SUNNY GARDEN

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ESTUDIO EL HOMEOSUTASU.

VAMOS A MIRAR Mi JARDIN.


テーマ:

 

CHK上級コース、12月は、Mag-p.(マグ・フォス)を学びました。

 

マグネシウムと、燐の両方のテーマを持つレメディです。

 

どちらも必須ミネラルで、カルシウムとともに、骨や歯の形成に大切です。

 

燐は、エネルギー代謝にも深くかかわっています。

燐は、食品添加物や加工食品に多く含まれるので不足より取りすぎが問題になります。

とりすぎるとカルシウムの吸収を阻害するのでカルシウム不足になってしまいます。

 

マグネシウムは、不足が心配されています。

マグネシウムは、大豆製品、魚介類、海藻などに含まれています。

神経の伝達と安定、筋肉を調整する働きがあります。

不足するといらいらと切れやすかったり、月経痛、頭痛、神経痛、筋肉がつるなどの症状が起きます。

 

ドイツのホメオパス シュスラー博士は、病気の原因をミネラル不足とし、12種類のソルトを低ポテンシー(6X、12X)で使うという方法を提唱しました。

Mag-p.は、その中の一つです。

 

Mag-p.は、「ホメオパシーのアスピリン」とも呼ばれ、痙攣性の痛みや神経痛によく使われるレメディです。

 

レパートリーでは、全身、腹部、四肢、背部、婦人科系、顔、耳、歯、頭部などあらゆる部位の「痛み」症状で登場します。

 

どの症状も、冷えたり、触られたりすることで悪化。

暖かさ、圧迫、身体を折り曲げることで好転。

 

Mag-p.を選ぶとき、これらの「Modality モダリティ」が合致していることがもっとも大切です。

 

授業では、Mag-p.の代表的な痛みの症状を14個示しました。

すべてMag-p.は入っているのですが、レパートライスしてみると、2番目にあがってきたのがColoc.(コロキンシス/コロキントウリ)。

砂漠に生息する、リンゴくらいの大きさの毒ウリです。

毒性は、激しく、この果実に含まれるコロシンティンは、消化管に炎症と有痛性の痙攣を起こします。

炎症は、肝臓や非尿生殖器系にも及び、神経系の痛みが激発します。

 

 

 

Mag-p.の精神的な症状は、古典的なマテリアメディカでは、背が高く、細く、色黒、神経質くらいしか書かれていません。

 

でも、現代のホメオパス、ショルテンやサンカランは、周期律のテーマからこのレメディの精神症状を豊かにしました。

 

マグネシウムも燐も、周期律表では、第3列。

 

3列は、シリカシリーズといわれ、ホメオパシーの大レメディが並んでいるところです。

テーマは、人間関係、養育、コミュニケーション、アイデンティティなど。

 

Na Mag Al Si P S Cl Ar

 

Magは、2番目。

 

まだまだ、人間関係が育っていない人。養育を強く必要としながらも与えられずに不安・不満を持っています。

 

ショルテンは、マグネシウムのテーマを、

・平和主義

・攻撃性

・喪失への恐怖

・痛み

としています。

 

マグネシウムでもっともよく使うレメディは、Mag-c.(炭酸マグネシウム)です。

Mag-c.は、孤児院のレメディと昔から言われてきたようです。

必要な世話が与えられず、不安定な子供たち。

離婚の多い現代では、夫婦喧嘩の耐えない家庭の子供たちがこういった傾向を持ちます。

不安定さから、切れやすく、落ち着きがなく、勉強に集中できません。

野菜嫌いな子供。

また、逆に、徹底した平和主義、争いを極度に嫌う人だったりもします。

 

Phos.(燐)は、Sil.の右にいます。

ショルテンは、Pのテーマを、

・コミュニケーション

・同情的

・友人、知人、隣人

・兄弟

・言葉と学習

・ホームシック

・好奇心と旅行

・落ち着きのなさと恐怖

としています。

 

Phosの人は、アイデンティティはすでに確立でき、意識は家族から外に向うという位置にいます。

家を出て、友達を探しにいくイメージ。

Phosの人は「交流」がキーワードです。

とても、うまくいくときは、社交的で光を運ぶような人。

その逆は、「交流」できずに引きこもった状態。

暗闇に閉じこもる人です。

 

Mag-p.は、これらの化合物です。

 

マテリアメディカ、”Focus”での精神症状は、

 

Phosににて外交的、より外交的で、怒りっぽいところもある。

Phos.の恐怖(雷雨、暗闇)を持っているかもしれない。

 

Calc-p.に似ている。(痩せ、虚弱、神経質で敏感)しかし、火のように激しやすいマグネシウムは、カルシウムの受容性よりも、むしろ衝動的な特徴がある。

 

・とても敏感な芸術家または知的な人。極端に神経質で、一心不乱、落ち着きが無い、痙性麻痺、体中の痙攣や疝痛を伴う神経の過敏さ。

 

・いつも自分の痛みをこぼしている。

 

とあります。

 

敏感に感じすぎ、激しく反応する人です。

 

マグネシウムの人の激しさや衝動性は、まずは、中学の理科の実験を思い出します。

 

 

昔、写真に使っていた、あの、パッとした鋭い光も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


テーマ:

 

チョコレートは、現代人の大好きなお菓子。

中毒になってしまう人もいるほどです。

 

チョコレートは、古くから使われてきたレメディではありません。

ジェレミー・シェアによって作られた新しいレメディ。

古典的なレメディだけではカバーしきれない、私達現代人の苦しみに手を差し伸べてくれるレメディです。

 

まもなく卒業の日を迎える、プロフェッショナルコースの皆さん達と学びました。

 

まずは、超簡単プルービング~カカオ80%の板チョコを食べることからはじめました。

 

出てきた言葉は、

 

気持ちが落ち着く。遠い昔の記憶。溶岩が溶ける。情熱。フラメンコ。熱帯。熱い。安心感。しあわせ。頭痛。ずきずき。濃厚。リッチ。晴れた日。渇き。黒人。カカオ。贅沢。覚醒とぼんやり。・・・・。

 

暖かく、やわらかく、口の中でとろけるチョコレートのイメージです。

 

チョコといえば、ベルギーやスイスといったヨーロッパで作られてきた高級菓子のイメージですが、そもそもは、南米から伝わったもの。

カカオが原料です。

これも、コロンブスの新大陸発見によるものです。

 

 

 

チョコレートは、カカオの種子を発酵、焙煎したカカオマスとミルクと砂糖をあわせたものです。

 

 

紀元前1000年頃には、メキシコの原住民はカカオ豆をすりつぶして食べていたそうです。

マヤ、アステカ文明の時代、カカオ豆はステイタスシンボルだったようです。

カカオ豆は、通貨としても使われていたし、「知恵とパワー」を与えられるとしてチョコレートドリンクを飲んでいました。


ヨーロッパにもたらされたカカオは、スペインからイタリアへと伝わり、17世紀にはロンドンにチョコレートハウスができました。

上流階級の社交場だったそうです。

 

