↑パパがいつも描いてくれる私。
 四十路に見えない…笑






夫の入院日、
コロナもあるし、
子供を病院に付き添わせるの
控えようと思っていたけど、
付き添いたいと息子に言われた。

でも、朝からテンションが低くて、
優しく話しかけても「大丈夫」と言う。

入院の受付を済ませて、夫を病棟前まで
見送った後、
保険の文書の受取りをしたり…

待っている間に
「何を書いて貰ってるの?」と。 

「何かあった時の為に、
元気な時に少しづつ貯めておいたお金を
まとまって用意するために
先生がパパの病気を
説明して書いてくれているんだよ。」
と。


病院から出て帰りに繁華街を避けるのに
大きな公園を抜けることにした。

夫が再入院したら、
改めてきちんと病気の事、
現状の事、将来の事話すつもりでいた。

家の中で2人で話したら
息が詰まりそうだし、
泣いちゃいそうだし、、
だから、気持ちがいい青空の下、
でも少し寂しい今、、
パパの事を想っている今、話そうと。

少し緊張した。



パパの腫瘍の大きさ、
どんな手術で
どのくらい摘出できたのか。
これからどんな治療するのか。
パパの病気はどういうものなのか。
もしかしたら 
私たちの事が分からなくなっちゃったり、
ユーモアがあって優しいパパが
そうでなくなってしまったり。
絵が描けなくなってしまったり。
身体的な障害で寝たきりになってしまったり。
とても悲しいし、怖くなる可能性だけど、
これから話す事、しっかり聞いて理解して欲しい。と。

「パパとママの間に産まれてきてくれて
ありがとう。
私たちにとって世界で1番大切で
1人だけの存在だと言うことを
知っていて欲しい。
これから言うことは厳しくて
乱暴な話だと思うけど、
聞いて理解してほしい。


パパやママの病気の事で
とても辛い時が来ても、、
それが、例えば
卒業式なのか入学式なのか、
楽しみにしていた学校行事なのか、
自分の将来を考える大切な時期なのか、
はじめての彼女とのデートの日なのか、
結婚式なのか、
分からないけど、、、、
でも、どんなに辛くても、
言い訳にしないで、乗り越えてほしい。
それにはいつも、自分がやるべき事を
しっかり考えてほしい。
勉強もサッカーも、どんな事も、
一生懸命に取り組んだら、
必ず力になる。
辛い時、支えてくれる力になる。
努力して学んだ事や覚えた知識は
自分を助けてくれる。
ママも学校の勉強を見てあげられる時間は
あまり作れなくなるし、
サッカーの試合も今までのように
応援には行けなくなるかもしれない、
でも、一生懸命やってほしい。
必ず力になるから。。
それと、
友達を大切にしてほしい。
辛い時、悲しい時、モヤモヤした時、
色々な時に大切な友達の存在に
助けられる時がくるから。
思いやりをもって、正直に、
友達には接してほしい。」


しっかり頷いて、
「分かった。」と。


10歳なのに、
人生の半分を親の病気と向き合わされている。。

5年前より色々な事、理解できるからこそ、
不安もあるの、よく分かる。

でも、隠したりはぐらかしたりはしない。

ちゃんと向き合って欲しいから。



がんばれ。
できるよ。












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