メロメロパーク
2005-03-08

変わるもの・変わらないでいて欲しいもの

テーマ:日常
ぼくは2年ほど前まで、京都の町屋に住んでいた。





元々その家は、宮大工だった曽祖父が自分で建て、祖父母が暮らし、ぼくの父が育った家だった。



何故ぼくがその家に住むことになったかと言うと、4年ほど前に祖父が亡くなって、腰の悪い祖母一人でその家に住んでいるのも心配だから、祖母は両親と一緒に暮らすことになった。そうなると空き家になってしまうから、お前が住んどけと両親に言われた為だ。



そんなわけで、一人で町屋に住むことになってしまったが、最初は正直怖かった。



トイレは庭を抜けないと行けないし、古い家具や仏壇は重厚な雰囲気を作り出してるし、なんと言っても無駄に広い。

また、中庭は何故か竹が植えてあったりして、夜見ると正直不気味としか言いようが無かった。





最初はそういう風なマイナス面ばっかり気になっていたのだが、だんだんそういったことにも慣れ、1年が過ぎようとした頃には、この家が大好きになっていた。




まず風通しが良い。


夏でも窓を開けると、京都の灼熱の蒸し暑さの中でも涼やかな良い風が吹く。




次に一つ一つの木材が素晴しく、良い木材が長い年月を掛けて出すなんともいえない味は、何にも変えがたい魅力があった。

さすがに、良い木材が豊富にあった時代の建物だ。




あと、町屋に住んでいる事の良さとして、人情が厚いことも挙げられるだろう。

一人暮らしで色々解らないことや困ったことがあっても、ぼくの場合、いつもお向かいさんが力になってくれた。



京の町衆の心意気は健在である。





そんな風にとても気に入っていた、町屋ライフであったが、実家を祖母のためにバリアフリーの住居に引っ越す費用が足りないと言う理由で、あえなく売られてしまった。


ぼくは、祖母の体のことを考えるとしょうがないと思ってはいたのだが、正直勿体無いし、この町屋が壊されるのは、心底辛かった。










その後、久しぶりにその町屋の前を通ってみたら驚いた。




なんと、ほどんど外観は変わっていない。

ぼくの好きだった階段前の柱も残っていそうだった。





久しぶりに、当時のお向かいさんと話をして、中の様子を聞いてみたら、どうも原形を残したまま、上手くリフォームをしたようなのだ。


なんでも、ぼくの町屋は基礎設計は素晴しくしっかりしており、また使用している木材は今ではなかなか手に入らないような一級品の為、今でも使用は全然問題なく、それを上手く今風に利用し、快適かつ味のあるものに仕上がっているんだそうだ。





ぼくは正直嬉しかった。


本当に嬉しかった。




曽祖父の仕事の確かさを誇り、それを大事に引き継いでくれたことに対する感謝の気持ちでいっぱいだった。







今日、たまたま見ていたブログに京都でのリフォーム 町屋というのがあり、興味深く読んだ。




なんでも、

「昔は自然が家と共にあった。そこを全部つぶして建て直すのではなく、現代に合わせて知恵を出し住み易くリフォームするのは、京都という昔と今の融合をテーマとした土地柄では大事な仕事だなってよく思います。」



だそうだ。




ぼくの町屋もそういう思想で、リフォームされたのだろう。








家にはその住んでいた人の思いや歴史がある。



ぼくは、その思いや歴史を大切にする、そのような試みが、もっと広がればいいのにと、切に願ってやまない。
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コメント

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5 ■営みをください

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4 ■ソラシドたん

本当に京都は歴史と伝統は色濃く残っている町です。美味くそれを今と融合して、快適かつ味のある生活が出来たら最高ですよね。

3 ■よかった!

ホントによかったねぇ~
こっちからみると素敵な歴史がある京都ってとっても羨ましいんです!
それを大切にしていきたいですね!
素敵な出会いの輪も広がったみたいで・・・(^^)v

2 ■コメント有難うございます。

コメントに書いていただいた竹内商店さんの言う事は、凄く実感としてわかるんですよ。

ぼくも、リフォームしてあの家に住み続けたかったって言うのが先ず有るんです。
なんと言っても、あの町屋はぼくの家族の歴史そのものを見てきているんで。

この京都という土地に竹内商店さんのような考え方をしている業者さんがいるというだけで、正直ちょっと嬉しいです。

1 ■感動しました。

家づくりをする立場からすれば、スネヲさんのような考えをしてくれる人がいてくれるだけで感動です。

家族の幸せの中心は家にあるといいます。建てた人の思い出や家族の絆を深める家づくりをこれからももっと目指したいと思います。

ありがとうございます。

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