 

その後、チョコレートは飲みものから固形のお菓子になり、19世紀、スイスのロドリフ・リンツがコンティングマシン(滑らかに練り上げる機械)を作ることにより、さまざまな形に加工できるようになりました。

 

ジェレミ・シェアは、30年以上前にダイナミススクールを創立して以来、プルービングをずっと続けていますが、2番目にこのレメディをプルービングしたそうです。

 

すばらしい体験だったようです。

マジックプルーバーといえるような感受性の豊かな人がいて、驚くような彼女の体験から、このレメディの情報がもたらされました。

 

不思議なのは、このレメディを飲んで、彼女がハリネズミのような気持ちになってしまったということ。

 

 

小さく丸まりたくなったり、赤い木苺、生きた昆虫をそのまま食べたくなったり、とにかく、食べることだけ、あらゆることがシンプルになったそうです。

 

でも、なぜ、ハリネズミ?

 

ジェレミーは、戸惑ったそうです。

 

でも、ハリネズミの特徴を考えると、このレメディが理解できたそうです。

 

ハリネズミって、天敵がいない動物。

敵がきたら、針を逆立てたら、みんな逃げていく。

だから、母親は、子供が敵に食べられてしまうということにおびえなくてもよいのです。

とても早く、親ばなれをする生き物。

授乳期が終わり、子離れをしようと思ったとき、母親は針を立てます。

一瞬で、子供は、母親の元から去っていくでしょう。

でも、本当は、もっと、甘えていたかった。

愛情がもっと欲しい。

早すぎる自立を求められたことから起きる病気。

 

これが、チョコレートのレメディのテーマです。

 

 

 

また、病理が逆に振れて、いつまでも自立できない病のレメディでもあります。

チョコレートは、20世紀、21世紀の食べ物。

それ以前の時代と比べると、田舎はともかく、街は危険で一杯です。

交通事故、誘拐。

子供が外に出て、自由に遊べる環境ではなくなりました。

送り迎えをしたり、親は、安全に目を光らせる必要があり、子供は、なかなか自立することが出来ません。

母親が、過干渉の場合もそうです。

 

 

チョコレートは、新しいレメディなので、古典的なマテリアメディカには出てきません。

 

“Synoptic Reference”

 

 

CHK専門コース用対訳マテリアメディカには、この本の抜粋を載せています。

 

Affinity(病気の起きやすい部位)は、生殖系。中枢神経。ホルモン。

 

精神症状には、「家族」、「夫」、「子供」という言葉が多く出てきます。

症状ですから、家族を嫌ったり、いらだったり、逃げたかったり。

「愛情」「恋」「性」という言葉も目立ちます。

 

 

チョコレートは、口の中でやわらかく、とろけます。

まるでお乳を飲むときのような味わい。

プルービングでは、お乳が張った人が多かったそうです。

 

 

チョコレートにはマグネシウムが多く含まれますが、ホメオパシーでは、マグネシウムは、「孤児」のレメディで、愛に飢えた人です。

チョコレートの人も同じような側面を持ちます。

 

 

症状は、「不妊」「妊娠」「生殖」と続きます。

とても女性的なレメディ。

 

「ロマンティック」「不倫」「冗談」「活発と倦怠」~成熟した、都会的なエネルギーです。

 

身体症状は、「心臓」「胸」「顔」「頭」~血液がたくさん集まるところ。

 

ジェレミーは、また、Carc.(癌のノゾ)とも共通のテーマがあるといっています。

どちらも、現代的、都会的な病気です。

Carc.の人も、厳しすぎる環境で育った人だったり、干渉しすぎる親、面倒見すぎの親に育てられていたりすることがあります。

動物的なものをなくした、あまりにも人間過ぎる人たち。

彼らは、動物が好きで、ロマンティックを求めます。

チョコレートは、人間にとっては、限りなく優しい癒しの食べ物ですが、動物にとっては、「毒」だしうです。

このことも、チョコレートのレメディを表現しているのではないでしょうか?

 

コロンブスが、アメリカ大陸から持ち帰ったカカオがヨーロッパで広がり、今では極東に住む私達にとっても無くてはならないお菓子となりました。

 

「日本のチョコレートは、とても美味しい。」とジェレミーが言っていました。

 

日本にもこのレメディを必要とする人はたくさんいそうです。

 

 

 


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先週は、中級コースで、Syph.(梅毒のノゾ)を学びましたが、今週の初級コースでも、Carc.(癌のNosodeノゾ)を学びました。

 

初級コースの皆さんは、まだ、鉱物・植物・動物を原料としたレメディしか勉強していませんでした。

ホメオパシーでは、これらを三界といい、ほとんどのレメディは、これらを原料とします。

 

きちんとした結晶をもつ存在としての鉱物。

大地に根を張り、環境の影響を敏感に受けつつ順応して生息する植物。

餌を求めさまよい、異性を得るためにアピールし、なんとか生存を保とうとする動物。

これらの特質は、レメディに、そのまま反映しています。

 

ノゾは、病に冒された病巣部を原料とするレメディです。

ノゾは、三界を原料とするものとは様子がずいぶん違います。

命を持つ存在ですから、植物、動物レメディに近いといえます。

蔓延りたい、広がりたい、命をつなぎたい、という切ない願いを持つ存在です。

しかし、身体の免疫力は、病巣部が蔓延ることをおいそれとは許してくれません。

また、免疫力が弱り、病巣部が蔓延ることができても、蔓延りすぎて、身体本体が死んでしまったら、病巣部も生きていくことは出来ません。

 

サンカランは、「ノゾの共通のテーマ」として、“DESPERATION”としています。

DESPERATION:自暴自棄、捨てばち、やけ、死に物狂い。

ノゾのレメディの生き辛さがよく表現された言葉だと思います。

 

今回も、授業では「癌」について調べてきていただいたことを発表することから始めました。

 

 

私達の身体は、約60兆個の細胞から出来ているといわれています。

これらの細胞は、正常な状態では細胞数を一定に保つため、分裂・増殖しすぎないような制御機能が働いています。

しかし、細胞の遺伝子に異常が起きてしまうと正常なコントロールを受け付けなくなります。

がん細胞の異常増殖は、無制限に身体から栄養分を取るため、全身が衰弱していきます。

また、増殖したがん細胞は、内臓を圧迫し、機能を妨げます。全身の転移は、多臓器不全を起こし人を死に至らしめます。

癌が発症し、病が進み、転移していくときの特徴は、「制御機能」「コントロール」の喪失。

Carc.を必要とする人の生き様と重なるものがあります。

 

 

