お腹痛い
頭痛い

でも
どーにでもなればいい

褒められるために
生きてたら
明日のお前は空っぽさ
SPYAIR
THE WORLD IS MINE より


どーにでもなれ
ついでに

墓場まで持っていこうとしたこと
言おう

うちは
中学の頃からダメなやつだった
運動も勉強もできなくて
顔はニキビだらけ
太ってて
あやとりと射的のできる
のび太より
ダメな人間だと思って生きてきた

そんな
自分の未来に希望が持てなくて

20歳で死ぬんだなぁ
何もかもどーでもいいって思って生きてきた

だから
志望校も
就職先も
親や先生の決めたやつに行った

就職先は寮だったから
自分のペースで生活出来た

痩せて
好きなもの買って
ケータイもあったし
自由になった

これは墓場じゃないやつ


でも
19歳の時
好きな人が出来て
(当時流行ってた出会い系サイトで知り合う)

その人は
結婚してたけど
途中で奥さん出てった

だから
仕事辞めて
その人の家に
転がり込んで

遊ぶように毎日楽しく暮らした
(せっくすしまくった)

そういえば
その時
突然うちの親が
転がり込んだアパートにきて
「この手紙見たけど相手は結婚してんのか!?」
って言ってきた

うちの手紙(ラブレターwww)を机から探し出して勝手にみたのである

「奥さんいるけど大好き。寄り添って生きたい」

みたいなこと書いてた気がするwww
けなげwww

捨てときゃよかった

親にむっちゃ怒った記憶がある
ほんとデリカシーないわー

本題(墓場)に戻ろう

ある日

生理が来なくなった

やな予感がしたから
ドラッグストアで
検査薬買って
試してみた

もう、すぐ秒で瞬で

陽性反応が出てきた…

そりゃそうだろ
ゴムもつけない日もあったし
中出しした日もあったし

毎日のようにしてたし

でもこんな簡単に
子供ができるとは
思ってなかった

どうしよう

どうしよう

不安と恐怖で

グルグル、グルグル

相手にも言ったけど

言葉と行動が明らかに違う

市役所にも行かず

病院にも行かず

そのまま

パン屋のバイトを続けてた
(しかも自転車通勤www)

何ヶ月か経って

ある日
寝てたら
急にお腹が痛くなって
人生の中で初めて経験する痛みで
「ヤバいやつだ 」
と思ってトイレに行った

ホントに
痛くて
苦しくて
怖くて
声が出ないけど

すぐそこで寝てる相手に
「助けて…」っていった

でも起きない
物投げても
何しても起きない

そうこうしてるうちに


全部出てきた…

全部、全部何もかも出てきた

痛くて苦しいけど

恐怖の方が大きくなった

怖くて

怖くて

そのまま

見もせず

流して

流して

流し続けた


わたしは
「人殺し」

可愛かったであろう
抱っこされたかった
自分の生命を祝福して欲しかった

「あのこ」を

自分の身体に宿った時から
受け付けず
拒否をし
なかったことにしようとして

生まれたと思ったら

自分の恐怖に負けて
見もせず

闇の底に

流していった


鬼のような人間

悪魔のような人間


でも
うちは、生きたい

貧欲で
貪欲な

わたしは

生きていきたい

この子と一緒に生きていきたい

過去は変わらない

わたしは人を殺した


わたしはわたしに誓う

「わたしはわたしを大事にします」
「同じ状況になっても繰り返さない」
「愛してる愛されてることを忘れない」

この時の自分を
思い出したら
この時の自分と「この子」を
優しく抱きしめる
頭を撫でて
頬を触り
「愛してる」
「愛してる」
「大丈夫だからね」

ってイメージする
ごめんねはもう言わない


ありがとう
愛してる