瞳が 揺れて
思わず
ぞくっと する・・・・
降りてる前髪を かきあげて
頭を押さえつけ
その、唇 に 近く・・・・・と
「・・・・・あんた、良い加減にしろょ」
その言葉に 静止する
ニヤつく気持ちが 湧き上がってくる
「こないだの事は 夢だと思って
早く目 覚ませゃ・・・・」
ドスの効いた いつもより低い声に
真っ直ぐ 俺を 睨 むような 瞳は
さっきよりも 揺 らめいていて
俺の加 虐 心を 煽 るだけ・・・・
でも
俺の勝ちだろ?
「なに? 怖気づいた?」
何故だかニノには負けたくない
そんな自分が居て
なにしてんだか?って言う背徳感とか 罪悪感とか
そんなことよりも
優勢だってことに嬉しくなってる 自分がいたりする
ニノだって俺に負けたのが悔しいのか
顔を真っ赤にしてるし
さぁ・・・・
でも、この後どう出るか・・・・
ここまでしておいて 次の一手が 実は無い
上に覆いかぶさったままの状態なのも
そろそろマズイ空気だし・・・・・
あ・・・
不敵に笑いながら退くか!
よし!それだ!
そんな俺 カッコよくね?!
〜♪
〜♪〜♪
〜♪
♪♪♪♪♪〜
「ねぇ・・・すげぇ鳴ってるけど?」
突如 けたたましく電子音がして
瞬間、ニノの顔にも余裕が戻った
んだよっ こんな時に!
スマホに手を伸ばし 次々に送られて来た
メッセージを開けると
『翔さん?もしニノにちょっかいかけられても
すぐカッとなって乗ったりすんなよ!』
『わかった?!』
『見たらすぐ返事しろよ!』
『なんかニノにしたらわかってんだろうな!』
『こ』
『の』
『す』
『け』
『べ!!』
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・ばれてぇーらーーー・・・・
やっべ!
既読を付けたからにはすぐ返事せねばっ
『何 心配してんだよ(笑)大丈夫だって!!』
まさしく ご想像通りでしたけど?
流石 潤!
俺の事もニノの事も分かってらっしゃる
思わず 背筋がゾワっとした・・・・
『あ、そう?なら良いけどさ
今夜はゆっくり会えそう?』
『おぅ!もちろん!』
『そっか、じゃあ翔さんち行くね』
『待ってるよ・・・・・覚悟しとけよ?』
『ふふっなにそれ(笑)』
なんとかその場を乗り切って
はぁ…とため息を吐くと
「翔ちゃんコレ!」って今度はニノのスマホを
目の前に突き付けられた
『カズ!』
『カズー!大丈夫か?!
しょうちゃんに 襲 われたりしてない?!』
『なんかあったらしょうちゃんの
股 間 蹴りつけてやれよ!!』
「・・・・・なにこれ・・・
蹴りつけてって・・・・」
「あちらさんはこっちをお見通しって事でしょ?」
2人同時に送られて来たメッセージ
ほぼ、決めつけられた内容に
悪い事は 出来ませんなぁ・・・・
「・・・・もぅやめますっごめんなさい!!」
「んふふふっ 俺もごめんね!」
やっといつも通りの空気に戻れた
のも束の間・・・・
トントン
ガチャ
「失礼します。スタンバイおねが・・・!!
すみません!!お邪魔しました!!!!」
あ・・・やべ
まだ 跨ったままだった・・・・・
番外編おしまい♡
最後まで読んで下さってありがとうございました♡
またこの4人に会える日が来る…のかどうか?
それは破廉恥師弟 次第(笑)(。・ω・)(・ω・。)ネー♡