Carc.を必要とする人は・・・。

自己「コントロール」が強すぎる人です。

自分を押さえつける人。

ですから、完ぺき主義で責任感が強く、求められたことに対して120%のことをしようとします。

どこまでがんばっても、「OK」が出せませんので、ワーカホリックになる場合が多いでしょう。

子供では、しかられることを嫌がります。

大人も、自分の意見に反対されたりすることに必要以上に傷ついたりします。

同情心、感受性が強くきわめて傷つきやすい人でもあります。

多感で、ロマンティック。

動物、音楽、ダンス、旅行が大好きです。

自然現象にも敏感で嵐や雷雨に興奮したりします。

 

自分を追い詰めてしまうので、癒されたい人でもあります。

「心地よさ」を渇望しますが、それを手に入れるために奮闘努力するので、ますます疲れてしまうかもしれません。

がむしゃらにがんばって働くので、リゾートでの休息は必須。

まるで、現代人の典型のようです。

 

癌は現代人が侵されやすい病気ですが、Carc.のエネルギーはまさに現代の世相を反映しています。

新幹線はJRの「顔」のような存在ですが、あのスピード、あのダイヤの過密さは、超人的だといえます。

神業のような運営を、何十年も、ミスなくこなしています。

原子力発電所の「中央制御室」というのも、

恐ろしい危険物質と、とてつもないエネルギーをコントロールするところ。

完璧なコントロールが出来ていて、なんとか平穏が保てるというものです。

 

サンカランは、Carc.の人を

「成し遂げることが不可能に思えることをやり遂げることに自分の存在がゆだねられている。」

と表現しています。

 

このレメディを必要とする人にはよく出会います。

大人だけでなく、子供にも多いです。

決して癌を発症しているといった人ではなく、今のところ健康的に生活している人に多いのです。

 

このレメディは、子供も大人も眠れない人が多いです。

また、寝姿にも特徴があります。

SLEEP; POSITION; knees; on; elbows, and; children, in, during sleep

(睡眠;姿勢:ひざとひじをくっつけて眠る子供)

この姿は、ヨガの中でも、大切なチャイルドポーズらしいです。

とてもリラックスできる姿だと最近知りました。

緊張感を感じているからなのかな?

とも思いました。

 

 


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11月中級コースの授業では、「マヤズム」についての学習時間を取りました。

「マヤズム」は、創始者ハーネマンが人を根本的に健康にしていくための手立てとして長年かけて作り上げた概念です。

「マヤズム」について学ぶとき、一番ネックとなるのは、ハーネマンが著した「オルガノン」に出てくる「マヤズム」と現代のホメオパスたちが提唱している~とくにサンカランの「マヤズム」が、ずいぶん違うことをいっているように感じることだと思います。

 

ハーネマンが「オルガノン」の中で述べている「マヤズム」は、慢性病の真の原因である。

完璧と言えるほどに健康的な生活をしても、なぜか年齢と共に、すべての人は多かれ少なかれ病んでいく。

自分ではどうすることも出来ない。

人類を苦しめる「業」のようなもの。

バイタルフィースに染み付いた汚れのようなものだとされています。

 

しかし、サンカランの提唱する10個の「マヤズム」は、分類法としてとらえられています。

 

ホメオパシーを学び始めたときは、私は、まずこのことに混乱しました。

 

私達の姿勢としては、「オルガノン」を精読し、オルガノンの提唱する「マヤズム」についての理解を深め、サンカランの提唱する、分類としての「マヤズム」も学び、レメディの理解をより深めたいといったところです。

 

CHKでは、まず、このことについて生徒さんたちには理解していただき、分類法として5つに分けたマヤズムについて学ぶことにしています。

 

Syph.は、マヤズムについての授業の後でのレメディ学習でしたので、とても分かりやすかったと思います。

 

Syph.は、梅毒のノゾ(病巣部から作ったレメディ)で、梅毒マヤズムのレメディの中でも中心的な存在です。

梅毒マヤズムのテーマは、破壊と絶望。

5つのマヤズムの中で、最も重くて深い病的エネルギーを持ちます。

梅毒レメディとされているのは、Aur.(金) Lach.(ブッシュマスター/蛇) Plat(プラチナ) Merc.(水銀)などが有名です。

Syph.を学ぶとき、まず必要なことは、「梅毒」という病気について知ることだと思います。

授業の一週間前に、下調べをしておくことをお願いしました。

 

この病気は、コロンブスの新大陸発見から始まりました。

元は、アメリカインディアンの風土病だったものを、ヨーロッパに持ち帰ったことが始まりです。

1492年、コロンブスたちは英雄として帰還しますが、その翌年から、おかしな病気が始まり、どんどん感染していきました。

1512年の大阪で、この病気の発症の記録が残されています。

たった20年で、この性感染症はユーラシア大陸を横断し、日本までやってきたのです。

 

 

ある海外のホメオパスが、言った事を思い出します。

「病気として人の身体に起きることは、人間が社会や環境に対してしていることを反映する。」

アメリカ大陸発見は、ヨーロッパの人には、豊かな富をもたらす、夢と希望でした。

しかし、アメリカインディアンにとって梅毒の感染のようなものだったといえるのではないでしょうか。

すざまじい勢いで、白人たちに豊かな環境を奪われ、迫害されていったアメリカインディアンたち。

梅毒は、徐々に人の身体を徹底的に破壊しつくす恐ろしい病気です。

アメリカインディアンの悲劇とこの病気の悲惨さに、私は似たものを感じます。

 

梅毒は、トレポネーマという細菌によって発病する性感染症です。

母親が感染している場合は、胎児に感染し先天性の梅毒となります。

 

症状は、感染後、

 

第一期 (3週間)感染した部分(口、性器)に、硬性下疳、潰瘍。

 

 

第二期 (1か月~3か月)バラ疹。

 

 

第三期 (1年以降)内臓・筋肉・骨に、結節やゴム腫。

 

 

第四期 (10年以上)麻痺、痴呆、精神錯乱。

 

病気は、徐々に、身体の奥深くにまで広がり、破壊していきます。

江戸時代、日本でも蔓延しましたが、鼻が溶けて落ちてしまう人がたくさんいたそうです。

 

この病の特徴がまさにこのレメディの中心的なエネルギーです。

 

このレメディの人は、絶望感のため、無気力・無関心になり、記憶力も集中力もなくなっていきます。

一方で、強迫観念を持ち、むやみに手を洗うなどといった行動をとったりします。

ドラッグ、アルコール、自殺、自傷行為など破壊的な人でもあります。

 

精神症状の中に、Delusion.(妄想)といった項目があります。

その人が、そうだと思い込んでいる世界。

現実はそうでもないのに、その人は、そうだと思い込んで、そこで生きている。

まさに、その人が住む病の世界です。

 

Syph.の人が住んでいる病の世界とは。

MIND; DELUSIONS, imaginations; dirt, dirty; he is     自分は汚れている。

MIND; DELUSIONS, imaginations; disease; incurable, has     病は治らない。

MIND; DELUSIONS, imaginations; insane; become, that she will  狂ってしまうだろう。

MIND; DELUSIONS, imaginations; paralyzed; will be    麻痺するだろう。

MIND; DELUSIONS, imaginations; washing, of     洗う。

 

なんと、苦しく、希望もなく、救いのない世界でしょう。

 

身体的な症状も様々ありますが、それらに共通するのが夜の悪化です。

 

夜悪化することでは、Ars.(砒素)  Merc.(水銀)が有名です。

どちらも毒性の強い原物質から作られるレメディです。

特にMerc.は、梅毒の治療に使われた水銀を原料とするレメディですから、Syph.との共通点がたくさんあります。

 

体質レメディとしても使いますが、Bar-c.(炭酸バリウム)やBufo(ヒキガエル)など、梅毒マヤズムのレメディを使っている人たちのインターカレントとして使われるレメディでもあります。

 

 


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Aeth.は、ヨーロッパからシベリアにかけて原産のせり科の1年草植物を原料とするレメディです。

ドッグパセリ、フールズパセリ、などと呼ばれてきました。

 

 

CHKでは、上級コースで学ぶレメディです。

最近、事前学習として、最近は原物質につて調べてもらうことにしています。

 

発表していただいたことは、

・ヨーロッパの中世、コレラの治療に使っていた。

・神経毒を持っている。

・中毒を起こすと吐き気を催す。

・ハーブ療法として鎮静作用に使われていた。

・人間には毒があるが、ヤギ・羊・馬・牛には大丈夫。

 

などでした。

 

その後、Aethusa cynapium で検索した画像をプロジェクターに映しました。

 

 

今までに学んできた、Cic.(毒セリ) Con.(毒人参)の画像も映しましたが、どれもそっくり。

白いレースのような可憐な花を咲かせます。

姿はそっくりですが、その症状は似たところもあり、ずいぶん違っているところもあります。

まるで、顔は似ているけれど、性格や体質はずいぶん違う三姉妹のようなので、私は、これら3つのレメディをせり科3姉妹

(参照: https://ameblo.jp/sunny-garden/entry-12375665031.html )と呼んでいます。

せり科を必要とする人には、女性が多いわけでもないし、婦人科系との関係が深いわけでもないのですが、私には、花の姿から3姉妹というイメージが湧くのです。

 

 

ちなみに、ナス科も代表的な3つのレメディがあり(Bell. Stram. Hyos.)ます。

激しく、暴力性があり、痙攣症状をもつこれらは、ナス科3兄弟と呼んでいます。

 

 

ホメオパシーの中興の祖と言われている約100年前にアメリカで活動したジェームズ・タイラー・ケントは、

このレメディを「夏の乳幼児のコレラ」に使ったそうです。

飲んだお乳が、かたまりになって、口からあふれ出るような激しい嘔吐。

大量の緑の便。

激しく暴力的な(Violen)症状の後、子供は衰弱して眠り続けます。

 

このレメディのきわだった特徴を表現する症状そのものです。

「夏の熱さ」「ミルク不耐性」「激しさ」「嘔吐」「下痢」「衰弱」「嗜眠」

まるで何かが、「あふれ出る」というエネルギーです。

 

「ミルク不耐性」という点では、Sil.に似ています。

Sil.の原料は二酸化ケイ素。自然界には、透明な水晶として存在します。

この人も、その透明感を維持するために、「排他的」ですが、あふれでるような激しさはありません。

 

ミルクのようなもっとも基本的な食べ物を「拒絶」する。

受け入れられない人。

 

Aeth.の人の、受け入れられなさは、人間関係や知識などにも及びます。

 

人とうまく付き合っていくことができません。引きこもり。人間嫌いのレメディです。

しかし、激しい感情は持っていて、それは動物に向かいます。

 

授業では、このレメディで元気になっていかれた印象的な人たちのご紹介をしました。

ある女性は、猫を飼っていて、避妊手術をすることを受け入れられず、たくさん子供を産ませてしまい家族ともめていました。

ある日、彼女は縁側で猫と遊んでいたのですが、その話し声を聞いた家族は、彼氏と携帯でしゃべっているのだと思っていたそうです。

人間とはうまくやっていけないけれど、動物とは、心をかよわせることが出来る人です。

彼女の考えでは、人間は自然を破壊していく悪い存在。

動物は人間に支配される被害者という構造になってました。

感情はうまく表現できず、いつもは大人しい人なのに、突然、大きなものを投げるような行動に出てしまったりします。

でも、だんだん元気になると、避妊手術へのこだわりは緩み、社会にもうまく適応できるようになってこられました。

 

Aeth.の人は、知識などを消化吸収する力も弱く、勉強が苦手です。

試験などのようにプレッシャーがかかったときなどは非常に恐れます。

 

MIND; FEAR; examination, before  (試験前の恐怖)

この症状は、Gels.(ジェルセミウム/イエロージャスミン)が有名です。

試験前に、恐怖心で心身ともに萎えてしまうような人。

Gels.は、麻痺のレメディでもあります。

 

Aeth.を勉強して、「多頭崩壊」という現象について教えてくれた人がいました。

猫の避妊手術に反対で、家じゅう猫だらけになってしまうような人のことをいうそうです。

家の環境は不潔極まりなく、ご近所さんにも迷惑をかけてしまうようになっても、頑固に引きこもっているような人。

 

 

Aeth.は、ジェームズ・タイラー・ケント博士、小児コレラに使っていたレメディです。

古典的なマテリアメディカには、身体症状が中心に記載されています。

かつては、もっぱら身体症状として使ってきましたが、現代では、精神症状からも使えるようになってきました。

 

Frans Vermeulen著のマテリアメディカ ”Focus”ではAeth..の核心を以下のようにまとめています。

 

1.ミルクに耐えられない。

 

2.試験に怯える;精神を定め取り入れることが困難。

 

3.衰弱と眠気を伴う病気。

 

4.白い鼻の線;口のまわりが青白い。

 

5.社会から引きこもる;動物に対する強い愛情と哀れみ。

 

 

 

 


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Berb.は、メギ科メギ属 低木落葉樹  セイヨウメギを原料とします。

成長が早いことから、庭木として愛用されています。

和名は「目木」。

 

 

葉や樹皮の煮汁を洗眼に用いたためといわれています。

この植物は、古代ギリシャ、アラブ、アメリカ先住民が薬草として使っていました。

また、西洋のハーブ療法、アールルベーダー、漢方治療にも使われていたようです。

古くから薬効を持つものとして世界中で使われてきた植物です。

 

この植物は、棘(とげ)を持ちますが、これでイエスが処刑されるときの茨の冠を作ったといわれています。

また、この植物の実の赤さは、イエスの肝臓の肝臓から流れた血だとも。

 

小麦を主食とするヨーロッパでは、この植物に小麦の「黒錆び病」の原因となる虫がつくことから植えることを禁止されたようです。

 

赤い実は、かなり酸っぱいのですが、昔はジャムや漬物にして食べていました。

実以外はすべて毒性を持ちます。

 

 

レメディには、「根」の部分の樹皮を使います。

 

このレメディは、泌尿器、消化器系の「痛み」の症状が特徴です。

レパートリー(レメディ検索辞書)では、腎臓と膀胱、腹部、背部の「痛み」のルブリックスに高い得点でよく出てきます。

 

授業では、プロフェッショナルコースの方達でしたので、レパートリーを引いて探したり、コンピューターソフトでの検索の仕方をお伝えしたりしました。

 

KIDNEYS; PAIN; stitching, stinging, sticking; radiating 

(腎臓;痛み、縫うような、刺すような、突くような;放射するような)

 

KIDNEYS; PAIN; stitching, stinging, sticking; extending to; bladder  

(腎臓;痛み、縫うような、刺すような、突くような;膀胱に広がる)

 

ABDOMEN; PAIN; General; liver; colic, gallstones 

(腹部;痛み;肝臓、疝痛、胆石)

 

ABDOMEN; PAIN; General; liver; extending to; every direction 

(腹部;痛み;肝臓;あらゆる方向へ広がっていく)

 

BACK; PAIN; General; lumbar region, lumbago; extending to; abdomen; around 

(腹部;痛み;肝臓部分、腰痛;広がる;腹部まわりに )

 

「痛み」の質としては、Stiching(縫うような)Stinging(刺すような)Aching(うずくような)Burning(焼けるような)Shooting(射るような)Cutting(切るような)など、様々なものが出てきますが、このレメディらしいのは、Radiating(放射状に広がる)というものです。

Extend to~ というのも、特徴的。

痛みが、一か所からいろいろな他の部位に広がるというのがこのレメディの「痛み」の特徴です。

 

人が痛みに苦しむとき、その心象風景って?

このレメディの精神症状の特徴は、不活発、無気力、思考能力の低下です。

 

このレメディだけが持つ妄想の症状です。

mind; DELUSIONS, imaginations; images, phantoms, sees; evening; twilight, at 

(妄想;夕方、たそがれどきに、幽霊が見える)

mind; DELUSIONS, imaginations; dirt, dirty; he is, she is; sexuality, about his 

(妄想;汚れている;性的に)

mind; DELUSIONS, imaginations; enlarged; objects are; twilight . 

(妄想;たそがれ時、ものが引き伸ばされる)

mind; DELUSIONS, imaginations; prostitute; mother is a 

(妄想;母が売春婦である)

 

たそがれ時に、物が実際より大きく見えたり、歪んで怪物のように見えたり、幽霊がみえたり、

自分が性的に汚れていたり、母親が売春婦であったりという妄想。

 

「痛み」は、人をどのように変えていくのでしょうか?

気力が萎えて、やる気を失い、無関心になっていくでしょう。

痛みに苦しみながら、心をよぎるものって?

なにか、罪の意識のようなものかもしれません。

この植物の棘のある枝がキリストの受難のときの冠に使われたといわれています。

 

レメディの原料となるものには、古くから薬草として使われてきたものがよくあります。

この植物も、ヨーロッパ、アメリカ大陸、中国、インド、アラブなど、世界中で古代から使われてきた薬草です。

「痛み」のレメディ。

「痛み」とは?

考えてみるきっかけをくれるような、面白いレメディだと思います。

 

 

 


テーマ:

 

10月初旬の3連休。

私は、第2回目のダイナミススクールに参加しました。

 

途中、ゆったりとした休憩をはさみながらも、4日間連続で6時間の授業を受けました。

不思議なほど、私は、疲れを感じませんでした。

環境も大きかったと思います。

会場の国際交流会館は、東山の麓。

休憩時間に、外に出て、山から吹いてくる風を顔に浴びただけで、すっきりとリフレッシュすることができました。

北隣が無鄰菴、東に向かって少し歩くと南禅寺という立地です。

 

そして、セミナー後は、ずっと、心地よい興奮が続いています。

 

ジェレミーはすごいな。

私の睡眠時間は、短くなり、それでも身体は軽く頭はすっきりしています。

9月の森井先生のセミナーの影響もあると思います。

お二人の巨人から、エネルギーを頂いた感じ。

充電してもらったような気分です。

 

 

オルガノンについて。

ホメオパシーの哲学について。

レメディについて。

ケースの分析。

4日目の最終日は、公開セッション。

 

素晴らしかったです。

 

世界中に偉大なホメオパスはたくさんいますが、私は、ジェレミーの説くホメオパシーを第一に学び深めたいと思いました。

 

オルガノンは、§1を学びました。

 

医師の最高で唯一の使命は病人を健康にする事であり、これが本来「治療」と呼ばれるものである。

 

 

 

ジェレミーは、言いました。

 

「最初は、議論などすることのない当然のことだと思う。でも、実は、この短い文章の中にすべてが隠されている。」

 

私も、オルガノンを読み始めた時は、当たり前のことを言っているのだと思いました。

 

ジェレミーがホメオパシーを学び始めた時は、オルガノンや哲学について一切教えられなかったそうです。

でも、自分が教え始めるときには、第一章を教えると決めたのだとか。

最初は、10分間。

何年か後には§1について3週間講義を続けることができるようになったそうです。

 

 

 

ジェレミーは言います。

「ハーネマンにとって、これが一番重要だった。」

 

それは、使命とは、何かを示しているからです。

 

 

ジェレミーは言います。

「なにかをするとき、ミッションを明確にすることが、一番大切。

ミッションが、われわれを導きます。

ミッションを忘れたら、道に迷ってしまう。

進むべき、道をしめす、道しるべ。

ほとんどの人は、ミッションがあることさえ知りません。

知っていても、忘れている。

知っていても達成できない。

自覚し成し遂げた人は少ない。

ハーネマンは、それをいうことが出来た人。

ハーネマンは、自分の使命を果たせた人でした。

ミッションは、外から与えられるもの。

オルガノンのバージョンによっては、ミッションをMissionではなく、Callingと訳しているものもあります。

Calling.

だれかからの呼びかけ。

その声を聞くことができ、従えば、健康でいられるのです。

 

患者さんは問題を抱えてきます。

喘息、肝臓、悪夢、真菌、

それらは全て一つの根っこにたどり着きます。

その根はいつどこで彼らの使命を忘れたのか、ということになります。

 

彼らが今の人生で行うことをいつやめてしまったのか?

その部分とつながっていないと人は病を発症します。

 

ホメオパスの役割は、患者さんたちがどのように使命と断ち切られているかを見極めることです。

最も高いレベルにどのように結びつけることができるのか?

人々の最も高次のレベルと再び結びつくことができればあらゆるレベルで健康になります。

周囲も。」

 

この話を聞いて、私は夫の歩んだ道を思いました。

 

もと軍人の厳しい父に育てられた夫。

田舎から出てきて京大経済学部に学んだ昭和30年生まれの男性です。

ミッションをもった社会人として生きていくつもりだったのだと思います。

大企業のサラリーマンとして、順調な人生を歩いているかに見えた39歳。

突然死するような病気を発症します。

 

なぜ、こんなことが起きたのだろうか?

何年もの間、私の頭の中に、心の中に、暗い渦がありました。

 

現代医学の素晴らしい恩恵を受けて、一命を取り留めました。

あとは、社会復帰。

会社に行きながら考えられる限りの健康法、民間療法の遍歴をしましたが、左半身の麻痺を残し、抗痙攣剤を飲みながらも、薬の副作用と周期的なけいれん発作に悩む、脱落者となってしまいました。

 

ホメオパシーに出会ったのは、発症の5年後。

退職して間もなくのころ。

会社復帰をあきらめた直後でした。

健康回復のため、さまざま探し回って、あきらめた後。

それは、外からやってきました。

会社生活から離れた静けさの中で、聞いたcallingだったと思います。

 

ホメオパシーに出会い、ホメオパシーを学び、実践し、使命感を感じつつ生きれるようになったと思います。

麻痺は残るものの、生き生きと健康的に暮らせるようになってきました。

 

 

 

もう一つ、§1.で大切なことは、健康にするということ。

 

1993年にダイナミススクールに学んだ生徒さんが、オルガノンの章立てを理論的にしてみたいと訳した本があります。

 

 

この本は、§1~291まで、途切れることなく続く形式になっているオルガノンの読みにくさを助けてくれます。

全体が、12段落に分かれていて、それぞれにタイトルがつけられているので、とても読みやすくなっています。

そのいきさつが、今回のジェレミーの話でわかり、驚きました。

 

この本では、§1は、

 

The physicians highest and only calling is to make the sick healthy, to cure,as it is called.

(医師の最高で唯一の使命は病人を健康にする事であり、これが本来「治療」と呼ばれるものである。)

 

となっています。

こちらの方が学問的には正しいそうですが、ジェレミーは、William Boerickeの訳の方が詩的ですきだそうです。

 

William Boerickeの訳では、

 

 

The physicians high and only mission is to restore the sick to health , to cure, as it is termed.

(医師の最高で唯一の使命は病人を健康にする事であり、これが本来「治療」と呼ばれるものである。)

 

Restore : 復元する。再建する。取り戻す。前の状態に戻す。

 

 

ジェレミーは言います。

「健康というのは、人は内側に本来持っているものであり、健康になるというのは、その状態と再びつながるということを意味しています。」

 

人が本来持っているものって?

どのようにしてつながるの?

つながるとは、どこに行くの?

 

果てしない広がりと深みのあるジェレミーのホメオパシーの世界が展開されました。

私が、ジェレミーのホメオパシーに魅かれるのは、とても東洋的なものを感じるからだと思います。

私の中心にある、遠い遠い過去から受け継いできた「何か」に届き、響くのです。

 

人は、「今、ここ。」から、すぐに外れてしまう。

「今、ここ。」ではない、「いつかの、どこか。」にいき、とらわれ、自由を失ってしまう。

過ぎ去った過去や。

まだ来ていない未来。

そして、自分が立っている「ここ」ではなく、「どこか」。

「今、ここ。」がお留守になると、そこには、さまざまな症状が居座るようになります。

不安。怒り。悲しみ。

痛みなどの様々な苦痛。

機能的な乱れ。

 

ホメオパシーには、数千種類の「いつかの、どこか。」がレメディとして用意されています。

それをうまく使うことができれば、人は、苦しみから解放され、その人の「今、ここ。」に戻ることができます。

 

「今、ここ。」に戻る道は、いろいろあります。

瞑想、体操法、ヨガ、鍼灸・・・・。

私は、なぜか、ホメオパシーとのご縁がありました。

 

ジェレミーは、ホメオパシーを学ぶ人に、「道徳経」を読むことをすすめています。

 

私は、第8段が好きです。

 

上善は水のごとし。

水善く万物を利して争わず。

衆人の悪む所に居る。

故に道に近し。

 

居には地を善しとし、心は淵なるを善しとし、与うるには仁なるを善しとし、言は信なるを善しとし、政は治まるを善しとし、事には能なるを善しとし、動くには時なるを善しとす。

 

夫れ唯争わず、故にとが無し。

 

 

 

私たちは、水の星、地球に住んでいます。

私たちの身体も、ほとんどが水。

循環が何より大切です。

ホメオパシーのレメディも水で希釈していきます。

 

だから、水のあり方に、人としての最高の生き方が反映されているのでしょうか。

さまざま、いろんなことを考えるきっかけを頂いた学びでもありました。

 

 

 

 

 

 


テーマ:

 

CHK国際セミナー、10年目にして初めて、日本人の講師をお迎えしました。

森井啓二先生です。

 

 

先生のパワーと参加者の皆さんの熱気に包まれた二日間を過ごしました。

無事終えて、今、ほっとした気分です。

 

私は、書籍を通して感じていた先生のすばらしさを、今回のセミナーや、お食事をご一緒させていただくことで、確かめることが出来ました。

 

たとえるなら、長く写真で眺め、本で読み、映像で親しんできた憧れの地に実際に足を運んだというような感じです。

 

実際にお会いすること。

空気感のようなものが、とても大切なのだと思いました。

 

 

先生のマテリアメディカは、とても分かりやすいのですが、1つ1つのレメディのページがどのようにして生まれたのか?

 

ご本人からお聞きしたとき、あらためて、そのページの重みを感じました。

 

たとえば、Sulph.(サルファ/硫黄)。

コンプリート・レパートリーには1万数千個のルブリックスが並びます。

それをまずは暗記。

原物質である、硫黄についての理解のために読んだ膨大な資料。

数十冊のマテリアメディカ。

英語、フランス語、中国語の何万ページもの資料を読みこんだエッセンスが「臨床家のためのマテリアメディカ」の34ページに凝縮されているそうです。

 

 

 

Acon.(アコナイト/とりかぶと)は、漢方薬の重要な原料の一つです。

中国では、漢方治療として108種類を使い分けているそうですが、そういった資料も中国語で読んで確かめられたそうです。

 

大学受験のとき、共通一次試験で全国トップの成績だったそうですが。

知的能力が、まず、ずば抜けた方です。

読む力は、超人的で、そのページを写真を写すように瞬間的に受け取るそうです。

 

オルガノンは、自分の目でみ、頭で考える。

とにかく徹底的に読み込むこと。

そんな、アドバイスを頂きました。

 

 

 

今回のセミナーの内容は、「ホメオパシー ノート」にかかれていることが中心でした。

でも、セミナーのあと、読み返したら、とても新鮮に感じました。

まったく違って見えたのが不思議でした。

 

 

 

ハーネマンが作り上げたホメオパシーは、彼と同じ時代、同じ国に生きたカントの影響を受けているけれど、カントは、古代インド哲学を学んでいたというお話も驚きでした。

カントを通じて、古代インド哲学を知ることが出来たので、ホメオパシーを産み落とせたのかもしれません。

 

 

 

先生は獣医なので、人間のホメオパシーの治療はされません。

患者さんは、大学病院からのご紹介のみ。

や難病ばかり。

動物は寿命が短いので、時間との戦いだそうです。

でも、抗がん剤さえ使っていなかったら助かる可能性は高いとおっしゃっていました。

癌より、アトピーの方が難しい!

私には、一番印象に残る一言でした。

今の日本には、薬で抑圧したことのないアトピー性皮膚炎の患者さんはいないからではないでしょうか。

 

 

一日目のセミナーのあと、夕食をご一緒させていただいて、摩訶不思議なお話をさまざまお聞きできました。

時空を超えた、ぶっ飛んだお話が続きました。

それが、先生のふつうの日常のようです。

先生が、普通の人ではないことは、素直に受け入れられ、お目にかかれた幸せに胸が一杯になりました。

セミナーのあと、京都の神社仏閣の見所のご紹介の動画や記事がFBで、どんどんあげられています。

京都の有名どころは、ほぼ網羅されています。

でも、それに費やされた時間は、二日目のセミナーの日の8時半の朝食時間まえの2時間半ほどです。

「超人」なんですね。

初日のセミナーは、午後1時スタート。

昼食前に京都に到着されましたが、東京で、朝の手術を終えてこられたそうです。

セミナーのあと、夕食をすませて、京都駅に向かわれましたが、夜にはまた、手術の予定が入っているということでした。

 

 

 

お食事をご一緒したとき、CHKの生徒さんから教えていただいた、「バイブレイショナル メディスン」 リチャード・バーガー著 上野圭一監訳 という本を読んで感動したことを先生に話しました。

 

 

その本の著者は、現代医学への批判として、目に見える世界だけを相手にする「ニュートン的世界観」で人の身体をとらえている、と述べています。

ニュートンの法則は、科学技術を飛躍的に発展させ、数多くの発明が生まれ、私たちの生活は、大変便利で豊かになりました。

産業革命の時代を作ってくれた土台となった理論ですが、時代はさらに進み、科学技術の世界では、アインシュタイン的な考え方へとパラダイムシフトが起きました。

 

しかし、現代でも、医師達は人体を精巧な機械のように考える「ニュートン的世界観」の中で生きている。

時代が変化した今、そこから一歩踏み出た、「アインシュタイン的モデル」で「治癒現象」を考えてみようというのが、この本の主旨です。

東洋医学、フラワーエッセンス、ホメオパシー、宝石エリクシル、色彩療法。

「アインシュタイン的モデル」で見てみると、これら波動療法といわれるものの治癒のメカニズムについての効果に説明がつくということが書かれています

 

先生は、「バイブレイショナル メディシン」をまだ日本語に訳されていない時期に読まれたそうです。

 

身体も心も精神も感情も、すべてをエネルギーと考えその調和をはかる。

これは、先生の考え方の中心でもあります。

「ホメオパシーノート」にもわかりやすく書かれています。

量子力学や超紐理論によって、物質は、エネルギーであることがわかってきた。

でも、この考え方は、古代インドのサンキャ哲学でも、のべられていることだ。

といった内容です。

 

 

今回の国際セミナーは、日本人初の講師でしたが、今まで海外から来ていただいたどの先生より、レベルが高かったと思いました。

世界中のどのホメオパスとも違った次元に生きている方です。

「超人」という表現がピッタリかと思います。

日本人にこんなすばらしいホメオパシーの先生がいらしたことに感激です。

やはり、極東に位置する日本という国はすばらしいのだと思いました。

 

私は、まだ読んでいませんが、「君が代から神が世へ」という本は、ホメオパスを目指す人には必読の本だとおっしゃっていました。

 

 

これから読んでみるつもりです。

 

 


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Iod.は、ヨウ素を原料とするレメディです。

 

元素としてのヨウ素は、原子番号53。

ハロゲン族で塩素に次いで発見された元素です。

海藻灰から作られたソーダの中から発見されました。

Iodineという名は、その蒸気の色、「すみれ色」という意味のギリシャ語から付けられています。

 

 

単体では、二原分子で、黒紫色の金属光沢のある板状結晶です。

 

 

ヨウ素は、私たちの健康を維持するためになくてはならない必須元素の一つです。

 

 

新陳代謝、成功促進、甲状腺ホルモンの材料にもなっています。

 

甲状腺の機能は、機能が低下しても、過剰に働いても、私たちにとっては、不都合な症状を起こします。

機能が亢進した場合は、バセドー病。

機能が低下した場合、橋本病となります。

 

このレメディの身体症状は、甲状腺機能亢進の症状(バセドー病)に似ています。

 

 

Iod.(イオダム)にマッチする人は、食欲旺盛。

ガツガツ食べるのに、痩せてやつれていきます。

イライラと落ち着きがなく、疲れていてもじっとしていることができず、過剰に活動的です。

暑がりで、喉が渇き、動悸や息切れがして、汗も多く出ます。

 

“The Essential Synthesis” (レパートリー:レメディ検索辞書) では、

P716

EXTERNAL THROAT; GOITRE (外側の喉:甲状腺腫)

 

には、Nat-m.(岩塩)が一番の高得点で出ています。

その後に、Iod.は、Calc.(牡蠣の殻)やSpong.(海綿)とともに並んでいます。

どのレメディも、「海」と関係が深いことが面白いです。

 

 

EXTERNAL THROAT; GOITRE; exophthalmic  (外側の喉:甲状腺腫:眼球突出性眼筋麻痺)

では、Iod. Kali-i.(ヨウ化カリウム)  Nat-m.(岩塩)  Phos.(燐)などが並びます。

 

 

心臓にも症状を持ちます。

P1185

CHEST; CONSTRICTION, tension, tightness; Heart; grasping sensation

(胸;締め付け感、心臓;つかまれる感覚)

 

Cact(月下美人)  Iod.  Lil-t.(オニユリ) などが並びます。

 

Lil-t.も、食欲旺盛、イライラと落ち着きなく動き回る温血タイプでよく似ています。

こちらは、性欲と宗教性~ 鬼と百合とが一人の人間の中で葛藤するタイプ。

性欲を紛らわすために、忙しくします。

 

Iod.の人は、なぜ、忙しくしなければならないのでしょうか?

ここが、このレメディの精神症状の中心となるところです。

 

このレメディは中級コースで学びます。

鉱物レメディも、その毒性や人とのかかわり、歴史的なことがらなどからイメージを立ち上げていく初級コースから、周期律のテーマから見ていくような学び方へと移行していく時期です。

 

周期律については、Rajan Sankaran の分類が有名ですが、最初は、Jan Scholtenを学ぶことをおすすめします。

 

彼は、“Homeopathy and Minerals”という本で、ホメオパシーに周期律の考え方を導入した最初のホメオパスです。

それを受け、Rajan Sannkarannは、より発展させた“STRUCTURE”を書きました。

 

 

Iod.は、周期律表では、第5列の17段階にいる元素です。

 

Jan Scholten著  “Homeopathy and Minerals” では、

 

5列は、「銀シリーズ」といわれ、ホメオパシーのレメディでは、Pd(パラジウム)

Ag(銀) Sb(アンチモン)がよく知られています。

 

<銀シリーズのテーマ>

創造。 霊感。 アイデア。 文化。 比類ない。 称賛。 美意識。 芸術。 科学。

神秘主義。 ショー。 パフォーマンス。 女王。 野心。 傷つく。 屈辱。セクシャリティ。 中年。 町。 地方。 声。 聴覚。

 

<第17段階のテーマ>

消えた。 手放す。 しがみつく。 いい加減な要求が多い。 頂点。 非難される。

禁止される。 逃げさる。

 

これらの交点にいるのが、Iod.です。

Jan Sholtenは、Iod.のテーマは、ユダヤ人の歴史と似通っていると述べています。

ユダヤ人たちは、祖国を失った時から安全を保障されたことは一度もありません。

地球上で最も安全を保障されない民族です。

島国で安全を享受してきた私たち日本人とは対極の存在です。

それゆえに、生き残りの達人になりました。

長年にわたる迫害と差別の犠牲者だったことは、不正に対する敏感さを育て、多くの社会運動家を生み出しました。

また規制の「真理」に対して挑戦的な態度は、それまでの因習を打破した天才を多く生みました。

近代以降のユダヤ人は、世界の0.2パーセントにすぎないのに、ノーベル賞受賞者の20パーセントがユダヤ人だそうです。

 

迫害は、第17段階のテーマ。

新しい価値や考え方を創造するのは銀シリーズのテーマ。

まさに、ユダヤ人のテーマだと言えます。

 

私も、「成功」「大富豪」「天才」などといった興味から、ユダヤ人ものといわれる書籍を読んでいた時期がありました。

 

 

 

今回、中級コースでこのレメディを学んだのですが、生徒さんの中にすごい読書家の方がいて、

一押しの本をご紹介いただきました。

私も読んでみましたが、日本人との比較の中で書かれていること。

著者の経歴や豊かな知性によるものだと思うのですが、

とても冷静に書かれているのが素晴らしいと思いました。

おすすめの胃冊です。

 

 

 

 

 


テーマ:

 

 

Bufo.は、ヨーロッパに生息する最も普通のヒキガエルの毒を原料とするレメディです。

 

 

ヒキガエルは繁殖期と、オタマジャクシの間だけ水場ですごしますが、それ以外は、

草原、林、畑など人が住んでいるところにも広く生息しています。

 

寿命は30年くらいといわれています。

 

他の蛙と比べると、身体はどっしりとして大きいです。

足は短いのでジャンプ力はなく、のそのそと歩きます。

 

動きは鈍いのですが、皮膚と耳腺から毒液がでるので、敵から襲われることはありません。

この毒は、ブフォトキシンと呼ばれます。

皮膚につくと炎症を起こし、経口で入ると、幻覚や心臓発作を起こしたりします。

この毒は、漢方では「せんそ」という薬となって強心剤として使われています。

 

身体はメスの方が大きく、オスだけが、体に似合わないかわいい声で鳴きます。

ヒキガエルは、メス1匹に対しオス10匹。

春まだ寒いころ、冬眠をやぶって繁殖期は始まりますが、「ガマ合戦」といわれるすざまじい、競争となります。

 

 

ヒキガエルは目が悪いので、間違ってオスに抱きつくオスもいるようですが、

この時、かわいい声で鳴き、自分がオスであることを知らせるそうです。

 

 

マテリアメディカ“Focus”の精神症状の1行目は、

・基本的なタイプは、知的発達の遅れ。

 

Bufo.は、知的発達の遅れのある子供や、早期に痴呆が始まるケースに有用であるレメディです。

 

レパートリーでは、

MIND; IMBECILITY   (精神:痴愚、愚かさ、虚弱、無能)

GENERALITIES; OLD; age, premature (全身:早くふける)

MIND; STRANGER, strangers; presence of; agg. (見知らぬ人がいると悪化)

 

自信がないので、知らない人が苦手です。

自信がなく、発達の遅れを持つ子供や卒中後の老人にマッチするというBar-c.(炭酸バリウム)もこれらの症状を三つとも持ちます。

 

Bar-c.と違うのは、暴力性とセクシャリティ。

 

レパートリーでは、

MIND; ANGER, irascibility; tendency; understood, when not (理解されないときに怒る)

MIND; COMPANY; aversion to, agg.; solitude, fond of; masturbation, to practice

(精神:仲間を嫌う:孤独を求める:マスタベーションのために)

MIND; GESTURES, makes; grasping or reaching at something; genitals; children

(精神:しぐさ:性器をつかんだりさわったりする:子供)

 

 

 

Rajan Sankaranは、“The Soul of Remedelis”の中で、Bufo.をBar-c.とHyos.とを一つにしたような症状を持つと書いています。

 

Bar-c.のように、子供っぽく素朴で、愚かで精神的に未発達。

Hyos.のように、羞恥心がなく、セクシャリティが強く、おしゃべりで悪意的。

 

 

 

身体症状では、痙攣が特徴的です。

痙攣は、夜眠っているときに起きやすく、そのために舌をかんでしまうこともあります。

 

レパートリーでは、

GENERALITIES; CONVULSIONS; sleep; agg.; during 

(睡眠中に痙攣発作)

GENERALITIES; CONVULSIONS; epileptic; ailments; during epileptic attack; biting tongue

(痙攣発作中に舌をかむ)

 

授業では、あらかじめヒキガエルの生態について調べて来てもらっていました。

それらについての発表の後、早春の水辺でのメスをめぐっての熾烈な戦い(ガマ合戦)の動画をみてもらいました。

 

のっしのっしと、身体をゆするようにゆっくり歩く姿。

どこか、滑稽で、おかしみがあります。

けっして、スマートではなく、鈍い感じ。

脂ぎったおじさんのイメージだという意見も出ました。

 

そして、セクシャリティの強さ。

 

痙攣の症状。

 

これらが、このレメディのピクチャです。

 

日本でも4種類のヒキガエルが生息しています。

ですから、案外いるタイプのようです。

 

今回の授業でも、中学生の時に同じクラスにいた男子を思い出した人がいました。

 

 

 

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